レポート

オランダ、ベルギー:列車内での盗難被害に関する注意喚起

公開日 : 2012年05月25日
最終更新 :

何回かこのサイトでも報告されていますが、相変わらず
日本人旅行者の被害が続出しているため、オランダ大使館
から次の注意喚起が出ています。列車は安全と何の根拠もな
しに宣伝している人もいますが、決して安全ではなく、注意
が必要です。私も、過去に何回かブリュッセル・ミディ駅で、不審
な若者を見たため、最近は、ミディ駅でなく、可能であれば北駅
で乗換えしています。また、ベルギーでは先日大きな列車事故
がありましたが、日本のような列車自動停止装置が、未整備また
は不十分な路線が大半ですので、ベルギーばかりでなく、年初
からオランダ、ポーランドで死者の出る事故が、今週はルクセン
ブルクでも小さな衝突事故があり数人が負傷しましたが、衝突
事故は毎月のように発生しています。ドイツでも数年前に正面
衝突事故がありました。原発と同じで安全の連呼で思考停止し
ないよう注意が常に必要です。
なお、車両内を早足で外にいる男性に合わせて通りすぎる若い男
性2人組は要注意です。決して、コインなどを落とされても親切心
で拾わないように。

アムステルダムにお住まいの方も年末年始に被害に遭われております。オランダからベルギー、フランスへの電車での旅行移動には十分ご注意下さい。未だに事件に遭われる方が絶えません。

これから観光シーズンとなりますのでさらにご注意下さい。

1.観光旅行シーズン中、それ以外の期間においても在オランダ及びベルギーの日本国大使館には、日本人旅行者及びオランダ在住の方から、オランダ・ベルギー間を列車で移動中及び駅構内で、貴重品の入ったバッグ等の盗難に遭ったとの被害届が多数提出されています。

2.被害は、ブリュッセル・ミディ駅又はアントワープ駅(いずれもベルギー)とロッテルダム駅、アムステルダム駅(いずれもオランダ)を結ぶ列車内で多発しており(パリからブリュッセル南駅を経由し、アムステルダムに向かうタリス車内においても発生しています。)、以下のようなケースが多く見られています。

(イ)仮眠、読書、及び会話中に盗まれる。

(ロ)停車時、ホームへ下りる準備をしている際、椅子、テーブル又は棚の上に置いていたバッグ等をちょっとした隙に盗られる。

(ハ)停車時,窓の外から窓を叩いて,所持者の気をそらせている間に他の者が鞄を盗む。

(ニ)電車乗車前に駅構内のカフェにて、ちょっとした隙に鞄をとられる。

3.被害者は、大型スーツケース、中型キャリーバッグ及び小型バッグ等を所持する場合が多く、犯行グループの標的とされた各種バッグには、旅券、現金、財布、パソコン等を入れていたとのことです。単独旅行者か、複数人の団体旅行者かにかかわらず、外国旅行中の疲れから荷物管理の注意力が散漫になりがちです。移動中の携行荷物は極力コンパクトにまとめ、貴重品を入れるバッグは身体から離さないようにし、自ら安全対策を講じることをお勧めします。

4.なお、現在、電車内において抜き打ちに警察官等が身分証明書、旅券等の提示を求め身元確認を行っております。仮に、盗難発生後、無旅券での渡航を継続し、旅券等が提示できない場合は、フランス、ベルギー、オランダ等の各警察に身柄を拘束されるおそれがありますので、旅券の盗難・紛失を認知した段階で最寄りの警察への届け出を行うとともに、現地を管轄している大使館で旅券等の発給を受けるよう所要の手続きを行ってください。

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