ベルギーの方々に思いやりを

ふだんなら理詰めで交渉するのが当然なのだが、今回のような場合、ベルギーの方々こそ、最大の被害者。いきなり「不可抗力で泊まることができないのだから、なんとかrefundしてください」ではなく、「残念な事態で、とても心が痛む、遠からず、いつかかならず伺わせていただきたい」というような、きちんとお悔やみの気持ちと、ベルギーに対する共感を伝え述べる方が先だと思う。

実際のところ、ホテルはお客はほしいだろうが、フランス語やオランダ語が十分でない観光客の安全まで保障できる状態ではあるまい。今回の状況は、ただの風評ではなく、直面している現実だ。それも、この数日、まだ沈静化しているようには思えない。

アイシスは、組織立っていないので、次にどこに同調者が出てくるか、わかったものじゃない。原発作業員を「避難」させている、というのも、作業員の多くが移民だから。連中が「十字軍」と呼んでいる国には、EUの中心のベルギーや、先回の標的のフランスだけでなく、アイシスへの出奔者が少なくない英国のロンドンやアラブ連盟のカイロも含まれ、これらの都市や空港なども要注意だろう。

損得の問題ではなく、いま、ベルギーは、一種の戦時下。そんなところに物見遊山に行くほうが、むしろ不謹慎。ベルギー自身が、空港を閉鎖している以上、いま、外国人は来るな、来てくれるな、ということ。そんなとこに、無理に行けば、彼らの面倒を増やすだけ。観光での応援は、もう少し状況が落ち着いてからでも遅くはあるまい。

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1件のコメント

  • ご意見ありがとうございます。

    はじめまして。

    掲示板における、私の表現が言葉足らずで、誤解を招いてしまったようですね。

    もちろん、不躾に、いきなりお金を返して!とメールしたわけではなく、condolence and sympathyの気持ちは表した上でのことです。

    ご意見ありがとうございました。

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