ツエルマットのマッターホルンの見える部屋

ちぇりこさん

お悩みは良く分ります。 でもそもそもツエルマットの町?(本来は村はずれで、村は教会の先右奥だそうです・・この分余談)からは右側(マッターホルンに向かって)の張り出した丘が邪魔をしてマッターホルンが見えにくい地形です。 ですから古いホテルほど見える部屋が少ないのです。 大型のホテルになればその見える部屋の比率は非常に少なくなります。 

そこで川の向こう側、邪魔な丘の上、さらに川の上流の小さな平地部分にホテルが増えました。 最初は新興のホテルですので安い値段でマッターホルンが見える・・・のが売りでしたが ツアー客が増え、強気になりここ2年ほどはかの地の増築、増室ブームでこれに拍車がかかっています。

ではどうしたらいいでしょう。

私は主に3星クラスのホテル(朝食のみが多い)のなかで川の左側(上流を向いて)、教会橋(墓地のある上)を渡った道の奥の左に入ったあたりを探します。 この辺は昔からの住民の営む小さなホテル(シャレー風)がおおく、以前は山登り族が相手だったところです。 この辺はゴルナグラード鉄道が町を離れて山地に入る場所(昔は駅があったと聞いています)です。 

こういうホテルは殆んどが家族経営です。 メールで問合せれば山が見えるか見えないか、お風呂があるか無いかを教えてくれます。 部屋数が少ないのできちんと把握していますし、固定客(おなじみさん)を普段から相手にしているので 原則ウソの対応はしません。 あくまで原則ですが・・。

ただし ツエルマットのホテルの部屋のうちマッターホルンが見える(ちらりとでも)部屋は1割にも見たないと割り切ってジタバタしないというのもがっかりしない方法です。

なにしろ外に出れば見えますし、天気が悪ければどんな部屋からでも見えません。見えたとしても 四-六時中見ているわけでも有りません・・と思えばいかがでしょう。

マッターホルン初登頂のウインパーの泊ったホテルモンテローザのマッターホルンが見える部屋・・・に泊ったことが有ります。 3泊でしたが天気がわるく3日目の夕方、薄れた雲の向こうにピンクの山が透けて見え(夜?9時でした)、その翌朝 トイレに起きた際お天気確認で窓を明けてビックリ。 まだ暗い夜空に白い三角形が浮かんでいました。 そうです。 マッターホルンでした。 なんとこのツエルマット草分けのホテルの山の見える部屋・・・は トイレの窓からでした。 

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1件のコメント

  • こだわりすぎるのも・・・

    >ぼうふらおじいさん

    おっしゃるように、たとえ展望が良くてもお天気が悪ければ見えないわけで、あんまりこだわるのはやめようと思います。大型ホテルは好きではないので、こじんまりしたホテルで、雰囲気が楽しめればいいかな、と。

    あと、3泊のうち、初日の1泊だけシュバルツゼーの山頂ホテルにしました。クルムホテルもリッフェルベルグも満室で、シュバルツゼーが唯一予約がとれたので。
    お天気が悪ければどうしようもないですが、それは神のみぞ知る!ということで。

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    シュバルツゼーの山頂ホテル・・

    ちぇりこさん

    あのー。 シュバルツゼーの山頂ホテル?と言うのはロープウエイの終点駅の前にたっているホテルと言うより、休憩レストランです。 つまり どちらかと言えばヒュッテとお考えください。

    いえ 展望は眼下にツエルマット、ゴルナグラード・スネガの尾根台地、3方向の氷河と4千メートル級の名峰 モンテローザ山塊、ドム、アラリン、ワイスホルン、チナールロットホルン。 わお。 忘れてたお隣りから覗き込んでいるのはもちろんマッターホルン。

    ゴルナグラードや、リッフェルベルグまてはアルプよりは朝夕の景色は晴れればこちらの方がお薦めでしょう。 ただし その分山小屋風なんです。 

    泊れなかったホテル・・に比べて見える山々、氷河が360度のため見え過ぎる景色にまとまりがない・・のとツアー客向きではない(いわゆるホテルじゃない・・)ことさえ承知ならけっこういい選択かもしれません。

    お薦めは 2泊目から泊るホテルに大きな荷物を全部預けて防寒衣料(これとても大切です。氷点下、雪も場合によっては覚悟、もちろん手袋も)を充分持ってお出かけください。 天候によってはロープウエイが動いていないこともあります。

    そして夜。 月が出ても、星空でも・・うーん、うらやましい。