ゴッタルド鉄道? Göshenen - Andermatt はかつてFO(フルカオーバーアルプ鉄道)ではなかったでしょうか? Wikipediaによれば、ゴッタルド鉄道というのは今はSBB本線になってますが、 Gotthardbahn was the name of a private Swiss railway company which operated the railway line from Immensee to Chiasso. だそうです。 ところで、バスによる二峠越えですが、SBBで時刻表検索してみました。 希望のスケジュールではフルカ峠を通るPTTに接続がなく、Grimselpassのみとなりました。 Grindelwald [dep 07:49] Interlaken Ost [arr 08:24] [dep 08:33] R7433 Meiringen [arr 09:09] [dep 09:20] BUS103 *Grimsel Passhöhe 10:24-10:55 Oberwald, Bahnhof [arr 11:19] [dep 11:44] R534 Andermatt [arr 12:20] しかし、氷河急行に乗ることが目的**だそうですから、時間を少し遅らせれば Grindelwald [dep 08:49] R232 Interlaken Ost [arr 09:24] [dep 09:33] R7437 Meiringen [arr 10:09] [dep 11:00] BUS 105 *Grimsel Passhöhe 12:04-12:20 Gletsch, Post [arr 12:30] [dep 12:40] BUS 122 *Belvedere Furka 13:00-14:10 Andermatt [arr 15:00] [dep 15:20] D 911 Brig [arr 16:43] [dep 16:53] R 253 Zermatt [arr 18:14] となりますです。 **Andermatt以西の氷河急行に「わざわざ」乗る意味はほとんどないですが(個人的見解)
Andermatt以西の氷河急行 Yarlan Zeyさん、詳細な説明ありがとうございます。Andermatt以西はあまり乗る意味ないのですね。そうなると、ツェルマットからアンデルマットまでの区間を乗車した方が良さそうですかね? もしくはその先のクールとか。
ツエルマットーアンデルマット間は言わば「アンデルマットの西側」です。 ですので、貴殿の >Andermatt以西はあまり乗る意味ないのですね。 >ツェルマットからアンデルマットまでの区間を乗車した方が良さそうですかね? は矛盾しています。 非常にに失礼ではありますが、ひょっとするとツエルマットとサンモリッツを取り違えられてるのではないか・・・とも思えるのですが・・・ 列車の方向が逆向きであるけで、ツエルマットからアンデルマットは全部アンデルマットの西側です。 往復、あるいはわざわざ通る意味が無いといわれているのは、ブリーグーアンデルマット間です。 ツエルマットに行くにはブリーグあるいはフィプスから氷河急行の走る路線を通らなければなりませんが、この路線は急勾配もあり結構車窓がたのしめます。 繰り返しになりますが、スイスの地図で地名と場所、路線の繋がりを確認されたほうが良いと思います。
私も少し付け足します。 チラチラさん アンデルマットを分水嶺にして(本当はサンモリッツ方面への峠オーバーアルプがですが)ツエルマット方面へ流れる川はローヌ川になって、レマン湖からフランスを通り地中海へ注ぎます。 アンデルマットの隣の峠オーベルアルプのお隣からライン川が流れ出し、ボーデン湖を通過してスイスを回りこみ、バーゼルから大河ライン川となって北海に注ぎます。 そう考えれば アンデルマットからツエルマットへの車窓はつまらなくはありません。 線路の抜けている狭い谷は牧草地で、小さな典型的なスイスの農家が点在しています。牛の姿はほとんどありません。 山の上へ放牧されて、麓の牧草は伸びたら刈られて冬用に貯蔵されます。 左右の急斜面の牧草地では夏のおわりの晴天なら大きな鎌で牧草を刈る姿が見られるかもしれません。 こないだの脱線事故のあったフィェーシュの対岸の急斜面居はねずみ返しのある牧草小屋やチーズ小屋が目に止まりますし、対岸のおもちゃのような教会は木製のオルガンが有名で、夏にはけっこう著名なオルガニストをチューリヒなどから呼んでコンサートが開かれるなど、いかにもスイスっぽい田舎の風景が展開して私はかなり気に入っています。 何もこれ見よがしの大風景・・・ばかりがスイスではないはずです。 8月の終わりは牧草地の周辺の小川沿いはヤナギランが真っ盛りなはずです。 ルッツエルンからギエシネンで乗り換えてシェレーネン渓谷をさかのぼってのアンデルマットへの旅もいかにもスイスらしい湖と渓谷の車窓です。 先の大戦の際 ヒットラーがスイスを脅かしたら、時のスイスの将軍(といっても銀行の頭取でしたが)ギザンが「もしドイツがスイスに侵攻したら全軍をルッツエルンの奥の山地(まさにこのエリアです)に終結させ徹底抗戦すると宣言、その最終手段は ゴッタルドトンネルの爆破だと脅かしました。 イタリアへの重要路線を失うことを恐れてナチはこのトンネルの使用権と引き換えにスイスへの侵攻を諦めた・・という経緯があります。 東西冷戦の最中には山の上の洞穴に戦闘機用の格納庫が見えたりした場所です。 そんなことも考えながらお乗りになったら・・案外楽しさが増すかもしれませんが・・・。
Re: ゴッタルド鉄道? Yarlan Zeyさん ご指摘恐れ入ります。 その通りですが 小生いつものように少々いい加減にはしょりすぎました。 ゴッタルド鉄道はあのトンネルを掘った会社でその後スイス鉄道網の再編成の中でSBBの機関部分として合併しております。さてそのゲッシェネンからアンデルマット間は実はシェレーネン鉄道と言う別の会社で、アンデルマット/ディセンティス(オーバーアルプ峠越え路線)と一緒に本線合併後存続していました。 どうもこの支線にゴッタルド鉄道の資本も入っていたようです(未確認)。 このシェレーネン鉄道は急勾配のシェレーネン渓谷を遡上するのに技術の粋を集めたようで、電気機関車も当時の最先端だったのだとか。 そのためかフルカオーバーアルプ鉄道がこの路線両方を吸収した際、この電化技術をメインに取り入れたのだとか。 つまり 今回のFOBとBVZの合併による マッターホルンゴッタルド鉄道の成立はスイスの鉄道網整備の基本路線上のものだったようです。 したがって 本来のゴッタルド鉄道の路線とはつながらない・・・路線の会社であっても資本系統の正当性?は残っていると言うことのようです。 まあ この話はもちろん専門家ではない、かの地の事情通?の受け売りですから・・・多少信憑性にはかけますが・・。 言い訳のような補足のような・・お話です。 さて ついでに峠越えのバス路線のお話です。 古いお話ですが 14-5年前まではポストバスとグリンデルワルド村営バスが共同でグランドシャイデック峠越えグリムゼル峠、フルカ峠、アンデルマット、スーステン峠、マイリンゲン、インタラーケン、グリンデルワルドのバスが夏に走っていました。路線バスではありませんが、それぞれのポイントで乗降車可能でした。 その後すぐにフルカ峠へは行かなくなって、グレッチャーからオーベルワルドになり、始発もマイリンゲンへ変更。アンデルマットからスーステン峠経由マイリンゲンはそのまま継続しています。 もっと昔のアンデルマットへのポストバスはかなり手前からアイロロの近くまで降りてそれからアンデルマットへ上がったのだとか。(いまでも記念日には郵便馬車が走ります) ローヌの谷の人はイタリアへはブリーグからのシンプロン峠です。 ルッツエルン経由の中央スイスの人たちは険路のシェレーネン渓谷よりはもう少し西のディセンティスあたりで山脈を越えていたのだとか。 ですから私鉄であってもゴッタルド鉄道があの大トンネルをぶち抜くエネルギーが生じたようです。 この大トンネルがあったれ場こそ、かのヒットラーもスイスには手を上げられなかったんだそうです。 またまた 与太話・・・恐縮です。