退会ユーザ @*******
13/11/07 21:10

窓口最強!なのですね

>辺境伯さま、

いつもお世話になります。
SNCF、SBBと相互に取り扱い範囲に重複があったり、各々の守備範囲が堅固だったり、場合によりけりなのですね・・・。
今回はそんなことにも考えが及ばず、出発ホームも一緒、ネットで調べた時刻表も同一表示でしたので、TGVとterの差は速度とか停車駅なのかな?などと素人判断しておりました…。
チケットの払い戻しも、差額精算でなく、買い直しだったのにも納得がいきました。

車内での端末を通してのチケット買い直しも、とても潤滑で親切丁寧に接客して下さったのですが、もしかしてジュネーブ駅から乗車する時点でチケットを持たず、車内で乗務員さんから直接購入、なんていうこともOKなのでしょうか?
やはり今回はterのチケットを購入済みで、乗車駅、日付など明らかでが不正でないことが担保されていたから、出来たことなのでしょうか?

これからも、ジュネーブは訪問することになりそうですので、自分でも色々と勉強したいと思います。
ありがとうございました☆

もし、よろしければ鉄道通の方々が当たり前にされている小ネタなど、ご教示頂けますと嬉しいです!

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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1件のコメント

  • ご丁寧なレスありがとうございます。

    こんばんは。
    小生、鉄道ファンであることは自覚しておりますし,その中でも料金体系を含む制度について興味を持っておりますが
    ヨーロッパの鉄道の通であるとか専門家であるなどとはまったく思っておりません。ご存知と思いますが、旅程の専門家などと自称している
    かと輩などとはまったく違っておりますので混同されないようお願いいたします。
    したがって「鉄道通の方々が当たり前にされている小ネタなど」まったくないのですが、今までの経験やら興味のあることについて集めたり集まったりした情報を
    回答の形で時々投稿しているのが実情です。回答する以上できるだけ間違えの無い回答にするよう心がけていますが、完璧なものではないということは自覚しておりますので、気づいたところがあればご指摘いただければ幸いと思っています。
    また、表現能力が低いためかなかなか真意が伝わらないということも少なくありません。トピ主さんのように丁寧にレスをつけていただけると、小生のほうも勉強になりありがたいことだと思っています。

    前置きが長くなりましたが、本トピに関する小生の認識は次のとおりです。

    TGVと、ter(フランスの旅客列車について)

    TGVもterもフランス国鉄SNCFが運営している鉄道の旅客列車で、日本語にするとTGVは高速列車、terは地域内快速列車というような感じと思われる。列車の種別での区分で言うとこの両者の中間にアンテルシテICがある。
    この列車群はコレイユと呼ばれていたもので,現在はICに統一されたようだが詳しい状況は知らない。(とくに調べていないということ)
    TGVの路線は,地中海線、大西洋線、東線などと呼ばれる路線を走っている。高速走行を可能とするため「高速新線」が設けられているが、TGV専用線というわけではなくterが走っている区間もある。
    フランス国内にとどまらず、近隣諸国へ乗り入れて運行もされている。仏、スイス間の国際TGVはTGVリリアと呼ばれている。
    列車の運行はそれぞれの国の鉄道が行っており、リリアはSNCF、SBBが自国区間の運行を担当している。ジュネーブへ乗り入れているTGVは、スイス区間がほとんど無いので、全線SNCFによる運行がされていると思う。
    ネット予約客専用のidTGVというのもあったが今どうなっているかは知らない。
    ICは中長距離を結ぶ列車で、TGVの補完の意味の路線もある。もちろん近隣諸国へ乗り入れる列車もある。
    TGV、ICのうちの元テオゼと呼ばれていた列車、夜行列車は全席指定制となっている。
    terはフランス国内を20くらいの地域に分けその地域内の鉄道輸送を担当している(バスによる運行もあるが)
    原則地域内だが隣接地域、隣接国に乗り入れている路線もある。ジュネーブ駅に乗り入れているのはその例の一つである。
    日本の国鉄/JR式にいうと管理局、支社管内という感じだが、制度が違うのでまったく同じとはいえない。
    なおパリ、イルドフランス地域では、トランジリアンという名称で運営されている。緑の葉にTの字の入ったマークが使われている。
    地域密着型なので、それぞれの管内の自治体から運営に関し補助があるという。
    terは地域内の運行となっているが、列車そのものは各駅停車だけでなく、駅を飛ばす快速列車に相当するものもある。
    マルセイユからニースまでterに乗ったことがあるが、停車駅、所要時間ともTGVとほぼ同じで驚いたことがある。
    フランスの鉄道には、SNCF国鉄のほか、民鉄,公営鉄道としてプロバンス鉄道,コルシカ鉄道などがある。
    またパリでは、RATPパリ交通公団と共同出資しRER近郊高速鉄道を運営している。RERは路線によりRATPとSNCFが分担して運行を担当している。
    このほか、英、仏,白の鉄道と共同出資し運営している会社の、ユーロスター、仏,白,蘭,独の鉄道の出資により運営されている会社のタリスという列車もフランス国内を走っている。

    続きます

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    ご丁寧なレスありがとうございます。続き

    無札乗車(チケットを持たないで乗車すること)について

    厳密に言えば不正乗車ということになります。ただし現実はよほどの悪質性が無ければ車掌からの購入でOKというようになっているようです。これは、日本でも同じですが、日本では
    目的駅で精算しなければならないシステムになっている(改札を出られない)のにたいし、信用乗車システムのヨーロッパでは社内で精算しないと事実上ただのりができるため日本よりは厳格に運用されているいます。
    このためガイドブックなどでもかなりきつく書かれているのだということはご理解ください。
    とはいえ、もちろん原則は事前に必要な切符を買っておくのが原則ですから、どうしようもない事情がある場合以外は、事前購入しておくべきかと思います。
    なお、トピ主さんの体験の社内で差額計算できなかったことについては、こう考えます。どこまでのterのきっぷを買ったのか存じませんが、目的駅はTGVの停車駅ではないと
    思います。
    この場合ジュネーブからその駅までのTGVの運賃が存在しないことになります。存在しない運賃を差し引くことはできませんから、その切符は全部払い戻し、TGVのジュネーブから目的駅までの乗車券、座席券を別途購入
    という形態になったものと思われます。なお、確認していないことで恐縮ですが、座席券に関し、事前に買うのと車内で買うのとではいくらか値段が異なるそうです。(車内の方が高い)
    差額は数ユーロということですが余分な出費となることはし事実のようです。(この差額を罰金のようなものといっている例を見たことがありますが罰金ではナイト思います)

    ほかにも、鉄道事業者と販売代理店の関係、またそれぞれのネット販売について,途中下車について,その他について小生の認識を書きたいのですが、長くなりましたのでこの辺でいったん終わります。
    駄文、雑文でよければ、項目を絞ってレスしていただければ回答を寄せたいと思っています。

    ながなが失礼しました。