渡航禁止途中の2020年、ユングフラウヨッホへの最短路線、アイガーエキスプレスという空中ケーブル路線が新設されたという情報を耳にし興味を持っていました。
禁止が解けて2年目ですから最新ということではないかもしれませんが、興味を持つ人はあるだろうと思いお知らせします。
新設ターミナル駅はグリンデルワルド駅手前1800mの斜面にできた片側だけのホームから階段を下りていきます。ほぼ200m通路を行くと広場があり(屋内)右手にメンリッヒェンバーンのチケット売り場とゲート。左手にアイガーエキスプレスのチケット売り場とゲートがあります。グルントの駅からは200m?ほど歩くとパーキングビル、続いて2階建てのターミナル駅舎です。
メンリッヒェンバーンのゴンドラは以前の4人乗り卵型から8人乗りとなり大型化していますが、高速と聞いていた割にはあまり早くなく、以前とそれほど変わらぬ35分の所要時間で山頂駅です。特筆!ものでしょうが、何台かに1箱、カラオケ設備のある箱が回ってきます。
同行者は乗っている時間スイスの空中ケーブル内でビートルズを楽しんでいました。残念なのは日本の曲はなし。筆者は次に来るまでには日本の曲もと言ってきましたがどうですか。
アイガーエキスプレスは真っ黒な塗りの28人乗り大型車。マイクロバスほどの丸目の車体が循環してきます。新アイガーグレッチャー駅まで15分。グルント経由のヴェンゲン鉄道は60分。観光客の循環も高速化しています。
アイガーグレッチャー新駅は旧アイガーグレッチャー駅の北側の岩稜に大穴を開けグリンデルワルドの谷に向かって作られています。ケーブルはアイガートレイルと上下で交差することになります。新旧の駅はトンネルでつながっていてターミナルから行った客はこのトンネルを抜けて旧駅のホームへ行きます。
旧駅はこれまた巨大な駅舎に変わりレストランのあるアイガー氷河側のホームには跨線橋でつながっています。
ここから先ヨッホまでは予約の必要な路線で、予約なしの客はクライネシャイデックからくる電車に空きがあれば乗れるということのようです。
クライネシャイデックでは踏切のすぐ北側に近代的大型レストランが開業。
スイスという国は行くたびに新路線、大型化あり どこまで進化?するのでしょうか。
それでもスイスの魅力は尽きないのですが。