06/01/11 00:28

Re^13: 報告③上海の四川料理について

 中国という言葉で一括りにはできない多様性がかの国の魅力だと思います。本当に中国の人はさまざまです。国民のほとんどが中流意識でいる日本と違って、貧富の差あり、民族や宗教の違いあり、言葉や習慣の大きく異なる人たちが互いに主張し合いながら同居しています。しかもそんな社会の状況を否定するのではなく、許容しています。

 日本人は社会の中の異質な存在に慣れていないと、私は思っています。例えば上海の豫園商場や南京路の歩行街などを歩いて雑多な人の波の中に自分の身をおくと、そんな日本人の存在が田舎者のように思えると言いますか、卑小な存在に感じることがあります。広い国土、悠久の歴史、多くの人の中で、日本人の自負心が如何ばかりのものでしょうか。私が圧倒されるのはそういうところです。

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  • Re^14: 報告③上海の四川料理について

    亭主です。
     妻は数日前から風邪気味で今日仕事を休みました。妻にとっては久しぶりの病気です。中国に行くようになって上海のお茶やさんで「一葉茶」を紹介されました。そのお茶を飲むようになって私は血圧が下がり妻は病気にかからなくなりました。嘘みたいなことですが・・・。上海に行くとそのお茶屋さんにいって話をします。豫園商城の中にお店です。妻はいつも一葉茶を飲んでいます。
     今日のテレビ朝日の番組で四川料理のふるさとを訪ねていました。重慶やその地域の人々の暮らしに根ざした料理として唐辛子や麻豆腐、火鍋などの辛さがあるということが伝わってきました。一緒に見ていて料理そのものが文化であり、また中国の奥深さに触れた感じがしました。
     
     
     

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    06/01/14 23:40

    Re^15: 報告③上海の四川料理について

    「一葉茶」というのは、ひょっとして「苦丁茶」でしょうか。長い一本の棒のようにくるくると巻いて乾燥した茶葉です。その一本をお湯に入れると1枚の葉が開いたようになります。名前のごとくとても苦いお茶です。私はこの「苦丁茶」を今回の旅行で買いましたが、あまりに苦くて、ついに両親にプレゼントしてしまいました。
     北京大学の中国語の先生が、いつも授業にマイカップといいますか、インスタントコーヒーの空き瓶のような水筒を持ってきていて、授業が始まる前に教科書を開いて、水筒のお茶を一口飲んでから授業を始めるのが常でした。気になって何のお茶か聞きますと「金銀茶だ。体にいい」と言ってました。そんな名前は聞いたことがないと思いながら、大柵欄の老舗「張一元」に行くと確かにありました。菊花茶などと一緒に並んでいて、見た目は普通の茶葉ではありませんでした。
     中国の人は誰もが自己流の健康法を実践しています。朝の公園へ行くと、太極拳、創作体操、合唱、社交ダンス、バドミントン、太陽に背を向けて固まっている人、後ろ向きに歩く人、さまざまな人がいます。お茶も健康法ののひとつとして、それぞれの飲み方があるんだと思うのです。

     四川省は夏の旅行の候補地のひとつです。妻は古くからの三国志好きで、10年以上前に成都に行ったときの話をしばしば聞かせてくれます。成都は麻婆豆腐の元祖、陳麻婆豆腐店がありますね。重慶もそうですが、夏は高温多湿な土地柄。唐辛子を食べて汗をかくことは、土地の知恵として根付いた文化なのかもしれませんね。

     奥様、どうかお体をお大事に。私の職場もマスクをする人の波が私の机の方にじわじわと迫ってきています。