ゴルムドーラサ間の列車の座席切符を、ゴルムドで個人で取り、ラサまで行くことが出来ました。
すでに経験者がいることとは思いますが、2-3カ月前にはこうした情報を求める人が多かったので、以下経験を記します。
2006年8月20日に蘭州ー西寧(バス)経由でゴルムドに着きました。ゴルムド賓館の安い方、つまり政府招待所(1泊150元)に泊まり、翌朝一番で館内2階の国際旅行社を訪れました。
珍しく英語の堪能で親切な中国人社員がいて、バスは往復と現地宿泊(バナクショーホテル)と4日間観光ガイド、入域証を含めて1800元といわれました。高いとは思いましたが払うというと、「列車なら片道だけで143元プラス宿泊ガイド含めて1540元で済む」といわれました。
列車に乗れるなどとは夢にも思っていなかったので、確認すると2-3日前、日本人の3人組が切符を取って出発したというではありませんか。私には鉄道趣味はありませんが、歳のこともあって列車に方が有難いし、評判の路線なのでその勧めを試みることにみしました。
入域証をとってもらった後、ゴルムド駅の発券所に行くと、明朝の切符は売切れとのこと。そこで次の日の朝8:00に再訪したところ、すでに20人ほどの中国人が列を作っていましたが、なんとその最後で切符を手に入れることが出来ました。
これは推測ですが、ゴルムド駅割り当てが20枚ほどあるのではないかと思います。ただ私の番になると、入域証を長時間眺め、奥の部屋に入って10分も検討した後にやっと発券してくれるという慎重さでした。その間私は、国際旅行社の携帯電話番号を知っていましたので、私の携帯で電話し、駅員と話してもらうようにしました。何せ駅員は全く英語は駄目、漢字筆談ももどかしいという状況でしたから、携帯が救いだったのかも知れません。駅員はどう見てもチベット系で、したがってとても優しげな美人の方でした。
後続の皆様が私のようにうまくいくという保証は全くありませんが、アドバイスとして①旅行社の携帯電話を知っておくこと(海外対応の携帯はあった方がいい)、そして駅には7:30ぐらい(1時間半前)から並んだ方がいいということぐらいです。
蘭州から到着した列車には、30人ほどの日本人の高齢者ツアーグループが乗っていましたが、私が個人で切符を取り150元もしなかったことに非常に驚いておられました。
PS 列車は快適で15時間ぐらいかけてラサにつきました。ラサ駅は都心からかなり離れており、来る筈の国際観光社の出迎えはありませんでした。他の客とシェアーしてタクシーでバナクショウホテルまでいきました。
ラサは2回目ですが、気圧調整列車に乗ったため、カトマンズまでのヒマラヤ超えはランクルで行くの気力が萎え、ディスカウント料金の飛行機で出国しました。因みに私は中国語は一切話せません。
もしかすると蘭州駅でもチケットが買えるかもしれませんが、問題は入域証の入手でしょう。どなたか個人旅行での経験のある方がおられれば教えてください。カトマンズ空港で機外に出ると、あんなにのろのろ歩いていた自分が嘘のように早足になっていました。空気の有難さを実感した次第です。