中国と日本のキャッシュカード

斉藤うーさんさん、こんにちは。

 三大銀行であれば、どこの国際キャッシュカードも使えます。ただし、三菱東京UFJ銀行は新規の国際対応キャッシュカードの発行を中止しているので(不正利用が怖い。のだそうです。)、みずほ、三井住友になるでしょうか?シティバンクや新生銀行は最初から国際対応なので、切り替える必要はありませんが・・・。

 私はさくら=Cirrusの頃からずっと三井住友を使っていますが(今は三井住友=Plus)大きなトラブル(現金が出ないのに通帳上は引き落とされている。等)は全くありません。かと思うと、初めての旅行でトラぶった人もいるので、この辺は運なんでしょうけど。

 Plus(VISA)のネットワークを使うと、通帳には円貨しか記載されず、どこでおろしたのか不明確なのですが、Cirrus(MasterCard)だと、「2000CNY」のように外貨表示がされます。他にもネットワークの状況に限ればCirrusの方が優れているとおもうのですが、いかんせん、日本の銀行でCirrusに対応しているのは、みずほ=旧富士=Cirrusの一行のみになってしまいました。(手数料がばか高いソニー銀行ドルカードは除く。)「そういえば、あの時のATMは探すのに苦労したなあ。」とかCirrusだとよい「思い出」になるのですけど。ただし、みずほCirrusは貯蓄預金に対応するので、少し面倒です。みずほPlusはSMBC同様、普通預金対応です。

 中国国内では私の経験(ただし、都会のみ)では、一番スムーズに使えるのは工商銀行のATMだと思います。もともと中国では外為専門銀行だった中国銀行が外為業務に強い(今でも中国で両替と言うと、中国銀行へ・・・という人やガイドブックは多いです。)というイメージがありますが、中国最大の銀行である工商銀行の方が、支店やATMも多いし、中国銀行ATMではなぜか使えず、工商銀行なら使えた。というケースを三回くらい経験しています。他の銀行でももちろんCIRRUS,Plus表示のあるATMならば原則使えます。やはり中国の民間最大手の招南銀行(深せんが本店)のATMもスムーズに使える銀行の一つです。

 また、VISAは「ステッカーが白黒だと国内対応、カラーだと国際対応」というルールが一応あって、白黒ステッカーだと、使えない場合があります。ただ、機械はすでに国際対応済み。という場合もあるようですが。(上海最大手の上海銀行はこの手のATMが案外あります。)

 また、たびたび中国に行くようならば、中国銀行や工商銀行に口座を作るのも一手です。私は中国銀行に口座を持っていますが、中国の銀行ネットワーク「銀連」のマークがあるATM(これがないATMはほとんどない。とみていいでしょう。)でおろせます。新規口座作成時の伝票が全て中国語なので、一度持ち帰って辞書を見つつ、研究する。・・くらいの労力はいりますが、パスポートだけで作れます。工商銀行だとその場でキャッシュカードを作ってくれます。(流動的なので、必ず事前に確認してください。)黙っていても中国元はきりあがっていく(ついに香港ドルと等価になってしまいました。)し・・・。また、日本国内でも銀連デビットカードとして使えるところは増えてきましたし(ヨドバシカメラ、ビックカメラをはじめ、)春からは、セブン銀行のATMで使えるようになります。(SMBCのATMも対応を検討しているそうです。)日本人がキャッシュカードを中国で使うのは国際ネットワークに頼るのに、中国人が日本で使うときはお近くのセブンイレブンで自国のネットワークを使える。・・・・
「中国の力」がだんだんと強くなってきているのを実感します。・・・・

 話がずれました。ご参考になれば幸いです。












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1件のコメント

  • Re: 中国と日本のキャッシュカード

    詳しいレスありがとうございます。
    中国で口座を作るのも、よく利用する人にはいいでしょうね。
    旅行者もパスポートだけで作れるんですね。

    私はたぶん新生か三井住友で作ると思います。国際カードがあると日本から送金してもらう時にも、日本の口座に入金してもらえば済むから便利ですね。
    とても参考になりました。感謝です。

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    花旗銀行

    シティバンク系列?数はとても少ないのですが、もしみかけたらここでキャッシングをすると、ATMが日本語に対応しているので使いやすいです。

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