宮廷菓子だったかもしれないですね >北京にも糯米を使った菓子があるんですね。やや意外でした。南方の雲南省辺りならともかく、北方の北京にあまり糯米のイメージがありませんでしたから。 ネットで調べた限りですが、驢打滚は西太后の料理人が考案したのではという逸話もあるようで、もし本当なら19世紀以降に作られた比較的新しいものかもしれないですね。貴重なもち米も紫禁城にはさすがに豊富にあったのかもしれないですし。 ちなみによく長江の北は小麦文化、南は米文化と言いますが、中国人の友人に聞いたら北であまり収穫できない米をありがたがって、ホテルやレストランに飯店と名前を付け、南では逆に貴重な小麦を提供するという事で酒店と付ける事が多かったそうです。 中国菓子には詳しくありませんが、私の行っていた神奈川県にある中国語教室が結構面白くて、1995年頃に研修で北京郊外の先生の実家や近所の家に分散して滞在していた時に、市内観光中に中国語を使うゲームとして1人1枚づつカードを渡されて、そこに書いてある食品を買ってくるというのをしました。中国語のレベルもまちまちで、上級者には簡単でしたが、まだ習い始めて10ヶ月そこそこの私にとってはハードルが高かったものの、良い経験になりました。私はたまたま中国菓子の沙琪玛(サーチーマー)が当たりました。それが調味料なのか野菜なのか、調理済みのものなのかも分からない状態で北京の王府井大街で解散して、そこから1時間くらい街行く人やデパートのインフォメーション、地下食料品店など、習いたての中国語をフル回転し聞いて、買うことができたときは感動しました。そんな訳で沙琪玛は私にとっては特別なお菓子です。 あとは陳皮梅などはよく先生が帰省した時にお土産で買ってきてくれたり、日本の大学芋に似ている抜絲白薯(バースーバイシュー)や名前は分かりませんが白いキクラゲを甘く煮たもの(たぶん蓮子銀耳湯)などはホームステイ先の家でも出してもらいました。11月で寒かったので、屋外では小麦粉のクレープに卵やネギなどの具が入ったボリュームたっぷりの熱々の葱油餅や、焼き芋、烏龍茶で煮た卵なども、街頭で見かけるおやつの定番のようでした。 中国は広いので、お菓子も奥が深そうですね。久しぶりに中国旅行に行ってみたくなりました。
追加コメントお礼 追加のコメントありがとうございます。 >ネットで調べた限りですが、驢打滚は西太后の料理人が考案したのではという逸話もあるようで、もし本当なら19世紀以降に作られた比較的新しいものかもしれないですね。貴重なもち米も紫禁城にはさすがに豊富にあったのかもしれないですし。 西太后の食い道楽は有名ですからね。金に糸目は付けないでしょうし、紫禁城なら糯米が豊富でもおかしくないですね。 >ちなみによく長江の北は小麦文化、南は米文化と言いますが、中国人の友人に聞いたら北であまり収穫できない米をありがたがって、ホテルやレストランに飯店と名前を付け、南では逆に貴重な小麦を提供するという事で酒店と付ける事が多かったそうです。 こちらも興味深いですね。北方は米が貴重だから貴び、南方は小麦を貴ぶですか。