レポート

Staatsballett Berlinのパンフレット

公開日 : 2011年01月18日
最終更新 :

先日ちょこっと書いた五年ぶりのStaatsballett Berlinの日本公演。行ってきましたけど、マラーホフさんの「現代版シンデレラ」はなかなか難しい。・・・というか、これってベルリナー向けで、東京人にはもうちょい物語性のある方がいいかも・・・・でも、セミオノワさんの美しい踊りは十分楽しめる(わざとそういう演出にしているのかも。)ので、それで合格点にしましょう。

 とか、感想を書くつもりではなくて、売っているプログラムが「Staatsballett Berlin 2011」となっていて、日本公演の筋書きだけでなく、(来日してる人の紹介が主だけど)団員の紹介、バレエ団の歴史とか包括的に書かれたパンフレットになっていて、なかなかいい。

 というのは、パリのオペラ座とか、ウィーンの楽友協会、歌劇場はそこそこ「日本語の一次資料」があるけれど、ベルリンについては、出来て(合併)から日が浅い(?)せいもあるのか、なかなかいい資料もなく、ウィキペディアをはじめとしたネットもいまいちだし・・・・ということで、ベルリンに行って観るときの(!)「予習資料」としてはすぐれもの。特に団員の紹介なんかはドイツ語の資料でもあまりないのでは。もっとも、会場まで行って「パンフレットだけ売ってほしい(できるかどうか定かではないですが)」と言って手に入れるくらい価値があるかどうかは私には断言できませんが。

 本演目、初演が2004年、Staatsoper Unter den Linden Berlinとなっています。ぜひ行きたいけれど・・・・改修工事に入ったんですね。2014年くらいにリニューアルオープンですか・・・・。それにしても、セミオノワさんはきれいだったなあ。・・・・ロシア人、ウクライナ人の美女にははまりがちかも。

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4件のコメント

  • Re: Staatsballett Berlinのパンフレット

    Clioさん

    この人ですが、この写真はいまいち・・・ですね。実物の方がきれいです。
    バレエって、必ずしも席が前の方がいい訳でもなく、少し遠くから俯瞰できるような席とどっちがいいのだろう。といつも思いつつみているのですが、オーケストラピットから眺める・・・っていうのは、一回経験してみたいですね。

     このシンデレラは、舞台は現代のバレエ団、シンデレラはそのバレエ団の一員で、彼女の活躍を快く思わないバレリーナが二人いた。・・・・というような話で、いわゆるシンデレラの物語をモチーフにした現代劇・・・・になっています。こういう「翻訳」もあるんだ。という感じです。

     ゼフィール西風さん

     私もそんなに昔から観ているわけではないのですが、マラーホフさんは根強い人気ですね。おっしゃるとおり「チャイコフスキー」もですが(こちらは観てないですが)必ずしも「日本人向き」の演目ではない。というのは、確かに不思議な気がします。まあ、あの値段でもほぼ満席になる日本のマーケットが「熟成」しているのか・・・

     Staatsoperはその昔、東の世界の頃にバスの中から見学した。だけで、入ったことはないんです。・・・・で、当時はあまり意識しなかったのですが、少し前からずっとドイツ語のメルマガを「購読」(読めませんが)しはじめて、いつか行くぞ。と思っていたら、先に向こうがやってきました。・・・・

     ボーやさん

     いいですねえ。現地で観られたのですね。

     現代の設定。というのが一番のポイントなんでしょうが、バレエマスターと芸術監督(でしたか)の関係とかも難しくて、要はいい者と悪者が分かりにくいような・・・・あと、演出がシンプルなので、舞台とか、衣装もシンプルで、「モダンダンス」に近いような・・・・北部ドイツのプロテスタントの教会みたい・・。ただ、単に私がこてこてのロマンチックバレエの方が、というだけかも知れませんが。

     私も「記念品」になっているパンフ(美術館や博物館のものも)がたくさんあります。ドイツ語関係だと「ドイツ博物館」の厚いガイドブック・・・が、そうですね。でも、ついつい、現地語のを買いたくなるんですよね。・・・・

     ご紹介いただいたウエブサイト、おもしろかったです。ありがとうございました。

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  • Re: Staatsballett Berlinのパンフレット

    高島たいらさん、こんばんは。

    > マラーホフさんの「現代版シンデレラ」はなかなか難しい。

    でしたか。

    2008年の公演に関しては、こちらは元々期待せずに出掛けていたので、それなりに楽しめました。
    いつも観る「チェネレントーラ」はロッシーニのブッファですから、現代の設定になったいつもの雰囲気が感じられたのかも知れません。

    さて、パンフレットですが、私も記念に購入していたのですけれど、あちらのパンフレットはハードカバーで、表紙の文字と、表表紙と裏表紙の裏(見返し?)の地が「銀」色で、凄くお洒落です。購入する時、売り子のオネーサンが、「ドイツ語ですけれど、宜しいですか?」と訊いてくれたのですが、彼女の想像通り、情報源ではなく単なる記念品になっています。それ以外に、その日の出演者リストと、英語と仏語のあらすじの2枚のリーフレットが付いていました。

    この冊子にはカンパニー関連情報は載っていないので、

    http://www.staatsballett-berlin.de/en_EN/about/history
    http://www.staatsballett-berlin.de/en_EN/ensemble

    の辺りで誤魔化しています。

    おまけ:
    写真が一杯ある「州立バレエ東京日記」が以下のURLで更新中です。

    http://staatsballettberlin.wordpress.com/

    A380でパリ経由で来日しているみたいですね。

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  • Re: Staatsballett Berlinのパンフレット

    こんにちは〜
    10数年来のマラーホフのファンです。今回のベルリン国立バレエ団の来日公演、貧乏な私にはすべての演目を観ることはとてもできず(1ヵ月の給料の半分がなくなります)、「チャイコフスキー」だけにしました。

    「シンデレラ」難しかったとのことですが、日本公演といえば「白鳥の湖やっときゃいいでしょ」というバレエ団も多いなか、ベルリナー向けの演目をきちんとやってくれるのはすばらしいことだと思います。日本の観客を信頼しているということですからね。私は特に「チャイコフスキー」を日本に持ってきてくれたことを本当に感謝しています。ベルリンに行かなくては観られないと思っていましたので。

    プログラムはいつもはケチって買わないことが多いのですが、おすすめということなので、ぜひ買いますね。

    ウンターデンリンデンの国立歌劇場は、改修工事中ですか。今まで2回行ったことがありますが、たしかに、地方の小さな町の歌劇場という感じで、とても首都の劇場とは思えないしょぼさでした。改修したらもう少しデラックス感がでるのでしょうか。

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  • 退会ユーザ @*******
    11/01/18 12:40

    Re: Staatsballett Berlinのパンフレット

    http://www.staatsballett-berlin.de/en_EN/ensemble/detail/soloists/12542


    このお方でしょうか!
    う~ん、このページを見ていると、美男美女ぞろいで、言葉がありませぬ。
    あ、メンバーを見ますと、日本人ダンサーもいますね!

    私の知人でさるオーケストラに入っている彼女、バレーのときはピットにはいってバレリーナの足を間近で見るわけですよね、帰宅して旦那さんの足を見たらがっくりきた、と言ってましたが、それは比べる方がかわいそう.......


    ところで、バレーは楽しみでたまに見る程度なので、何の蘊蓄も持ち合わせていませんが、『シンデレラ』なのに、ストーリーがなかったですか?え~っと、シンデレラって、確かかぼちゃの馬車とか、落とし物の靴、とかでしたよね。
    私は、バレーもオペラも、ごくごくオーソドックスな演出がありがたいです.....
    あ、でも、私の知っていた【ローエングリーン】は、確か、白鳥の登場は舞台の背景に白鳥の羽がライトで映写されるような演出だったように思いますが、いつぞやTVで見ましたら、文字通り白鳥のぬいぐるみみたいのがしずしずと出て来たのには、ちょっとのけぞりました。
    難しいものですよね。


    バレーは、必ず(?)途中、出来るだけ多くのソリストが見せ場を作れるように、ストーリーの進行を謂わばちょっと止めて次々ダンスが繰り出される、という場面がよくありますよね。
    技術とかに詳しくてあれがゆったりした気分で楽しめればいいのですが、どうもあそこで眠くなってしまって~><お粗末Clioでしたが、珍しい話題でしたので、お邪魔させていただきました。

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