東京から京都まで日帰りしますか？

ドレスデンは日本で言えば京都に当たるザクセン王国の都です。別名、エルベのフィレンツェです。ベルリンはまさに東京です。意外と見どころはなく、そんなに長居するところではありません。ドイツ一周ではライン下り、ハイデルベルク、ロマンチック街道、ノイシュヴァンシュタイン城、ミュンヘンが圧倒的に多く、ベルリンまで足を延ばす方は一部です。イタリアでローマ、フランスでパリ、イギリスでロンドンを抜かす方はまずいませんが、ドイツではベルリンをカットする方が多いのです。

ですから2日程度で十分な気がします。

ベルリンからドレスデン日帰りは新幹線で東京から京都に日帰りするようなものです。普通は少なくとも1泊、常識的には2泊3日です。
日の長い6～7月なら日帰りも可能ですが、日の最も短い時期ですので、半日もいられません。

唯一戦災を免れた2万3000枚のマイセン磁器を使用した回廊の大壁画「君主の行列」やゲーテが「ヨーロッパのバルコニー」と讃えたエルベ川沿いのブリュールのテラス、欧州最大のプロテスタント教会の聖母教会、旧カトリック宮廷教会、世界3大オペラ劇場と呼ばれたゼンパーオーパーのほか近郊の奇峰群のザクセンのスイスなど2日でも見切れないほどドイツ一見どころの多い町です。
それゆえドイツの大きな町では唯一世界遺産に選ばれました。

むしろドレスデンに滞在して、ベルリンに1泊2日で行くほうがいいと思います。