一物二価

こんにちは

これは普通運賃と割引運賃ということですね。日本の鉄道ではこのようなシステムがあまりなく、もともと定価販売ですが、航空券をイメージすれば分かりやすいと思います。欧州の鉄道は航空券と同じように、早めに予約すると、時に半額以下にもなる割引運賃で切符を買えます。座席が埋まるにつれ高くなっていって、最後は普通運賃になるというパターンです。

何が違うかと言えば、航空券と同様、変更や払戻などの条件です。DBでは普通運賃（Standard fares (独:Normalpreis)）は前日までなら自由に変更、払戻ができ、当日でも手数料を払えば払戻可です。また普通の列車なら予約した列車ではない異なる列車にも乗ることができます（但し夜行寝台は勝手には変更できません）が、割引運賃（Saving fare (独:Sparpreis)）では、前日までは15EURの手数料で払い戻しができるものの、当日以降は払戻不可となり、列車も指定されたもの以外乗れません。

各国で割引運賃とか普通運賃の呼び名もさまざまですので、代理店ではまた別の統一的な呼び名で呼んでいるのでしょう。ここではValueというのは割引運賃、Full Fareというのは普通運賃でしょうね。

割引運賃の変更や払戻の条件は各国により違いがありますし、代理店で買う場合は、さらなるローカルルール（割引運賃は一切払戻不可とか）もあるでしょう。購入の際には払戻等の条件を確認されることを勧めます。また、日程があやふやなうちは割引料金で購入するとあとで後悔するかもしれませんが、確定したらなるべく早めに購入した方が安くなります。為替の問題は分かりませんが、EUR表示の価格は早ければ早いほど安いということです。これは航空券と同じです。