ハイデルベルクに行かないドイツ旅行なんて、クレープを入れない・・・

ドイツで一番古い大学ということですから、意味がないですが、ドイツ語圏最古ならウイーン大学が常識です。

それも余り意味がなくて、欧州最古は伊のボローニャ大学です。パリ(ソンルボンヌ)、オックスフォード、サラマンカ(西)を欧州最古の４大学といいます。覚えておくといいですよ。

ハイデルベルクに関しては,PP&Mさんよりもゲーテのほうが皆さんは信じるかと。ゲーテは古い橋からの眺めは世界のどの橋も敵うまいと驚嘆、実に８回も訪れ、恋人と幸せなときを過ごしています。勿論、ローマの支店のようなトリアよりも。
彼は支店に見向きもせず本店のローマを目指しました。

ハイデルベルクに関してはゲーテばかりでなく、詩人ヘルダーリンは「ハイデルベルクにささぐ歌」でドイツでもっとも牧歌的で美しい街と絶賛、マティソンも「挽歌」で賞賛、ヴィクトル・ユゴー、マーク・トウェインも褒め称え、ウエーバーはこの街で「魔弾の射手」のインスピレーションを得ています。

今はロマンチック街道が一番人気ですが、以上の芸術家、文化人の推薦の多さからドイツで必訪NO１の街は断然ハイデルベルクでしょう。
ドイツ通のメッキがはがれるだけですから、ハイデルベルクの評価は慎重になさったほうがいいように思います。
外国人の日本訪問では京都、奈良、富士山+αでαはお好きな所へと同様、１週間程度のドイツの核であるハイデルベルク、ロマンチック街道、ライン下りを全部回っても３，４日で見れるのですからあとはお好きな所へというのが親切なアドヴァイスだと思っています。

ストラスブールへの行きかた

ストラスブールへはフランクフルト中央駅の窓口でジャーマンレイルパスを見せて国境駅のケールからストラスブールまでのきっぷを買ってください。ケールはストラスブールとはライン川を隔てた対岸の町で、蒲田から川崎みたいなもの。一人１０００円もしませんよ。
おすすめ３ヶ所と並ぶ素晴らしい街(世界遺産)です。

プティトフランス地区と大聖堂がメインで、半日もあれば見れます。
６時５０分(または８時５０分)のICEでオッフェンブルクへ。普通列車に乗換えてストラスブール着９時６分または１１時４０分)着がいいかと。
ICEは予約不要です(予約もできますが、５ユーロです)

到着日はフランクフルト散策。
２日目ライン＆ケルンがいいかと。雨なら３日目以降に。雨だとラインの古城群が見えにくいからです。街は雨でもそれほど問題ないかと。

ただし、ハイデルベルクの苔むした哲学の道は滑りやすいので雨の降らない日がいいですが。ストラスブールへ行く場合、必然的にここが最終日(帰国の日)となりますので、選択の余地はないですが。

哲学の道は４人ならハイデルベルク中央駅からタクシーで哲学の道入口へ行くといいです。市電、バスと交通費が変りません。

旧市街とはネッカー川を隔てた３０分ほどの絶好のプロムナードで、眼下のネッカー越に旧市街と古い橋、古城が眺められれ、ハイデルベルク一の絶景ですので、ぜひ歩いてください。最後が(滑りやすい)下り階段なので、雨なら逆コース(先に旧市街や城、大学)のほうがいいかも。

最初の３日でライン、ローテンブルク、ストラスブール、最終日がハイデルベルクというプランがいいと思います。
ハイデルベルクは半日でも見れますので朝は早めに出て、余裕を持って１５時くらいまでにフランクにもどればいいかと。

なお、ローテンブルクは小さく、ヴュルツブルクのほうが大きく見どころが多いというレスもありますが、ドイツの場合は全く逆です。ベルリンはじめハンブルク、ケルン、フランクフルト、ミュンヘンなどの大都市、ヴュルツブルクなどの中都市は空襲で壊滅や大被害を受け、修復、再建したものが大半です。

ローテンブルクやハイデルベルクなど小都市のほうが被害がないか少なく、オリジナルの古く良きドイツが残っているのです。

ヴュルツブルクの世界遺産レジデンツくらいは寄ってもいいかと思いますが、見たら、すぐにローテンブルク直行がベターです。