ベルリン・テーゲル空港を9時過ぎに出発し、ミュンヘン空港には10時半頃到着。一面が銀世界である。フランクフルト→ベルリン→ミュンヘンとだんだん寒くなる。・・・明日の東京行きは15時発なので、28時間のミュンヘン滞在で何ができるか・・・弾丸に残された時間もあと少しである。昼ご飯時でもあるので、まずはWeihenstephanの醸造所付属レストランに行くことにした。
http://www.braeustueberl-weihenstephan.de/
S1の終点のFreising・・・ミュンヘンの地に降りたのは20世紀以来だが、だんだんと思い出してきた。フライジングという地名を思い出したのと、昔は近くに空港がなかった。・・・路線図を見ると、空港から近いように見えるが、Sバーンは日中は大体20分おきで空港とフライジングにそれぞれ走っているため、案外乗り継ぎが良くない。小一時間かかったような気がする。もっと悪いのは、フライジングにはコインロッカーがなく、荷物を預けるところがない。・・・で、荷物を担いでレストランに向かった。
駅前にWeihenstephanという行先看板が立っていて、それに従って歩いたのだが・・・・私は途中で道に迷い、今回の旅行で、唯一道を聞く羽目になった。グーグル先生もいまいち役立たなかったのは、醸造所が山の上にあることが分からなかったため、である。そのちょっとした山を登ると、遠くに醸造所の煙突が見えるので、それを目標に行くと、駐車場の裏口みたいなところから敷地に入る。(山梨のワイナリーにこんなパターンがよくある。)車(=正門経由)だと遠回りになるが、正攻法かも知れない。20分くらい歩いただろうか。
レストランの場所はすぐ分かったのだけど、月曜日というのに向うから数十人の団体客が来た。こんな人たちといっしょになると・・・とややダッシュで店に入って一人と言うと、個人客用の部屋に案内された。イスもふかふかで八人がけのテーブルを2~4人ずつで使っている。ビアレストランの割にはこじゃれているのね。と思いつつ、窓際のほぼベストの席に案内された。外は雪が降っていて、とにかく寒かったが、ソファ式のイスにどかっと座ると、無性に喉が渇いてきた。はるばるベルリンからやってきたヤパーナーなのよ、と言うそぶりを見せると、英語のメニューを持ってきた。
http://www.braeustueberl-weihenstephan.de/download/Speisekarte_ab_10_2014_en.pdf
この時、私は軽く飲んで、本格的な昼ご飯はミュンヘンで、と思っていたので、なぜ、ソーセージだのミートボールだの内容の分かる軽いつまみ、にしなかったのか分からない。メインディッシュ、を探していた。で、「二分の一」ということばに魅かれて、1/2 broiled knuckle of pork~をオーダーした。ちなみにこの時、ボイルドとブロイルドを勘違いしていた。さらにナックルの意味が暖味で関節近辺のお肉か、くらいに思っていた。出てきたのは、いわゆる「シュパインハクセ」(私はレシートを見るまで分からなかった)で、昨日のアイスバインと同じ大きさであった。
何で同じような大きさ、骨の付き方(?)なのに、こっちはハーフでアイスバインは特にフルとかハーフとか書いてないのか、今でもよく分からないが、とにかく、本格的な昼食になってしまった。付け合わせのポテトは軟式テニスボールのような形とふわふわさで食感もおもしろい、がジャガイモである。キャベツのサラダが別の皿で出てきて、千切りよりやや大きく切ったものに、お酢がかかっている。ザウワークラウトのできかけみたいな感じだがおいしい、がキャベツである。本体は昨日のアイスバインより好きで、皮がかりってとしているところがいい、でも、豚である。・・・
ビールについては、
http://www.braeustueberl-weihenstephan.de/download/Biere_en.pdf
一番上の、Original Hell、では何のことか分からないが、恐らくへレスであろう、ということで注文、出てきたのは明るい透明な色で、へレスだろうと思ったら、レシートもそうなっていた。とにかく冷えた体には、すみずみまで届くような・・・おいしい。ちょうど一杯飲み終わった時に、料理がきたので、二杯目は文字通りピルスナー、ようやく、理解した飲みたいと思ったものが出てきた。最後の締めは、ここの主力ビールと言われる「ヘーフェヴァイス」(これだけはドイツ語を覚えていて、そのまま言ったら通じた。)いわゆる白ビールである。へえ、なるほどねえ。ブラインドテストで上記の三つを出されたら、うまくあてられるだろうか、と思いつつ飲み終えた。
今日の夜はバレエが待っているので、酔っ払い、になるのは避けたかったのと、昨日と同じで1.5リットルでもうお腹一杯というところで、お勘定にした。22.30ユーロ。ベルリンより、気持ち安いような気がする。25ユーロ払って店をでた。