Re:Re: バイエルン州立劇場・・・・セミオノワさんの「椿姫」その1

ゼフィール西風さん、こんにちは。

 さすが、よくお分かりになってますね。・・・・心の中を見透かされた(?)ような・・・・実はおっしゃるとおり、その「エロティックなタンツェン」のところを本当は語りたいのですが、本題からずれる(?)ので、ぐっと我慢です。・・・・

 要はその1.チケットの取り方ときっかけ、その2.劇場への行き方と中の雰囲気、その3.始まってからの観客の雰囲気を伝えるのが目的です。この板でもクラッシックを聞きに欧州に行ってる人はたくさんいるみたいですが、中身の話でなく、器や劇場の環境の話をする人はあまり見ないので、分かる限り書いてみようと思いました。

 ミュンヘンのガイドブックを見ると、「周りの観客を見ながら拍手して、雰囲気を壊さないように気を付けよう。」みたいなことを平気で書いている本もあるのですけど、全く初めてクラッシックを聞きます、という人向けならともかく、東京のレベルを知ったうえで書いてるの?と聞きたくなります。でも、劇場そのものの雰囲気はやはり逆立ちしても東京の劇場では追いつかないですね。・・・そんな風に思いました。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re: Re:Re: バイエルン州立劇場・・・・セミオノワさんの「椿姫」その1

    高島さん、こんばんは!
    日本人でセミオノアさんの「椿姫」を観た人はまだ少ないと思うので、ぜひもっと感想を!と思ってしまいました。気が向かれたら、その辺のお話もまた書いていただけれるとうれしいです。

    バレエの「椿姫」は音楽も素敵なんですよね(オペラファンの方はがっかりされるかもしれませんが、バレエの曲はなんと全編、ショパンなんです)。ピアノ協奏曲の第2楽章なんて、このバレエ作品のために作曲されたのではないかと思うくらいです。

    バイエルン州立劇場の写真を見ましたが、たしかに、1963年再建とは思えない風格! 男性はスーツにネクタイが多いとか……日本とはやはり雰囲気が違うようですね。だいたい日本のバレエの観客って、8割が女性ですしね~。日本では純粋にバレエを観に来ている人が多いように思いますが、ドイツでは劇場はいまだに社交の場としての役割があるのでしょうか。

    それから、ビュッフェが立派だったとのことでひとつ質問です。幕間にちょっと小腹が減ったときに食べられるようなものも売っていましたか?

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re:Re: Re:Re: バイエルン州立劇場・・・・セミオノワさんの「椿姫」その1

    ゼフィール西風さん、こんにちは。

     私はバレエについて記述するときの「プロトコル」をあまり知らないので、なかなか難しいのですけど、もともと、ラ・バヤデール、こうもりなんかの「愛人、娼婦、人妻系の物語のバレエ」が好き(!)なので、これも本当に良かったです。というのは、シンデレラとか白鳥とかと違って、私は本妻より魅力的な女なのよ。(「こうもり」の場合は、普段の妻が、より色っぽい妻になるわけですが。)というのを、踊りだけで表現する、っていうのは、相当難しい、と思うんですね。

     映画とか芝居だったらいくらでも演出することで、可能と思うんですが(もっとも帰りのルフトハンザの機内で観た「ゴーンガール」は、清楚なお姉さん役で好きだったロザムンド・パイクがあんな役をやるとは・・・とちょっとショックでしたが。)バレエの場合は、衣装や舞台装置では限度があるので、やはりダンサーの「踊り」に頼らざるを得ません。貴族の息子が、たとえ「高級」でも娼婦に魅かれるように見せるには、情感たっぷりと・・というような言葉だけでなく、体を張って(?)誘惑する必要があるわけで、その踊りが終始一貫すごかったセミオノワさん、というところでしょうか。

     もっとも、アルマンがマグリット以外の女性と浮気する場面があり、そこではちょうど「rechts」の舞台のところで、相手の女の人が仰向けになって衣装をはだけて(もちろん裸になるわけではないですが。)そこへ、アルマンがやってきて、やはり自分の衣装を脱いで、上に覆いかぶさる、という、ある意味非常に分かりやすいんですが、バレエにその演出はないだろう、と、とってもびっくりしました。ひょっとしたら、いちいち踊りで表現すると時間がかかるので、アルマンは浮気しました。はいその次って感じで、マルグリットにその分踊ってもらうための省略形、なのかも知れませんが・・・。

     ということで、セミオノワさんは最初から最後までずっと艶っぽい踊りでした。・・・あのカーテンコールの多さから、ミュンヘンの観客は男女ともに同じように思ったはずだ、とひそかに思っているんですけどね。で、その夜から「情事、密会、秘め事」が頭から離れなくなり、翌日はバイエルン王室最高の美男と美女の密会場所であるシュタンベルク湖に行きました。・・・・

     劇場のビュッフェについては、お酒編で書こうと思っています。

    • いいね! 0
    • コメント 0件