2006年、ドイツ国内がワールドカップで盛り上がるさなか、ロマンティック街道を南下しました。途中で立ち寄ったハイデルベルグ大学近くの商店街で、可愛らしい鳩時計専門店を見つけました。住所はHauptstrasse 152です。お店は、昔ながらの真面目そうなドイツ人のおじいさんと、英語の堪能な息子と、二人で経営していたようです。色・音・仕掛け等、気に入った鳩時計を2台購入し、日本へ送ってもらうよう手配してもらいました。当初4週間の船便で届くと言っていましたが、6週間たっても届かないので、電話で問い合わせたところ、“申し訳ない、こちらのミスで今日送ったので、あと2週間待ってくれ”と、あたかも蕎麦屋の出前のようなコメントをされました。更に2週間待っても来ず、再度連絡してもなかなかお店と連絡がつながらず。レシートに書いてあるfaxも通じたためしがありません。不審に思い、ハイデルベルグに在住している友人に、ドイツ語でお店にクレームと今後の予定を問いただしたところ、“配達の形態が変わったので、配達まで後7週間は待ってくれ”とお店からのコメント。これにいたるまで向こうから一切の連絡もなく、あまりの不誠実な対応故、商品のキャンセルを申し出、友人経由で何とか全額返金してもらいました。返金にいたるまでも長い経緯があり、日本人観光客故の悪徳商法に引っかかったのだと痛感しました。日本人は泣き寝入りするだろうと思ってのこと、皆様もドイツ国内で鳩時計をお求めになるとき、お店の選択には十分注意されて下さい。