ジャーマンレイルパスQ&A その3 ジャーマンレイルパスQ&A 第2回は個別変更点編1としてバス利用に関するものを中心に取り上げました。 列車利用に関するものは第3回として取り上げる予定です。 Q ICバスについての続きなのですが。 現在の路線についてはわかりました。ロンドン便がマップにのっていないのはマップの更新が遅れているからですね。 A マップの更新が遅れているのかもしれませんし、この路線がまだテスト的に運行されていてその先について決定がなされていないため。ということも考えられます。 現在ドイツ発1月いっぱいの運行日スケジュールしか発表されていませんので。 Q しつこいようですが、ロンドン線も含めたICバスは、予約料が別途かかるかは別として、ジャーマンレイルパスで利用できるように変更になっている、という回答を見かけるのですがほんとうですか。 A 今回の変更点は、エクステンションクーポンで利用可能だった路線について、本体のパスの有効範囲に加わった、というものです。 新設、伸延区間を含み今までエクステンションクーポンで利用可能だった路線以外について扱いは変更されていません。つまりロンドン線はジャーマンレイルパスで利用できるものではありません。もちろん有効なジャーマンレイルパスの所持者でも、所持していないドイツ旅行者と同じく、ICバスの乗車券を買えばロンドン線を利用することができます。この夜行バスの乗車券は29ユーロからと安くなっていますから、というPRはよく見かけるところですが。 Q エクステンションクーポンで利用可能だった路線のバスはジャーマンレイルパスだけで利用できるのですか。 Aベルリン/クラクフ線に関してはその通りです。 但し当たり前のことですが、席が空いていないと利用できません。 いくら早めに乗り場に行き待っていても、あとからきた予約者が優先されますから、予約者で満席になれば利用できません。この路線のような中長距離バスは、ほとんど座席数=定員となっています。(市内バスや、列車のように立ったままで行く、ということを認めていないということ)予約がいらないから、と気楽に構えていると、全く.利用できないこともあります。要注意です。 ミュンヘン・ニュルンベルク/プラハ線に関しては4ユーロの予約料が別途必要になります。鉄道の主要駅で買うことができます。予約料は変更になることもありますので、利用前に確認されておくとよいと思います。 Q 先の回答にRE社の特典に関する表示がまだ更新されていないようだ。というものがありましたが、問題ないのですか。 A 利用者のために、早く更新しなければ親切ではないと思いますが,特典はもともと「あらかじめ通知をすることなく、変更されることがある」というものになっています。 特典目当てで購入し特典を受けられなかったとしても文句は言えませんよ。ということです。ですから多少親切心は欠ける、とは言えますが特に問題になることはありません。 しかし無料でなくなったことから、この特典のみ利用していた方は1日分カウントされることがなくなった、つまり他の日にその1日分を使うことができるようになるわけですが、そのことがパスの利用勝手が良くなったとは到底考えられません。やはりユーザーにしてみると残念な変更といわざるを得ないでしょう。
ジャーマンレイルパスの最新情報がドイツ鉄道から発表になりました! http://www.bahn.com/i/view/mdb/bahnintern/international/uebersee/mdb_180025_german_rail_pass_flyer_2015.pdf 私はこのPDFがないか、ほとんど毎日、DBのホームページをチェックしていました。 昨日かあるいは日本時間の今朝ようやく発表になったようです。 それによると、ロンドン線はJORGEさんや高島たいらさん、辺境伯さんの予想通りまだ試験段階だったようで、集客力が見込めないのか、なくなったようです。 その代わりポーランドのシュシェチンが新たに加わりました。 シュシェチン・・、女帝エカテリーナのゆかりの地でとても美しい都です。 だけどここには、ベルリンからブランデンブルク州チケットで行くことができますし、シュシェチン市内の市電も州チケットが使えますので、ブランデンブルクチケットの方が使い勝手がいいと思いました。 特典はいろいろ増えましたね。
質問が見当たりません。 こんばんは。 Q&Aの掲示板だと思っているのですが質問が見当たりません。 個人的見解の意見ばかりでガッカリです。 先のトピの最後のほうの質問については別途回答したいと思っています。 パス関連では、いろいろなことがはっきりしてきたようなので、おまけのおまけを回答します。 ご参考までに。 Q ジャーマンレイルパスの変更内容の全容が明らかになったようですが、今まで明らかになっていなかったのはどうしてですか。 A 変更に当たりDBは確定した部分と、未確定(試行・予定)部分に分けて発表したと考えられます。つまり変更は1回なのですがその中には確定部分、未確定部分があったということです。未確定部分については、一般の旅行者用HPでは明示しておらず、販売代理店等への通知のみであったと思われます。販売代理店は、確定部分のみに関してHPを変更し、未確定部分が確定してから変更の全容をHP等で明らかにする。という予定であったかと思われます。先の回答はDBの一般用HP、代理店の日本語のHPによったものなので、いくらかの修正点があります。 Q 具体的にはどういう点ですか? A 未確定部分で確定部分の異なっている点が多いのは、DBICバス関連です。 バスの国内線部分がジャーマンレイルパスで利用できる。 国際線に関しても、確定していたプラハ/ミュンヘン・ニュルンベルク、ベルリン/クラクフ線以外の国際線も利用可能。予定/試行線はなくなったものもあり結局、ストラスブール/マンハイム、アントワープ・ブリュッセル/デュッセルドルフ、ザグレブ/-ベルリン、コペンハーゲン/ベルリン線が利用できます。 Q 予約料などは必要なのですか。 A パスの料金には予約料等が含まれていません。したがって全席指定席となつているバスを利用する場合、パスを所持していても予約料(指定席料)が 必要となります。具体的には個別の路線ごとに確認してください。なお、列車の場合も同じです。
前トピ135の回答です 135の質問 ところでエクスプレスと言えば、グレッシャー・エクスプレス。 氷河急行って書いていらっしゃいますが、氷河特急ではありませんでした? 結論は、どちらでもよいのです。 カタカナでグレッシャー・エクスプレス。これは「グレッシャー・エクスプレス」であり グレッシャー「エクスプレス」ではないからです。 漢字を当てて氷河急行という表記にしても、急行という種別に分類されている列車という意味でなく、氷河急行という名称の観光列車に過ぎない、ということです。 一応、簡単に経緯を述べておきますと、「グレッシャー・エクスプレス」は日本に紹介された当初から、これを「氷河急行」と表記していた会社(日本の旅行会社)と「氷河特急」と表記していた会社がありました。数的には「氷河急行」と表記した会社のほうが多かったかなと思います。もちろん専門の旅行会社ですからこの急行・特急という表示が国鉄・JRの言う「急行」という区分に属さないことは、十分理解の上です。 「氷河特急」という表示を採用していたある旅行会社(大手旅行会社のJ社といわれています。)が氷河特急に「世界一遅い特急」というキャッチフレーズをつけスイスの旅行を発表しました。キャッチフレーズですから特に深い意味などあるわけもありません。いわゆる「イメージ」の世界での表現です。その旅行会社に「本当に世界一遅いのか?」そもそも「氷河特急は、特急なのか?」と聞いても回答は???でしょう。 イメージ的なキャッチフレーズに対してそのような意味のない質問をする人もいないということです。 氷河急行で事故があったとき、新聞・テレビ等のマスコミは大手旅行社のコメントを求めました。コメント等の中に「氷河特急」という表記をしている旅行会社が少なくなかったため、この表示も世間に多く知れ渡りました。 大手旅行会社の影響力はさすがにすごいものです。 現在でも、「氷河急行」「氷河特急」の表現はともに使われており、ガイドブックなどでも両方の表現を見ることができます。旅行会社の広告、ホームページでもしかりです。 つまりどちらが正解か、などということはなくどちらも正解、読む人、聞く人がわかれば他の表現でも正解、というものなのです。
おせわさまでした。 frau.goemon3さん こんばんは。 2015改定ジャーマンレイルパスPDFの貼り付けありがとうございました。また一連のトピ立てご苦労様でした。これが完全保存版というわけですね。 隣国への路線(バスを含め)が幾つも延長されたようでドイツのみならず 続けて隣国を旅行する者にとっては都合が良くなったことを素直に喜びたいと思います。 皮肉な見方をすればLCCやBusが発達し、ホテルも事前に予約、計画的な旅行が増え当然savings faresなどを使うケースも増えたので販売上レイルパスもサービス向上を迫られたという流れなのかも。 もう一つ副次的成果としてこのトピ及び関連するトピックのやり取りでしっかり明確になったのが早割チケットの結構な柔軟性。以前、早割で買ったチケットは前の列車が遅れて接続に間に合わなくなれば使えないのではないか?という不安がありましたが、これが完全に払拭されたことも有意義であったと思います。 おせわさまでした。
クラクフ線は予約不要か予約不可か? ニュルンベルク・ミュンヘン~プラハのICバスは要予約ですが、ベルリン~クラクフは予約不要のようですが、列車のICなどのように、任意で、予約したければできるのですか? それとも列車のREやRBと同様、予約不可で、先着順ですか? 予約料は列車も最近まで€4でした。今は€4.50です。その€4というのは値上がり前の額ですか?
ジャーマンレイルパスQ&A その4 ジャーマンレイルパスQ&A 第3回 Q 「有効」なジャーマンレイルパス、という表現をよく見ますがどういうことですか? A 「有効」というのは時間的な側面と地域・区間的な側面の2とおりあります。 時間的というのは、利用可能な日であること。地域・区間的というのは利用可能な列車等であることを言います。 便宜上、地域・区間的という表現がされていますが、実際上は列車、バス等の乗り物が利用可能であるか、という意味になっています。 Q 利用可能な日はどのようにして決まるのですか。? A 購入時にあるいはバリデート時に、購入者が鉄道会社(その代理店)に伝えます。 バリデートというのは、鉄道会社(その代理店)が伝えられたことを確認することを言います。 なお、フレキシータイプのパスの場合、利用する前(列車等に乗りこむ前)までに、利用者が券面に日付を記入する必要があります。 決まるのではなく、決めるのです。もちろんパスごとに定められている条件の範囲内でですが。 Q 利用可能な地域・区間はどういう風になっていますか? A ドイツ国内(ドイツ国内からザルツブルグ、バーゼルドイツ駅までの区間を含む)を走るほとんどの列車、国外へは、ケルン/ブリュッセル、ミュンヘン/インスブルック・ベローナ・ボローニャ・ベネチュア間の特定された列車を利用できます。ということです。 Q ドイツ国内を走る列車で利用できないものもあるのですか? A はい、タリス、時刻表などの表示で、列車の種類としてHKX、Xと表示されている列車、SL牽引の臨時特別列車などは利用できません Q 本数は少ないのですがICEスプリンターは利用できない、と聞きましたが。 A ICEスプリンターは利用できないのではなく、利用するには付加料金(予約施設料) を支払わなければならない。ということです、CNL、ENの寝台利用の場合も同じです。 Q パスからちょっと離れますが、列車の種類はどのようになっているのですか。 A 日本(JR)とは分類の基準などが違うので一概には言えませんが、 ICE(仏TGV,四国共同タリス)---新幹線特急 IC ,EC, CNL、EN、(墺 RJ)--- 特急・急行 (以上、優等列車) RE、RB、Sバーン---普通列車(以上、都市近郊・ローカル列車) のようなものと考えればよいでしょう。あくまでも大体の感覚でですが。 Q ブリュッセルへ行く場合の利用できる列車は? A 現行ダイヤで1日4・5本の、ケルン/ブリュッセルを直行しているICEのみです。 Q ドイツ―(ICE)-リエージュ――(普通列車)-ブリュッセルという使い方はできますか。 A ケルン/リエージュは利用可能ですが、普通列車は利用できる列車に含まれていませんのでリエージュ-(普通列車)-ブリュッセルには使えません。 Q ジャーマンレイルパスでドイツ旅行中、ブリュッセルに2回(日帰1回、1泊1回)ゆきたいと思っているのですが? A 有効なパスであれば、何回でも利用できます。もちろん、ICE利用限定ですが。 Q ジャーマンレイルパスを、ブリュッセルから使い始めたいのですが。 A 可能です。バリデートは車内でもできると思われますが確認しておりません。できれば 日本国内、ヨーロッパ内の代理店でバリデートしておくようにすれば安心かと思います。 Q オーストリア・イタリア方面に関してはどうなっていますか? A ミュンヘン/インスブルック、ベローナ、ボローニャ、ベネチュア間直通のECであれば、パスが使えます。 ただしイタリア区間を利用する場合予約(指定)が列車ごとに必要となります。そのため付加料金(予約施設料)が必要になります。 Q ミュンヘン――インスブルック(泊)-ベローナ(観光)――ベネチュアという旅程を考えているのですが。? A 特定されている直通列車であれば、始発駅から終着駅まででなく、途中停車駅まで/から、途中下車は可能です。したがって質問のような旅程も考え得るものですが、いかんせん利用できる列車の本数が限定されたものになっています。べローナ/ベネチュア間は現行ダイヤでは1日1本しかありません。具体的に計画を立てる段階では、こういった「列車の頻度」についても考えに入れたほうが良いと思います。列車数が多いいドイツ内でも、 1日数本しか走っていない区間もありますし、土日とウイークデイでは極端に本数が違う場合もあります。
矛盾しています >ただしイタリア区間を利用する場合予約(指定)が列車ごとに必要となります。そのため付加料金(予約施設料)が必要になります。 Q ミュンヘン――インスブルック(泊)-ベローナ(観光)――ベネチュアという旅程を考えているのですが。? A 特定されている直通列車であれば、始発駅から終着駅まででなく、途中停車駅まで/から、途中下車は可能です ベローナで途中下車して観光の場合、ベローナ~ベネチアはイタリア区間ですが、予約(指定)が列車ごとに必要とはなりません。ECなら予約不要ですから付加料金(予約施設料)は必要ではないと思いますが。 グローバルパスやユーレイル・イタリアパスでベローナ~ベネチアのEC、ベローナ~ボローニャのEC(ともに1日1本)は予約なしに乗車できるのですから、GRPでも予約なしに乗れると思うのですが。
ジャーマンレイルパスQ&A その5 アンサーの中のQ&A おまけをつけてあります。 Q しつこいようですが、ロンドン/デュッセルドルフ間のDBICバスが無料になった、ということはないのですね A 繰り返しの回答になりますが、そのような変更はありません。 Q 列車の種類についてイメージはわかりましたが、何か注意することはありますか? A 日本語の表記についてあまり気にすることはありません。ドイツでREと表記されている列車はREであり、間違っても「快速」ではないからです。ドイツで「快速」とかいう日本語の漢字表記は使われていません。なお、ドイツ鉄道等の利用できる列車、のホームページでは先に「普通列車」と表記したものを「Cクラスの列車群」というように表記しているものがあります。 英語でエキスプレスを意味する語を日本語にする場合も注意が必要です。日本(JR)で使われている「急行」という意味で使われていないケースがほとんどだからです。 有名なオリエントエキスプレスにしても列車の種別としての「急行」ではありません。 氷河急行、ベルニナ急行にしても同じです。普通列車としてのオリエント急行、氷河急行、ベルニナ急行は存在しませんから。これらの列車と同一路線を通る普通列車は存在しますが。 注意べきは、所持している利用できるか等のパス、チケット類を含む「キップ」で利用できるか、ということと、その列車が目的駅に停まるのかとか運行頻度などに気を付けることです。日本語表記にこだわりすぎるのも問題でしょう。 Q「利用できるか」というのはどういう意味ですか? A ジャーマンレイルパスであれば、ドイツ国内を走っているほとんどすべての列車を利用できます。しかしバイエルンチケット等の地域パスでは、先の分類でいう「普通列車」以外は利用できません。ドイツ国外になると、ジャーマンレイルパスでも特定路線の特定種類の列車等しか利用できません。というようなことです。 Q 「目的駅に停まるのか運行頻度などに気を付けることとか」というのは当たり前のことと思いますが、「日本語表記にこだわりすぎる」とはどういうことですか。 A 同じ鉄道ではあっても、国が違えばシステム等が違うのは当たり前です。日本語に置き換える場合、できるだけ近い意味の日本語にするようにはなっていますが日本語の意味と現地語の意味が微妙に異なるものも少なくありません。中には日本語ではあるが意味が良くわからない語句まで登場しています。(包括運賃ですから・・・と書かれていてもどういうものかよくよくわからない方は少なくないでしょう。いくら説明があっても。 「自由席」「途中下車」「運賃・料金」といった語句も意味が混同して使われたり異なって使われているものの代表例です Q 「運賃・料金」が混同、異なって使われている、というのはどういうことですか? A 日本(JR)では、運賃---乗車券代、料金---その他のもの(急行券代、指定席代、寝台利用料、グリーン席利用料など)と区別しています。ドイツ((ヨーロッパ)では急行券代、グリーン席利用代という概念がなく、IC等利用者用運賃、1等車利用者用運賃というように運賃に含まれている区分です。このため運賃が含まれていると書かれてもどちらの意味で書かれているか不明となり混同を招くのです。予約料と一言で言われても「施設等利用料」を意味することが少なくありません ベルリン/クラクフ線のバスでいうとジャーマンレイルパスには「施設等利用料」が含まれています、だから利用に当たって別途支出は必要ありません。ただし利用できるのは予約されていない席のみです。いくら早く乗り場で待っていても、予約者が定員に達するまでくれば乗れません。という意味です ミュンヘン・ニュルンベルク/プラハ線に関しては「施設等利用料」が含まれていません。したがって乗り場にゆき空席があっても「施設等利用料」を払わなければ利用できないのです。このことを要予約といっているのです。当日乗車前に「予約」が必要という表現に違和感を持つ方も少なくないと思います。この辺が日本語訳の問題点だとは思われます。