珍しくもない話かも知れませんが、先日マドリッドのアトーチャから地下鉄一号線に乗った際、財布をスラれかけました。
常普段、人ごみの中では財布を入れたポケットには手も入れて注意しているのですが、旅行の終盤でもあり慣れというかスキがあったのでしょう乗り換えのためのメモを見ていたら、左の腰のあたりがもぞもぞして、振り返るとズボンの左ポケットに入れていた財布が1/3ほど出ていました。スリは小柄で小太りの腕に小さく入れ墨した30くらいの男で、手に持ったシャツで手元を隠し仕事に及んでいたというわけです。
怒鳴っても悪びれ恐れ入った様子もなくにやにやしてぶつぶつ言っておりました。よくあることなのか周りの乗客たちは見てみぬふり、だれも助けてくれません。現金は大して入ってはいませんでしたが直前に買い物をしてカードが一枚入っていたのでもし盗られていたら面倒なことになっていたと思います。
うわさには聞いていましたがマドリッドの地下鉄はやはりさすがです。