トレドは日本で云えば鎌倉か leoxsさん マドリッドにお住まいですか。楽しい街ですね。 元々外国の町を日本の町に置き換えるのは無理があるとは思うのですが、それでも今話題になっているトレドを鎌倉と例えるのは中々当を得ている気がします。歴史的には鎌倉も一時的には実質の首都であったわけだし、都市の規模も、地理的にも東京から似たような距離だし、禅宗の本山があったり宗教的にも類似性がありますし。 トレドはやたら坂の多い、入り組んだ路地など中世の面影を残し趣のあるとても興味深い街で好きなんですが、歴史はともかくあそこを京都に擬するのは不適切でしょう。現在の都市の規模その他違いが大きすぎて、トレドには荷が重すぎるというか却って失礼かと思います。まあ鎌倉もしくは奈良あたりが適切な例えで、因みに奈良とトレドは姉妹都市になっていますね。 姉妹都市は似たような都市が結ぶことが多いようで、例えば京都なら、パリ、フィレンツェ、西安、キエフ、プラハなどが姉妹都市になっておりいろんな意味で類似性があり納得です。 「スペインンで一日ならトレド・・」ですが、例えば私の好きな表現「イスファハーンは世界の半分」などが歴史なども踏まえてアカデミックに説明されているのに対し、googleでざっと見た限りではもっぱら日本人旅行者のブログや紀行に登場するだけなのですね。セビージャやグラナダなどのように原語での韻を踏んだ格調のある格言(ことわざ)などに比べトレドのそれはなんだか安っぽくて、多分日本の旅行社の考えたコピーであろうと思っていいのではないでしょうか。
トレドと京都は同格 鎌倉はトレドより格下 この意味はおわかりになりますか? 人口とか都市の規模ではなく、この3都市では鎌倉だけが格下なんです。 だからトレドをスペインの鎌倉とは言えないのです。 鎌倉は奈良よりも格下ですよね?
格下とか格上とかは使いたくない 都市にはそれぞれの歴史があり文化があり、そこに住む人にはそれぞれの誇りがある。都市と都市は対等であり、格上とか格下とか偉そうに、差別的な言葉、位置づけはしたくない。
どこに例えてもご自由ですが 鎌倉は無理がありますね。 東京の前の都は京都 マドリの前の都はトレド(スペインの宮廷はトレドからマドリに移されましたという記述がございます) という共通性から スペインの京都といわれているのですから、