スペインのものは輸入品として人気なんだよ

買って部材を持ち帰るわけじゃあるまい。だが、2年に一度、国際DIYメッセが開かれるくらい、スペインはDIYが盛んで、その商品は世界的にも人気が高いんだ。日本みたいな、寝に帰るだけのヘロヘロのスクラップアンドビルトの出来合いの家と違って、スペインの家は、絶対的な家族の場であり、それぞれに歴史と個性があるから、応接室を兼ねた中庭を中心に、毎週末ごとに、また、季節ごとに自分たちできれいに整えていくのが常識だ。

関連業社の秋のメッセの下調べはもちろん、インテリアや外構建築のデザイナーなら、スペインのホームセンターに関心があるのは当然のこと。米国のインチ規格の商品ですら、ミリ規格変換のアダプタがいくらでもある昨今、スペインや北欧のものが日本で使えないなどということはない。そもそもスペインのものは、先述のようにもともと家が歴史的なために、メートルモジュールですらないので、どれもこれも適応度が高く、加工がしやすい。

街中の死んだ教会だの美術館だのばっかり見ているより、こういうホームセンターの方が、現地の人たちの生きている毎日の工夫がわかって、だんぜん楽しいぞ。買って持って帰れない、というのなら、教会や美術館だって同じことじゃないか。

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1件のコメント

  • そうなんですね!

    スペインって、そんなにDIYが盛んなんですか。
    なんか、とてもわくわくして来ました。

    やっぱり、タクシー使ってでも、絶対1店舗は行って来ます。
    タイルとか、照明とか、シンクとか、本当は買ってコンテナで
    送りたい位です(笑)

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