4月5日~24日まで、20日間の日程でルーマニアのいなかを巡りました。
その中で、レンタカーの旅ならではの、失敗と嬉しい体験がありました。
<失敗したこと。>
4月8日の日曜日、クルージナポカを出発してシク(Sic)村に出掛けました。
この村は日曜日の教会に民族衣装を付けた村人たちが集まるとのことで、
それを見るためです。。
教会の中はアコーデオンのようなプリーツスカートの、
黒い衣装を付けた人でぎっしりで、ミサをしていました。
私以外にも、小雨の中を数名の外国人観光客が、
これを見に交通不便なこの寒村に来ていました。
教会を出た私は道を間違えました。村外れの道が行き止まりだったので、
車をバックさせたとき、未舗装の路肩に車輪を取られて動けなくなってしまいました。
タイヤは空回りするばかりで、ぬかるんだ路肩から側溝にズルズルと落ち掛かりました。
万事休す。
どうしたものかと途方に暮れていると、暫くして村人が2人やって来ました。
2人は車を押してくれて、脱出を試みましたが、ダメでした。
そのうちの1人が「待っていろ!」という仕草だったので、待っていると、
トラクターに乗った人を、連れて来てくれたのです。
トラクターで牽引用の紐を掛けて、無事に脱出することが出来ました。
車は泥だらけでしたが、無傷でした。
ヨーロッパでは、これまで何十回もレンタカーを借りていますが、
こんな経験は初めての事でした。
彼らの親切に、感謝します。