オーストリアへの招待

オーストリアへはノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンからバス35分で、チロル地方のロイテに入るのがいいでしょう。その後、列車でまたドイツに入る形となりガルミッシュ(乗換え)、ミッテンヴァルトを経てオーストリアに入るわけです。

インスブルック自体もアルプス山中の街で素晴らしいのですが、旧市街は小さく1、２時間ほどの散策でも可能です。

その西列車で30分のエッツタールはチロルで最も深く長い谷で、エッツの街、お花畑のレンゲンフェルト、リフトで双子の氷河に行けるオーバーグールグルなどの村があります。

YHはありませんが、エッツの街にSternという超人気の中世の旅籠(2食付)があります。

インスブルックの東のアルプバッハはヨーロッパで最も美しい村に選ばれたこともあるチロルの伝統的村落です。

グロースグロックナー・アルプス高山道路は列車でなく、バスで越えるアルプス越えでは欧州一といわれる雲の上を走る絶景山岳道路です。

今はツエル・アム・ゼーという街からツアーバス(日帰り)が週2回あるだけで、うまく旅程に合えばいいのですが。

グロ－スグロクナーというのは富士山より高い、オーストリアの最高峰で、氷河脇まで行けます。

シシィ(エリザベート皇后)もここの山荘に皇帝と泊まりました。ここがオーストリア一の景色かも知れません。

すぐそばにオーストリア一美しいといわれる村ハイリゲンブルートがあり、目の前のグロースグロックナーが見えます。YHもあります。

ここまではリエンツという街からバスが毎日数本あります。
北からツエル・アム・ゼー、グロ－スグロックナー、ハイリゲンブルート、リエンツという位置関係です。

インスブルック～(アルプバッハ)～ツエル・アム・ゼー～ザルツブルクの区間はオーストリアで一番の車窓風景でしょう。

インスブルックからザルツブルクまで特急に乗るとドイツ領内を通過してしまい、右も左もアルプスと湖という素晴らしい景色は見られません。

ハルシュタットはザルツカンマーグートという湖水地域南部にある世界遺産で、湖畔にある街では欧州一美しいといわれています。

列車でハルシュタット駅に着き、連絡船で湖の対岸にある湖畔の崖に、はりつくように広がるハルシュタットの街までのアプローチが幻想的です。シシィのハネムーンの地です。

2人はさらに近くのゴーサウ湖まで足を延ばしています。ザルツカンマーグートの瞳といわれる青く澄んだ山上湖でバス＋ロープウエーで行けます。

湖水地域の湖に面した北の中心ザンクトヴォルフガングからはミニSLで登れるシャーフベルクへ。山上から眼下に無数の湖とアルプスの峰々が見られます。

ウイーンは100年ほど前までは欧州最大の帝国の都だっただけにパリに負けないくらい町並が優雅です。

バロック建築が多いですが、クリムトなどアールヌボーも素敵です。城壁跡のリングを市電で一周すると王宮、オペラ座、国会、市庁舎、ドイツ語圏最古のウイーン大学など名所の多くが見られて便利です。

ケーキの都で超甘いですが、おいしいです。ザッハー、デーメル、ハイナー、ゲルストナー、オーバラーなどのカフェ・コンディトライ(ケーキ喫茶)をハシゴしてください。

ウイーンフィルの根拠地樂友協会の黄金ホールで当日立ち見席が買えることもよくあります。

ウイーンの森のホイリゲでおいしいワインが飲めます。

以上、オーストリアではぜひ行かれるといいと思う地です。
ウイーン2日、他1日としても移動をいれオーストリアだけで1週間はかかると思います。

検索して行きたいと思ったら、どうぞ。

スイスは次回。