一気に行ったほうが楽でしょう

今のご時世、飛行機に乗るには、
検査も厳しいし、なにより、飛び乗りができない
ために、早めに行かざるを得ません。

ワルシャワの空港は中心地から近いものの、やはり面倒でしょう。
それに、9時半に着いても、宿にチェックインできるとは限らないため、
むしろ時間稼ぎに飛行機に乗ってしまうほうが賢明な場合もあるのです。
ただし、どちらが良いかは人に依っても、他の条件も左右するので、
一概には言えません。

WAW着が夕方以降、または最終目的地が深夜着なら、WAWで一泊は
むしろ当然で、無理して一気にGDNまでという選択肢は、”毒を食らわば皿まで”的な
発想、または苦痛は一回で良いという考えで強行することになります。空港が不便な
ところにある、空港ホテルが高すぎるなども、強行日程を推し進める要因です。

上記予定は無理のないもので、一気に行って到着日はぐっすり休むことで、
疲労を蓄積させない方法にもなります。所詮、我が国が極東にあることから、
数回の乗り換えはむしろ当たり前で、3回は決して多すぎるものではありません。

それと空路日帰りって意外にきついですよ。
勝手知ったる国内とか、国外でも庭先のようなフライトならいざ知らず、
慣れない土地では時間の配分とかもうまくできないので、無駄も多くなります。
トイレだって探さねばならないし、泊まっていれば観光客の去ったあとの静けさ
だって味わえるのに、シンデレラはカボチャの馬車に乗って帰宅せねばならないのです。
具体的に書けば、かりに日帰りで、
LO 3831 WAW 0725 GDN 0820
は大陸横断をこなした翌日にはきつすぎます。
LO 3835　WAW 1045 GDN 1140
もあまり寝坊はできません。
かといって、
LO 3837　WAW 1330 GDN 1425
では遅すぎるでしょう。
戻りは、
LO 3836 GDN 1205 WAW 1300は論外で、
LO 3838 GDN 1455 WAW 1550も早すぎます。
LO 3816 GDN 1800 WAW 1855か
LO 3826 GDN 2105 WAW 2200で、LO 3826がカボチャの馬車に相当します。
LO 3816では夕食は無理で、LO 3826は大都市での深夜の行動になります。
長距離便の後なので、睡魔でも襲ってきたら大変ですし、やはり避けたいものです。
さらに、慣れない土地で、フライトに間に合うためには、何時まで居られるかなど、
かなり神経を使います。これが宿があれば、そこで情報を仕入れる、助言を貰うことが
できますが、日帰りは周囲に誰も助けが居ないのです。

アワード（特典航空券）は意外に柔軟性の高い航空券です。
しかし、現地で変更となるとかなり面倒なので、今のうちに
じっくり練ることが必要です。また、一般的にはオンラインでできる
予約（発券）は単純なものが多く、複雑になると電話（有人）での対応が
必要になります。なによりも、昨今は特典の乱発のために、肝腎の航空券が
取れないことも多いのです。有償ならば金で解決できる部分もありますが、
特典枠が限られていたり、上級会員優先だったりして、必ずしも希望通りに
は発券できないことのほうが多いのではないのでしょうか。例えば、
大都市から地方都市に飛ぶ場合、朝のほうが混んでいて、値段も高い。
逆方向はその逆なので、希望する便が取れない可能性が高くなります。その場合、
多少の出費には目をつぶり、国内部分は有償にしたり、予約クラスの高い
ものにしたりすることで、希望が叶うことがあります。

まずは、最終目的地まで希望通りに取れるかが先決でしょう。取れたらあまり
悩まずそれで行くのも一つの方法で、私なら迷わず一気に行きます。