全くごもっともです Muumilaakso様、初めまして。フィンランドにお住まいの方ですね。 仰ること全くその通りであると思います。 答が出せるからそれで良いというのではなく、学問的に正確かどうか誠実かどうかが重要だと思います。だからこそ専門研究者の方々が疑問を呈されたのですから。 語学マニアの当方、早速にわか勉強してみようと思いまして、フィンランド語文法をちらっと見ました。 確かに動詞の人称変化が非常に多く、難解な言語という印象を受けました。膠着語とのことですが格変化のようなものもありますね。母音も子音も多く、到底日本語に近いとは言えないと思いました。 あら、と思ったのは、母音調和があるということです。トルコ語の文法で見知っているし、かつて日本語にもあったと聞いているので、この点だけアルタイ語系に似たところ発見という感じです。 これは挑戦する甲斐がありそうな言語です。トピ主の高島氏はギリシャ語を学んだことがおありなので、難しいとはお考えにならないかも知れません。(この板には語学達人が多いのです。) 色々勉強になる話、ありがとうございました。 余談・・ヴァイキングのビッケなんて何それ?という感じです。10代20代向けの問題にしようと思うならやっぱり「ヴィンランド・サガ」でしょ!とアイスランド好きとしては思ってしまいました。
フィンランド語,おすすめです こんにちは。 語学マニアの方にはフィンランド語は非常に面白いと思いますよ。私もマニアとはいえないまでも,言語をかじるのが好きなので。 フィンランド語には15の格があって複数形もあるので格・数変化だけで相当の数になります。変化は複雑ではありますがかなり規則的です。さらに膠着によりいろいろな接辞がついていきます。造語力が高いので,内容語もくっついて長くなります。まあこれは日本語でもドイツ語でもそうですね。 母音調和は多くのウラル語に見られます。中でもフィンランド語は調和規則が「くずれて」いなくて規則性が高いです。母音調和は憶えやすいのですが,子音階程交代は慣れるまではとても面倒で分かりにくいと思います。しかしこれを身につけないと,単語の変化した形から基本形が導けないので辞書も引けません。子音階程交代もウラル語の多くの言語にあり,フィンランド語は簡単な方らしいです。 一方,アクセントは常に語頭に置かれ,綴りと読みの関係もほぼ一対一なので,知らない単語だろうが固有名詞だろうが書いてさえあれば読めるというのがいいところだと思います。その分,日本語で書いてある人名の読み方が日本人なのに分からない,というのはなかなか理解されません。 語学おたくからすると,ウラル語の言語どうしの系統関係もなかなか面白いです。フィンランド語は古い形をよく残しているようで,再構築された語がフィンランド語にそっくりということもよくあります。 その他,面白い言語現象がいろいろとあるんです。ウラル語に興味がおありでしたら小泉保著『ウラル語のはなし』が非常に面白く,分かりやすいのでおすすめです。 GIULIAさんのお話はフィンランドに住み始めたころは本当に切実な事で,標識は1言語地域でフィンランド語しかなかったのですが,食品や商品の説明は必ず2言語あってスウェーデン語の方がまだしも理解できました。
再びありがとうございます 早速フィンランド語の入門書を図書館で借りてきました。 難解でもかなり規則性の高い言語構造に思えます。 語尾変化や格変化が規則的な言語はパズル解きのようで、楽しく学べます。私にとってはラテン語がそうでした。非常に論理的な言語なのです。 それに比べると難解な上に例外が多い錯綜した言語は苦手です。かつてアイスランド語に手を出そうとしたことがあるのですが、数日で挫折しました。あの不規則性は何なのでしょうか。 フィンランドには何の縁もゆかりもありませんが、有用性や実用性からのみ語学を学ぶのではなく、純粋に趣味・楽しみとして学ぶこともありだと私は思っています。だからすぐ上達するわけではないしゆっくり途切れ途切れになりそうです。 個人的にはアルタイ語系の方にむしろ興味がありますが、ウラル語系を見るのは初めてなので、新しい世界に足を踏み入れることになり、わくわくします。ご紹介の本も探してみます。 ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 何やら下の方が大変荒れていますが、もう無視ということで・・。