Re: フィンランドの新聞にも 高島さん、Muumilaaksoさん、みなさま、おひさしぶりです。 皆様の書き込み、興味深く拝見しました。 Helsingin sanomatの指摘の通り(自動翻訳で読みました。便利な世の中です!) 「作品を知らなくてもバイキングといえばノルウェーの類推で解ける問題、と朝日新聞は指摘する。しかし、それでは問題は解けない。両作品がスウェーデン語を母語とする作家によるものであると経験豊かな学生は知っているだろうから」 よくぞ言ってくれたと思いました。 両作品を知らなくても解ける問題ではなく、読んでいたらむしろ解けなくなる問題ですよね。とくにビッケのみ読んでいた受験生ならば、当時のデンマーク支配地の辺境を本拠地とするスウェーデン系弱小バイキング集団が知恵を使って広い世界に乗り出す物語と知っているわけで、その舞台が北海側かバルト海か、と問われると、両方では?としか考えられず困るはずです。バイキングの歴史に興味津々の受験生にとっても、バイキングの舞台から現フィンランド領を除外する理由はないだろうし。 ところで、私が子供時代に読んだムーミンのタイトルは、Finn Family Moomintrollなんですよ。 以来、ムーミン一族はフィンという集団だと思いこんでいて、ヤーソンがスウェーデン語圏出身だとも、フィンランドにスウェーデン系が多いことも知らなかった。しかも、ビッケはまだ知らず、ヴァイキングのヒーローといえば赤毛のエリックやレイフ・エリクソンで他は知らなかったもので、中学当時の私ならばあっさり”正解”を出していたと思いますね。 北欧諸国に関心が高ければ高いほど迷い、知識が貧弱だと解ける悪問。 入試センターはどう決着をつけるつもりだろうか。 フィンランド語、ぼんやりと興味を持ちました。 膠着語は周辺から孤立しても、大集団が使う言語と併存しても、生き延びやすいのかな、などと。 では!
Suomiはバイキングの舞台でもありました。 夏草やさんお久しぶりです。 Suomiはバイキングの舞台でもありました。夏草やさんがお書きになった通りでしょう。 Loppijärvi湖付近の墓地遺跡から発見された約一千年前のバイキングの剣が今年一般展示予定です。 バイキングの舞台という意味が読解できない人もいるようです。
Re: Suomiはバイキングの舞台でもありました。 お久しぶりですね。 ロッピヤルイ湖?読めません! ぜひ見たいものです。 もう何年も前になりますかね。 イナリ湖畔の、スオミ博物館(正確な名前を忘れてしまいました)に行きましたよ。 大きく有名な方と小さく見逃しがちな方の二つありまして、大きな方にはバイキング時代のお堅い解説、小さい方にはスキー板つきの日用品(乳母車まで!)が陳列されていて驚いたのを覚えています。 宿の人の説明で、スオミバイキングは水からあがってからの逃げ足も速い、なぜなら船ごとスキーで奥地に移動するからだ、というのが、面白すぎてですね。ほら話かな、それとも実際の話かな。船ごとスキーで移動ってどんな風景だろうか……、いずれ詳しい人の話を聞きたいものだと思ってます。 それではまた。
バルト海特にフィンランド湾は冬の半年凍るのでバイキング船が出られない バイキングで検索すれば、自分の誤りに気づくでしょう。 ノルウエー、スウエーデン、デンマークとしかありません。 バイキングの居住地域に地図は3国のみですよ。 バルト海の北半分は11~4月ころまで凍結してしまいます。 バイキングの主たる活動は交易ですから、港が凍っては商売になりません。 だから、スウエーデンでもエーテボリなどスウエーデン南部が中心です。 ごく一部がフィンランドにも住んでいたという話で無視されるレベルですよ。 日本人なら誰でもバイキング=ノルウエー、フィンランド=ムーミンが常識ですから、 バイキングとムーミンの国を言語を通じて問う問題は易し過ぎて社会の他の科目選択者から文句が出るなら、まだわかります。