おもしろいです REI007さん 旅行でちょっと距離を移動しただけで 言葉が違ってくるということはよく経験することです。 関東というせまい地域内でもかなり違うと思います。 利根川を越えただけで全然違う印象です。 文献考古学と考古学的発掘とは車の両輪のようなもので、 相互に補完すべきものだと思います。 これまで空想だと考えられていた伝承が考古学的発掘で証明された例はたくさんあります。 もっとも有名なのはシュリーマンのトロヤの件だと思います。 (これも、いろいろ言われてたりしますがね) 他にも、中国の『夏王朝』はどうだ、というと、 日本と中国それぞれの学会で一致はしてないようですが今後のさらなる発掘が待たれます。 日本についていうと、中国の史書が参考になります。 日本の人名、地名がは当然漢字表記ですが、ちょうど万葉仮名のように発音できて、 後の大和言葉に連なる言葉だと思いますがどこまで歴史があるのか起源はわかりません。 中国の資料といえど、どんなにさかのぼっても弥生時代までです。 私は日本の考古学はかなりいい加減で、学問といえるのか? というと言いすぎかもしれませんが、空想科学小説や、『月間ムー』(ご存知でしょうか?) (と言ったら言い過ぎかもしれませんが)など、 そういうのとたいして変わらないかなと疑っています。
中国語の地方言語は中原言語のクレオールですか? 香港一番さん、こんばんは 噂に名高い『月刊ムー』は、気になっているのですが、まだ読んだことがありません。 旅行掲示板にふさわしい話題としましては、英語圏への旅行に役立ちそうな『ムー公式 実践・超日常英会話』の出版だろうか。切迫感を伝えるにふさわしい微妙な英文が人気のようで、通販サイトのレビューでも五つ星がずらりと並んでいますね。 ****例文***** 海外旅行で友達が危険な目にあったら? Please call police and military, because my friend was abducted by aliens. 友人が異星人にさらわれたので、警察と軍隊を呼んでください。 ホテルで心霊現象に悩まされたら? I need to get another room because I'm seeing a ghost in here. 幽霊が出るので、部屋を変えてください。 ************* お堅い話はこのくらいにしまして、表題の質問です。 中国語の各地方の言語の違いは、たとえば北京語に対して四川語といったおおざっぱなくくりで(つまり少数民族言語の話ではなく地方間の違いで)、どのレベルでの違いなのだろうと、疑問に思っておりました。 ・書き言葉は全土で同じだが、話し言葉は地方間で基本文法レベルから異なるのか(書き言葉言語と話し言葉言語の二重構造)、 ・書き言葉も話し言葉の基本文法も全土で同じだが、日常単語や発音が異なるのか(日本の地方間の違いと同じ状態)、 ・古い時代の独自言語(たとえば巴蜀語)構造と普通語の混合言語が地方語なのか(クレオール) ここらへんがわかれば、 弥生時代に日本列島に流入した(とされる)大陸言語の受容の謎だけではなく、私がなかなか中国語の音の規則を覚えられない謎にも、迫れるかもしれないと思いまして。 お時間のあるときにでも、よろしくお願いします。
車輪 の両輪というのはその通りなのですが、日本では考古学は史学の一部なのですよ。 アメリカでは文化人類学に属するのだそうで、わたしはぶんけんでは判らない時代や事柄から歴史を研究する方法ととらえているので歴史学だと思っています。 こちらも後半のご説明は乱暴ですね。 日本の考古学が世界的に見て劣っているという評価は寡聞にして聞いた事はありません。 確かに旧石器の研究は例の事件で大打撃を受けましたが、それで全ての研究結果が否定された訳ではありません。 ソースさんにしても貴方様にしても何故後半をそんなに乱暴な結論を書くかなあ。 言葉の地域的違いに関しては同じように感じます。 そのあたりが時代的にどこまで遡れるかでしょうか。 時間がないのでここまででお許し下さい。
権威に逆らうことを躊躇する文化 講師風情が大発見しても、その道の権威に反することなら、余程の覚悟を持たなければ、発表を躊躇する風潮が日本にはある。 この掲示板でも、反対派は無視しろとお達しを出す者がいる。自由に議論できず、多数派が少数派に圧力をかける体質、持論もないくせに、反対派に噛みついて見せる太鼓持ち、議論や論争を良しとしない土壌に正しい結論は導かれない。 反対派意見から学ぶことは多いと思っています。
ありがたく拝読しました REIさん、返信ありがとうございます。 REIさんのコメント中で、 考えさせられるところがあったことはありがたく思います。 本題です。 お言葉ですが、乱暴、などと思っておりません。 まず前提としてREIさんにとって当然ご承知のところと思いますので、 改めて書くまでもないと思いながら書きますが、言葉使いが乱暴であることと主張自体が乱暴であることには何ら関係がありません。同様に言葉使いがていねいであるなら主張も正しいというわけではないということも。 さて、REIさんが例として挙げておられる、石器時代の捏造の件、 私の中で、まったく問題としていません、最初から相手にしていません。 なぜなら、考古学会全体にとって、あのような個人資質の類からくる行為など本質的問題でないからです。 REIさんのおっしゃるとおりです。 >日本の考古学が世界的に見て劣っているという評価は寡聞にして聞いた事はありません。 日本の考古学を批判する本や論文は多くあります。 その議論の多くは研究の方法論と議論の展開方法、論理の構築に関してです。 考古学研究でしばしば行われていることとして、 いちばん最初の出発点において、 (もちろん研究者にもそれなりの根拠があるのかもしれませんが) 「~であるはずだ」という、 証明されていないこと、他者によって検証されているかどうかもわからないことを、 あたかも数学における公理や定理のごとく最初に据えて、 そこに、さらに「ゆえに、~である」ということを積み重ねながら結論を導くというものです。 証拠主義を重んじる立場からすると、とても信じられない議論の方法です。 これでは到底学問と言えないでしょう。 学問というからには一つ一つ証拠を提示することで(この点で文献資料と発掘資料はどちらも重要です)、 検証に耐えられなければならないのです。 そういうことを考慮しない「~であるはずだ」 という議論がいかに多いことであろう、というのが多くのまともな批判者によって 提起されているのですが、いわゆる権威という人にとって そのような批判などただの雑音にさえもならないのでしょう。 ここで、それではそういう批判の例を挙げろ、 と当然そういうことになると思いますが、もともと専門家ではないので直ぐにあげることができません。 しかし、ご興味がありましたらネットで簡単に検索できます。 検索をたよりにAmazonで探すこともできるでしょう。 ひとつ、具体的に紹介しておきます。 まだ学生のころっだったかもしれません、何時のことだったかもうかなり前の出版ですので。 『とんでも本の世界』。 あまりに好評で、続編も出ました。 この本自体、お笑いをネタにしたような本ですが、しかし内容は侮れません。 権威といわれる人たちに対してもいっさい遠慮はありません。 お笑い本の体裁をとりながらも本質に迫り、批判を展開する内容の本です。 例を挙げますと、昔、アメリカは日本だった、という主張の本があって、 その内容はオハイオ州のオハイオは日本人の朝の挨拶である、 だからアメリカはむかし日本であった証拠である、とかいう本を批判していて、 いやネタにされているといったほうがいいかもしれません、批判されて当たり前ですね。 でも、もちろんこのほうな本ばかりを、とんでも本、として批判しているわけではありません。 高名な考古学者の本も遡上に上がってます。 それを読むと、昔アメリカは日本だった、と、 方法論において大差ないというのもうなづけるというものです。 まじめな本です。 他にも、発掘調査の発掘の成果において、 奈良の国立系の研究機関は邪馬台国が近畿にあったことを前提に我田引水的に評価しているなど。 上に書いたことで、もちろん、批判者の言い分が正しいと決めつけるわけでないことを申し添えておきます。 このトピの出だしから、例のごとくなので、先のREIさんへのコメントはその調子で書きました。 しかし、REIさんのように、極めてまじめ(それが普通ですね)な読者も本掲示板にいるということ、 以後、留意したいと思います。 夏草やさんへ、 本トピで今日のところはここまで。 いづれ、先の夏草やさんのレスに返信します。