ひょっとしてコサ語?

高島さん、こんにちは

『縄文語の発見』は、そもそも高島さんが立てたトピックで出てきた話題にて、とんだ方面に向かって荒れることがなければ、私も高島さんのトピの中でのんびり感想を書いていたはずです。高島さんの元トピに感謝しています。

高い? 私は状態の悪い古書で買ったので安かった(笑)。元の持ち主による傍線が目立ち、なぜここ?との驚きを含めて楽しみました。

南アフリカ旅行いいですね~。
行ったことはありませんが、南ア出身の知り合いがあります。
車内放送の4つ目の言語とは、マンデラ首相の出身部族コイサン族のコサ語かなと思いました。
あの人たちは、髪質以外は日本人に外見がよく似ているんですよね。画像で見るに、パンチパーマをかけた日本人のような外見というか。旅先で実際に会いましたか? あんなに遠いのに不思議です。コサ語は膠着語で現在はアルファベット表記と聞きました。

そうなんですよ。アフリカは南北にデカイのに、”同系”の言語が広がるという謎。東西方向の広がりは、環境条件が似る場所も多いからまだ理解できるのですが、南北はねえ、なんでであろうか。
さらには、いかなる観点でAB言語は同系とされるのか、の謎が私にはあったもので、この本でなんとなくではありますが方法論がわかり、”同系”との説に賛成するか否かを自分なりに判断ができるようになったことが大きな収穫でした。もともと方法論を知っていた人々には、さらに先の収獲がありましょう。

>我が日本語に仲間がいないとなると残念です。・・・

聞いているうちになんとなくわかってしまう言語が周辺にないのは、たしかに残念ですね。
見てわかる言語は、中国語がど~んとあるんで、楽しいんですが。

ではまた。


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1件のコメント

  • Re:ひょっとしてコサ語?

    夏草やさん、こんにちは。

    まず、コイサン人はバントゥ系のいわゆる「黒人」とは別の人種(歩き方だったか、彼らは黒人ではない、と断言しています。)で、いわゆる「原住民」なのですが、南下してきた「黒人」に征服され、今はカラハリ砂漠とかでほそぼそと暮らしている・・・となっています。

    ネルソン・マンデラさん出身である「コサ」はバントゥ系のコサ族・コサ語のことで、おっしゃるとおり、ヨハネスブルク近郊ではズールーの次にたくさんの話者がいるので、ハウトレインも恐らくコサ語だろうとは思われますが、これは私には分からない、というところです。

    ステレンボッシュでガイドも入れて10人のワイナリーツアーに参加したのですが、私以外はガイドの南ア人、カナダ、ドイツ・・・と9人とも白人で、非白人は私だけ、で9時間ほど一緒に回ったのですが(もう人種的アウエイは慣れました。・・・)ガイドの人がANCの悪口(まあ、ANCもズマ大統領を解任しなければ選挙に勝てない、と判断したのだから、相当悪かったのだと思いますが)を色々と言ってたのが印象的で、こういうとこでは政治の話はしないという原則を破り、それになりにおもしろかったです。ズマ大統領は反ANCで名前を挙げたインカタなどの母体であるズールーで、この辺も微妙な問題があるらしいのですが、やはり、なんかきちんとした解説書が欲しいなあと思います。

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    南アの政治と言語

    高島さん、こんにちは

    私は基本的なところで勘違いをしていたようです。
    解説をありがとう。

    まずコイサン族とコサ族は別である。なるほど、コイサン族はカラハリ砂漠に住む人々で黒人ではない、マンデラ氏のコサ族は南アに全土に住む人々でバンツー系でしたか。
    見せてもらって「パンチパーマの日本人に激似だ」と思った画像は、コイサン族の方だったようです。

    それから、アフリカ大陸の言語分布も検索してみましたが、これも私の勘違いで、やはり東西広がりが基本で似た環境圏に広がっているのですね。

    それよりも、お書きになられ南アの政治状況がさっぱりわからず(笑)、とりあえずwikiの南アを読むことから始めてみました。「公用語は英語、アフリカーンス語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の11言語。しかし、実質的には公用語として機能しているのは英語のみと言える」とのことで、南ア関連の政治ニュースについて、英語で話す場面ばかり選ばず現地語の演説で観せてほしいと思っていたのですが、そもそもが政治は英語で語る国だったのだと理解しました。それから、公用語だけで11言語!とバベル崩壊後の世界を想像すると、違うようで、バントゥー諸語間の違いは「意思疎通には問題ない」レベルですか。日本語世界では方言扱いの言葉がいくつもある国だと考えればいいのだろうか。

    さて、
    >なんかきちんとした解説書が欲しいなあと思います。

    南アの政治と言語の関係に関する解説書ということだろうか。多言語地帯の大統領制で起きがちな混乱とか? わかりやすい解説書が欲しいですね。南アの政治というと、ズマ大統領とトランプ大統領の類似から、トランプ大統領の今後を占う、みたいな文脈でしか接したことがありませんでした。

    おかげさまで、南アフリカ旅行の話に興味がわきました。
    ではまた。

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