Re: オルネー・ス・ボワ こんばんは。 ネットで政治のお話はご法度かな。掲示板の趣旨からすると脱線100%ですね。ごめんなさい。 サルコジさんのやり方はいささか拙劣かなあ、って感じます。ヴィルパンさんもENAの人、なかなかどうして、庶民丸出しの移民出身の方達とは折り合いがつきそうもないのではないかしらん。フランス自身にとって自分の身の持ち方、まさに内政問題そのものなので、これからもとてもしんどい問題ではないか、と感じています。 FNみたいに、地元の極右はいても、彼らを代表する立場の人間が公式に政治の場(アサンブレーナショナル)に送り込まれるようにならないとなかなかうまく折り合いがつかないのではないかしらん。彼らも人間だもの、彼らの利益を代表する人間が出て行かないと。移民に労働力を求めたのかもしれませんが、来たのは人間だったということでしょうか。 p.s. それにしてもENAルキーって、今のお互いの経済の敷居が低い世の中では、国の中身をある程度のところで天井打ちさせてしまう、弊害面の方が結果としてでてしまうのかなあ、ってみています。日本で言うと、例えば、成田の貨物便の様をみてください。国が航空業界(JALANA)を守ったところまではいいけど、結局、貨物は粗方北米の業者にもっていかれてしまいました。そういった、あるところまではいけるけれど、やり方でブレークスルーできない(競争力の天井打ち)のは、親方に守られるとどこもそういった傾向がみられるような。 ENAの人達がひっぱる仕組みって、ある程度はいくけど、どうしても、限界打ちが来てしまうような。 私も彼らをむしろ力に出来るような、息の長い取り組みがフランスには必要なのかなあ、って感じています。そうでなくたってたった一度の試験で人生決められるのは、フランスの若者でなくたってたまらないと思いますよ。ENAるきーってみていて切ないです。 昔のローマの様には寛容にはいかないのかな。今のガリアの人達には無理なのかしら。
この一文・・ Tom&Jerryさん、こんにちわ。 >移民に労働力を求めたのかもしれませんが、来たのは人間だったということでしょうか。 するどい一文です。 結局は、実際に仕事をする移民の心を考えず、単に労働力としかみなしていない政府。 反対に、わずかならでも食べてゆける稼ぎがあれば、親族も頼って来るわけだし、中には不法侵入もいとわないってことになるわけでしょう。 残念ながら、許されることではないのですが、仏政府は反省しないといけませんね・・・。 >昔のローマの様には寛容にはいかないのかな。 ・・塩野七生さんの本を少しずつ読んでいる最中ですが、正々堂々と戦って、負けた相手のみ寛容にだった様に思います。 >今のガリアの人達には無理なのかしら。 (それほど知識はありませんが)傍目に、エリート国家で、突然社会主義国になってみたり、過去は自国の王や女王をギロチンにかけた国と言うことで、憧れの国である反面、変な国であると思っています。 ギロチンの件は、首を切られるまで贅を尽くした王室も問題だとは思いますけどね。
Re: この一文・・ こんにちは。 当局側も重い腰をあげながら、いわゆる「確固たる」対処に入っているようで。現場の警官の方たちはご苦労な事だと思います。 私自身は、こういう「暴発」も、雨降って地固まるような流れになれば、と強く思っています。寛容って、単に「弾圧」だけでなくて、本質的な問題点を考えて、若い彼らを受け入れる「寛容さ」「大人の度量と知恵」が大事だな、と思って書きました。フランス政府側も大凡そんな流れになっていくのかな、と思って下記を読みました。 http://d.hatena.ne.jp/Montferrand/ 「ローマ人の物語」の例は適切ではなかったですね。ごめんなさい。