クレープに関するトピが出ていましたが、あれはおやつに食べる甘い系統のクレープだろうと思います。
食事時に食べるgaletteについて、フランスでの言葉の使い方で疑問を持ったので、トピを立てました。
食事のgaletteというのは、こんな感じのものです。↓
http://www.le-bretagne.com/j/galette.html
発端から;
2002年にパリ北部郊外のRER-A線で30分ぐらい行った町のお宅に泊めてもらいました。
(短期ホームステイとでも言うような形式です。)
ある日の昼食に、上に示したようなクレープ(日本語ではガレットか?)が出たのです。
フライパンを裏返したような焼き器の上で焼いて、できあがったら、皿にのせて出しナイフとフォークで食べます。
そこのマダムをマダムAとしておきます。
マダムAいわく、「この料理、なんて言うか知っていますか?」
私は、この、そば粉のお好み焼きのなりぞこないみたいで、
焼きすぎた部分は、ナイフで切りにくいし、その時初めてだったので、知らないと言いました。
(日本では、その当時、現在ほどガレットがポピュラーではなかった。)
マダムは、「ブルターニュの料理で、galetteというのよ。」と教えてくれました。
今年5月にパリ南部郊外Essonne県の別の家庭に泊めてもらいました。
ここのマダムをマダムEとしておきます。
ある日の昼食に例のそば粉のgaletteが出ました。
マダムEが「これ食べたことある?」と聞くので、
ふふん、知ってるよという感じで「食べたことあるよ、galetteっていうんでしょ」
と言ったら、マダムEは、
「galetteと言うものは別のもので、これはcrêpeっていうのよ。」
と言うのです。
また、「galetteと言うものは、薄いお菓子のようなものを言うのよ」
と手で5cmくらいの丸を作りながら言うので、私は、
「???。でも、パリ北部郊外のお宅のマダムは、galetteって教えてくれたよ」
と言ったのですが、断じて違う、crêpeである、と言い張るのです。
明くる日、私が午後4時頃帰宅すると、お茶でもどうぞというので、
キッチンのテーブルでお茶をいただくと、お菓子をどうぞと言って出されたせんべいみたいな、ちょうど昔のビスケットをやや堅めに焼いた茶色いものがありました。
「これは何ですか」と聞くと、「これがgaletteですよ、箱に書いてあるでしょう。」
と言われて見ると、箱にデザインされた字でgaletteと書かれていました。
前の日に私が納得していない様子だったので、私に見せようとして、買い物の時にスーパーで買ってきたものでしょう。
(こちらは大しておいしくないです。そばの味がするかどうか覚えていません。)
後で辞書を見ると、galetteとは、平べったい菓子を言うとの項もあり、こちらが本来の使い方かとも思います。
その後考えたのですが、
フランスでは、crêpeに対してgaletteの使い方が一般的になっていないのでしょうか。
(クレープのような形をしたものをgaletteと言うのは、ブルターニュの言い方のようですし。)
ブルターニュでは、甘党系のクレープもgaletteと言うのでしょうか。
なぜ、マダムEは、あれほどcrêpeと言い張ったのか。推定される理由などあれば教えて頂きたいです。
両マダムとも、パリ近辺の育ちで、地方には住んだことはないそうで、地方の言葉との差ではなさそうです。
この辺の事情に詳しい方がいらっしゃったら、レスお待ちしています。
(なんだか、フランス語の掲示板へ行った方が良さそうな内容になりましたが、よろしくお願いします。)