シャトルバスのコース

エールフランスのモンパルナス駅から出るシャトルバスは、
パリ・リヨン駅を経由してCDG空港へ行くようになっています。
エールフランス組合は、バスみたいなマイナーな部分をストするのかどうか、
かなり動かすと思えますが、それ以外の心配な要素があります。

それは、フランスの交通ストは、職場で気勢を上げる形ではなく、
街に出て延々とデモ行進をするのです。
このため、車がその場所を避けて、通れるルートに殺到するため、
デモじゃない場所でも渋滞が起こるのです。
運転手が確保できたとしても、
渋滞の中を出て行ったバスが一台も戻ってこなければ、乗れません。

この日は、モンパルナスから出るバスは、相当遅れるかも知れません。
（街の中にあるパリ・リヨン駅に寄るので）

凱旋門からポルトマイヨに寄ってCDG空港に向かうエールフランスバスは、
ちょっとはましかも知れません。

一方、オペラ座から出るロワシーバスは、パリ市交通局RATPの運行なので、
運転士はかなりストに参加して、運行本数の確保は難しいでしょう。
それと、町中を通るので、パリ市を出るまでは、渋滞もあると思います。

電車RER-B線は、北半分は国鉄sncfの運転、南半分はRATPなので、ストになると、
運転士の確保などの問題で、うまく連携出来ずに、停まることが多いようです。
（ストの時、南半分と、北半分で別々に折り返し運転をしたこともあるようです。）
それに、混み合うときには、スリが観光客をねらって仕事をしに来る可能性もあり、
乗ることを考えない方がいいでしょう。

費用はかかっても、タクシーが安全でしょう。
渋滞は街中に比べればちょっとは少ない外郭道路を通って行ってくれるでしょう。
タクシーは、宿泊するホテルに前日など前もって頼んでおけば、呼んでくれます。
相当早めに空港に着くように計画しておいた方がいいですね。
（フランスでは、タクシーは流しを捕まえるのではなく、
　タクシーを呼ぶか、タクシー乗り場で乗るのが基本となっています。）