1泊ならそれこそベネチア、ベルリンなどヨーロッパ中行けますよ。

飛行機が苦手で東京から福岡まで日帰りで行く友人知人(仕事、墓参りなど様々)が何人かいます。
パリからスイス、ドイツ、オランダもそんな感じです。
TGV網が発達してるので、信じられないところまで日帰りできます。アムステルダムなんて3時間19分ですよ。

今はダイヤが変って短時間しかいられないようですが、以前はその旅で行きそこなったローテンブルクまでどうしても行きたくなったと帰国前日パリから日帰りした女性もいました。

ほんの1時間でも散策できればいいということで。欧州23ヶ国の列車乗り放題のグローバルパスが1日余っていたから無料(予約料の数百円のみ)ということで行ったようですが。1泊2日なら今でも25時間以上滞在できますから余裕です。


日帰りは片道5,6時間までは可能です。朝の始発で出て正午ころ着き、午後いっぱい(半日)滞在。夕方発の終列車で２２、23時台にパリ着というわけです。問題は遠いので高くなる交通費です。乗り放題の鉄道パス利用がコツです。

前回は自分で行ったときのことを書きましたが、家族や友人がパリに来たときは仕事のある平日は勝手に散策してもらい、土日に日帰りか1泊で欧州各地に行きました。

せっかくヨーロッパに来たのにパリだけでは、もったいないというのです。1泊でウィーンやローマに行けないかしら？というので、1等のパスを日本で買わせて(私も1等パスを持参)、行って来ました。

6月の一番日の長い季節だったので、ウィーンは19時22分着で、12時間16分と2泊3日でなければお薦めできないコースですが、どうしてもウィーンを一目見たいというので仕方なく付き合ったわけです。

「また別の機会にウィーンに行けばいいのに」と思いましたが、マリーアントワネットが旅したコースだし、当時よりは全然楽でしょという理屈のようです。面白そうとなっちゃったわけです。

私も好奇心は人一番強いので、日本人第1号かな？と思いトライしたくなったわけです。でも1等なので、日本から欧州までのエコノミー13時間に比べれば、疲労度は3分の1程度です。

当日は2時間以上散策。翌日は早朝に起きて、10時40分の列車まで5時間弱は散策できました。王宮、シェーンブルン、シュテファン寺院みな見れました。館内は1、２ヶ所だけだったかな・

これを聞きつけて次週に来た友人が「じゃー私はベネチアに行きたい！」「そんなことで対抗するナ！」(私)
まあ、自慢したいんでしょうね、友達に。皆びっくりするでしょうから。

これは18時着の翌日11時50分発と、散策、観光時間が計9時間以上はありました。問題はTGVの予約のほうで、パスは枠があるので超早めにしました。

マルセイユは3時間10分なので私の基準では完全に日帰りですね(笑)
ロンドンは2時間17分です。

1泊のお薦めはノイシュヴァンシュタイン城(ミュンヘンまで6時間なので楽勝です)やローテンブルク、ハイデルベルク、ライン下りなど。

スイスもチューリヒまで4時間11分ですから、グリンデルワルトやツエルマットも楽勝もいいとこです。ミラノ7時間、バルセロナ7時間31分、ベルリン8時間13分、フィレンツエ8時間49分(いずれも片道で、現在の時刻表です)も試しましたが、ベルリンは24時間以上、バルセロナ21時間半、フィレンツエ20時間半滞在できました。そこから睡眠時間8時間を引いたのが観光可能時間です。

マルセイユは仏では一番治安がよくないので、何か目的があって特別に行きたい方は別として、お薦めしたことはありませんとだけ申し添えておきます。