一山みんなモンブランなんです。 モンブランの山頂は実はシャモニーの村の真ん中からは見えないのです。 もちろん裾野の一部しか、それに今ではボゾン氷河もロープウエーの乗らないと。なぜなら氷河がほじった?後で溶けてたけが低くなったため村の中からは見えなくなっています。(昔は・・二十年ほど前までは見えてたらしいですが・・) 時の経過で村はずれの、それもうんとはずれのボゾン氷河のとけた川わらのそばに開けた新興リゾートのホテルや、YHなんかのある場所からは、川原のむこうに聳え立つモンブラン山塊が下から・・!見えるというわけです。 でもそれほどカッコウはよくありません。 やっぱり谷向こうのブレバンのロープウエーから見るのが圧巻です。 さて山頂・・つまり最高点はいくつかある峰の中央部分にまろやかな雪の円頂がありますが、これがモンブランのテッペンです。 つまり下から見るとどこがテッペンかはまったく不明・、エーギュドミディから出さえ果たしてテッペンが見えているかどうかは不明デス。つまりあの辺・・という感じです。 ちなみにイタリアサイドのベニの谷奥、エリザベッタ小屋方面から見るとそそり立つ崖の上が、モンテビアンコとまったく形状さえ違います。 以前ミラノからパリへ夕方飛んだ際、夕景のモンブラン山頂真上を抜けました。 灰色の雲海の中にまるではげ頭のようなまろやかな、しかも夕日に染まって柔らかなピンクの円丘が浮かんでいるのを見ました。 今でも忘れません。 モンブラン登頂の登山者はけっこう苦しいアルバイトの末の雪の山頂のぼりで、突然ガイドが"ここだ”と叫ぶので山頂と判るのだそうです。 つまりあの山の塊全部がモンブランということです。
頂上直前にナイフリッジ モンブラン登山の難所が、頂上直前のナイフリッジと呼ばれる鋭くとがった雪の尾根。高山病の影響で、綱渡りのような尾根を渡りきるのはヒヤヒヤ。 もちろん、パートナーとはザイルで結ばれており、どちらかが足を滑らして転落した場合は、反対側の雪の崖に飛び降り、パートナーの転落を食い止める覚悟で一歩一歩登っていく。 ガイドが何にもない平らなところ指して「ココが頂上です」なんて指さす腑抜けた頂上ではなく、高山病でフラフラする中、最高の緊張感でナイフリッジを渡りきった後の、ホッとする場所がモンブランの頂上なんです。 私たちが上った時、どこからともなくシャンパンのお祝いのお裾分けの一口のまわし飲みが手渡され、最高の味わいだったなって記憶があります。
いや、こりゃまた大変な失礼を・・・ gutenmorgen うーんちゃん登った方のご登場、恐れ入ります。 古い友人や若いお仲間のお話を聞きかじっての書き混みでしたので、ご気分を害されたようでしたらお詫びします。 でもふらふらしながら歩いていたら・・というのは一応<体験談>なんですが・・。 でも山頂はたしかなだらかな丸い雪の・・・ルートもひょっとして違っているのかもしれませんね。
ニース-ブリュッセルの機上から ブリュッセル航空のB737-400という少し古い機材の右の窓側でした。 少しエンジンフードと翼が邪魔しましたが、窓から下界が見えました。 リージョナルジェットなので国際線とはいえ飛行高度は6000mくらいでしょう。 道中半ば、わりと近くにかなり高い雪をかぶった大きな山塊を見ることができました。 地図を確認していませんが、モンブランの山塊だと思います。どこが頂上かはっきりしません。 その後雲が多くなり、レマン湖などは確認できませんでした。 コートダジュールの夏の青い海と比べ、曇り空のイギリス海峡は風が強く白い波頭が立っていました。 日本に例えれば沖縄から釧路に飛んだみたいな感じです。
Re: 一山みんなモンブランなんです。 >さて山頂・・つまり最高点はいくつかある峰の中央部分にまろやかな雪の円頂がありますが、これがモンブランのテッペンです。 >つまり下から見るとどこがテッペンかはまったく不明・、エーギュドミディから出さえ果たしてテッペンが見えているかどうかは不明デス。つまりあの辺・・という感じです。 確かに展望台から見てもピークは斜面の向こう側かもしれないという見え方でしたね。 >突然ガイドが"ここだ”と叫ぶので山頂と判るのだそうです。 と言うことは、言われなければ天辺かどうかわからないのですか・・・・ 難しい山なんですね。 >つまりあの山の塊全部がモンブランということです。 と言うことは、村からソッチの方向を指差して「あれがモンブランや」と言うと「当たらずと言えど遠からず・・」って事なのでしょうか?