列車を特定するものは列車番号と終着駅

こんにちは

CDGからマルセイユやリヨンに行くのにTGVに乗ったことがありますが、そういえば、CDG-TGV駅にはホームに降りる階段の上に、nord　とか　sud　とか書いてあるのに気付きましたが、何でそんなものがあるのだろうか、と思った程度で、別にそれが何であるかを知っているから乗りやすかったということはなかったです。
（結論的にいうと、知っていれば役に立つかもしれないが、知らなくても乗るのには困らない。）

どのホームに降りるべきかの判断は、電光表示板に示されるホーム番号で、普通は発車予定時刻の20分前にならないと、ホーム番号が表示されません。


TGVによらずどの駅でも、タイトルに書いたように、自分の乗る列車を特定するのは、列車番号を切符から読み取ることにより、列車が遅れて発車時刻が変更になっても、電光掲示板の列車番号と照らし合わせて、間違いなく自分の列車に乗れる仕組みだと思っています。

切符には、その列車の終着駅は書かれません。列車番号が頼りなのです。

列車番号は、TGVの場合、TGVであることと、番号xxxxｘが表示されますが、在来線の場合は、非常に桁数が多く、電光掲示板には、最後の6桁程度しか表示されないので、切符の頭の番号から見て違う列車だと思うと、早とちりです。

メトロや、パリ市内の電車RER、パリ郊外に行く地上から出る近郊列車は行き先で判断しますが（近郊列車の場合は列車番号も出るが、切符に列車番号は書かれないので、行き先で判断するしかない）、遠距離列車は考え方を変えないと、いちいち自分の乗る列車の終着駅を調べなければならない面倒が起こります。

おそらく、仏国鉄としては、客に、終着駅を知らなくても（といってもだいたいどの方面の終着駅かは乗る人には分かるという考えなのでしょう）、列車に乗れる仕組みだと考えているのではないのでしょうか。


参考までに