Re:仏国鉄SNCFがgoogleに鉄道情報を提供していないことから起こることのようです

mamoruさん、GIULIAさん、こんにちは。

なるほど・・・Googleに情報を提供しない会社があるというのは聞いていましたが、その結果具体的にどうなるのだろう、と思っていたのですが、こういうことなんですね。SNCFであれば考えられる(?)ような気がします。

前にも書いた通り、googlemapは私は街中でしか使わないし、基本的にはその交通機関のウエブサイトに頼ることにしていますが、こんなこともあるというのは頭に入れといた方がいいですね。

話は変わりますが、テロですっとんじゃいましたが、同日にあったストラスブール近くの新線でのTGVの史上初の死傷事故は続報を聞かないのですけど、原因は分かったのかどうか・・・あっちの方が旅行者の安全にとっては(原因に依りますが)より影響が大きいような気がします。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 15/11/30 22:18

    TGV路線延長の試運転期間中の脱線事故

    高島たいらさん こんにちは

    検索した結果では、事故調査委員会(仏では bureau d'enquêtes sur les accidents de transport terrestre というらしい)の原因調査最終発表はまだのようですが、事故5日後に仏国鉄から発表された内容では、高速線から在来線に入る近辺で、カーブでの速度を落とすのが遅れたことが要因とされているようですね。

    wikipediaより
    https://goo.gl/TDIQQP
    wikipediaの記述では、現在発表された原因としては、事故5日後の11月19日に国鉄から発表された原因推定しか公になっていません。
    国鉄発表によると、
    在来線に入る接続部のカーブでは176km以下で設計されているが、そのゾーンに近づいたときの列車の速度は265km/hで、ブレーキを掛けた結果カーブに入ったときの速度は243kmだった(速度を落とすのが遅すぎ)ことが直接の原因だとしている。

    11月19日の報道(ルモンド紙)より
    http://goo.gl/vNtG91
    さらに、
    国鉄の発表では、運転室には通常試運転時には3人であるはずの運転手以外のスタッフが6~7人入っていて、運転士の注意をそらしたこともあり得る、
    と発表していると報道。


    う~ん、
    カーブにさしかかったとき、運転士がうっかりして速度を出しすぎていたら、自動的に何か安全速度に落とす仕組みが働かねばならないと思うんですが。
    この線路は2016年4月には営業運転の予定になっているそうで、心配ですね。

    フランスのTGVでは、高速線は町外れを直線的に走っていて、高速線のまま町に入ることはほとんどなくて、引き込み線のような形で町に入るため、カーブは必ずあるものだと思います。

    今回のストラスブール近郊まで延長してひかれた高速線も、地図を見る限り、高速線はストラスブールの町の方を向いて終了ではなくて、まっすぐ東に(すなわちドイツの方に)向いているようです。そこから引き込み線のような形でストラスブール駅に入る形式のようです。
    このような形式は、地中海路線でも、ディジョンやリヨン等でもそうで、地中海方面から乗ってリヨンに止まらない列車の場合、リヨン市から離れた場所を高速で走って、いつリヨンの近辺を通ったのかわからない状態ですね。

    地中海路線のアビニョンTGV駅やエクサンプロバンスTGV駅、東路線ではロレーヌTGV駅などは、町から数キロ離れた所にあり、周囲には何もない畑の中で、直線上に駅があるから、カーブの事故はないかもしれないけれど、町に入るTGVはあまり先頭付近の車両には乗りたくない感じですね。





    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re:TGV路線延長の試運転期間中の脱線事故

    mamoruさん、こんにちは。

    詳細なレポートありがとうございます。でも、おっしゃるとおり、カーブに入るときはATSみたいな装置で制限速度を上回れないような仕組みにはなってないんですかね。

    TGVで驚いたことがあるのは、上下線を上上線にして、同じ方向へ「複線」にして走らせることです。シーズンには臨時列車をこのように走らせることがあるそうなのですが、これは仕組みというより、「発想」が違うのでしょうね。

    ストラスブールは結果として「通過」はしないのかも知れませんが、マンハイムーバーゼルの新線につなげて、バリからミュンヘンやスイスに「高速鉄道」で行きやすくする、のでしょうかね。ドイツも「ICE網」とかいう割には「新線」部分はそんなになくて、「新線」づくりに熱心なフランスは好きなのですが、事故だけは気を付けてほしいものです。

    新線といえば北海道新幹線ですが、JR北海道の「高速鉄道」に乗るのはおっかないですね。・・・車両もなにもJR東のものを使っているし、指令も東京から一元化していますが、インフラが大丈夫なのか・・・「初めての人身事故」なんかは、間違っても起こさないでね、と言っておきたいです。

    • いいね! 0
    • コメント 0件