Q&A

北フランスのおすすめ都市を教えて下さい

公開日 : 2023年04月20日
最終更新 :

来年5月にベルギーの猫祭りに行く予定です。
ブリュッセルから約1週間の予定でイーペル、ブルージュを回ったあと最終パリまで鉄道または飛行機で移動しようと思っています。
ブルージュからパリまでの間でおすすめの観光名所、または都市を教えて下さい。
興味があるのは歴史、猫、シーフード、ゴルフ、お城、グルメなどです。

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6件のコメント

  • 23/04/22 12:49

    シーフードについて(個人的な好みから)

    こんにちは

    リール(Lille)の町の西120㎞の英仏海峡の海岸にフランスで最も水揚げ量の多い漁港の町 Boulogne-sur-Mer があり、リールは新鮮な魚介類が入りやすい町だと思います。
    (Boulogne-sur-Merの水揚げ量は日本で言えば中規模の漁港程度のようですけれど。ドーバー海峡のあたりは、南から来たメキシコ湾流の支流と英国の東にある北海からの寒流がぶつかる位置にあり、日本で言えば、黒潮と北から来た寒流がぶつかる銚子沖のような関係になっているのかと思います。ちなみに、銚子漁港は水揚げ量が断トツの日本一です。 )

    昔、鉄道が敷かれていなかった頃は、Boulogne-sur-Merから300㎞離れたパリまで、馬車に積んだ魚を各宿場で馬を繋ぎ変えながら夜通し走ったそうで、このことにちなんで数年に一度、馬車でBoulogne-sur-Merからパリまで走る催し物が行われているようです。数チームが出走する競技で、数頭立ての馬車は馬を途中で繋ぎ変て夜通し走り、参加する馬の総数は300頭に及ぶそうです。催し物の名称は、la route du poisson (直訳すると、魚街道)で、アミアンも通るみたいです。

    さて、シーフード料理の話ですが、
    5月の連休から初夏にかけて、ベルギーや北フランスの魚料理を出すレストランでは、今日のおすすめ料理に barという魚の料理が、看板に書かれているのをよく見かけます。(場合によっては、軒並みおすすめ料理がbarだったりする地区がある)
    barという魚は、日本で言えばスズキにあたり(厳密には大西洋のスズキは日本のスズキとはわずかに違う種類らしいです)、食べた感じははスズキそのものという感じでした。この時期、よく獲れるのでしょう。
    barは地中海地方では loup de Mediterranee と言います。(直訳すれば、地中海のオオカミ)プロバンス方面でもよく料理に使われています。

    魚介類のスープの話
    スープと聞くと、サラサラの野菜スープのようなものを想像しますが、フランスで供される soupe de pecheur という料理は、ブイヤベースのスープの中に魚介類が入ったまま出される形に似ていると考えて良く、濃厚な味です。

    深皿に入ったスープと一緒に、直径がフランスパンの半分ぐらいの一口で食べられる大きさのパンをスライスしたものと、ニンニク入りのマヨネーズのようなペースト、ハードタイプのチーズを線状におろしたものが出てきます。
    パンの食べ方は、パンにペーストを塗ってその上に糸状のチーズをのせ、それをそっとスープに浮かせるとスープが徐々にしみ込んでくるので、沈まないうちにフォークですくい上げて食べると、シーフードの味のスープとチーズの味が混ざって、絶妙なうまさを口の中で醸し出します。
    使われている魚介類は、魚、エビ、カニ、貝類(ムール貝を含む)などです。
    この料理は、ブイヤベースほど高くなく、普通のリーズナブルな値段なので、おすすめです。
    ブイヤベースに入っているサフランは入っていないので、黄色みはなく、茶色系統のスープの色です。

    メニューにj示されるのは
    soupe de pecheur (直訳すると、漁師のスープ)ですが、店によっては、
    marmite du pecheur (訳:漁師の寸胴鍋料理、marmiteは寸胴鍋を言うのですが、料理の仕方を言うのか、入れて出す容器のことを言うのかは分かりません。)
    経験的には、どちらもほぼ同じもののような気がします。店のこだわりだけかもしれません。

    soup de pecheur の写真のサイト↓
    https://onl.sc/AQnefFK

    次に、
    plateau de fruits de mer
    (直訳すると、シーフードのお盆)
    フランスでは、魚介類の魚を除いたその他の食材を fruit de mer と言います(直訳すると、海の果物)。エビ、カニ、貝類、タコなどですね。
    お盆のような容器に、氷を敷いて上に乾燥した海藻か針葉樹の枝先を敷き、その上にゆでた食材を並べて出します。
    ニンニク入りのマヨネーズのようなペースト、別に辛子も出たかもしれない、などをつけて食べます。
    このペーストを一般的にaioli(アイオリ)と言いますが、プロバンス地方に行くと、料理名として、aioliというものがあり、平皿にゆでた fruits de mer が盛られて出てきて、このペーストをつけて食べるものをも言います。

    一般的に plateau de fruits de mer は比較的高価な食材も多く使われ、値段も高めです。

    plateau de fruits de mer の写真のサイト↓
    https://onl.sc/NtN7iwA


    フランスのレストランの紹介のサイトから、Lille市内のシーフードを出すレストランの紹介ページ↓
    https://www.linternaute.com/restaurant/guide/ville-lille-59000/cuisine-poisson-fruit-de-mer/


    参考までに


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    23/04/23 16:39

    ありがとうございます!

    とてもていねいな説明をありがとうございます。
    リールは検討していた地域のひとつでしたので、行ってみたくなりました。
    レストランでも教えていただいたメニューをさがしてみようかと思います。
    ありがとうございました。

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  • 23/04/21 21:55

    日程的な制約があれば、リールとアミアンでいいと思う

    こんにちは

    このあたりで行ったことがあるのは、リール(Lille)、アミアン(Amiens)、ランス(Lens、シャンパーニュ地方のReimsとは別の町)です。

    リールについて
    この町には、フランスでは要塞建築の天才と言われたVaubanという人がルイ14世の命令で手掛けた要塞があります。(ルイ14世の時代は日本で言えば徳川幕府第5代将軍綱吉のころです)
    このころから大砲が戦争で使われだしたので、それまでの塔がそびえたつ城は大砲の標的になって破壊されるので、出来るだけ低く、兵士がこもる場所は半地下のような場所を備えた形になりました。
    正面を突破しようとして進むと、横から銃撃されるような構造になっています。
    (星形の要塞は日本では函館の五稜郭があり、幕末に徳川幕府が外国の侵略に備えるために西洋人を雇って設計したものです。フランスのものは、後ろが崖の場合は、地形を利用して星形は全周の半分ぐらいのものもあります。)

    リールのものは、現在もフランス陸軍が使っているので、内部は厳重な管理下に置かれているようでした。
    内部の見学は、日曜日にガイド付き見学が行われていますが、1週間前までに予約が必要となっています。
    私は外郭の周りを歩いただけでしたが、充分、要塞の感じを楽しめました。星形の剣の先端みたいな塁(稜が出っ張っている)の間を自由に散策できるようになっていました。
    周辺の堀には一部水の流れているところもあり、ジョギングする人もいて、市民の憩いの場となっているようでした。

    Vaubanの要塞は世界遺産になっているものが12か所あり、Vaubanが手掛けたのち後世に改造を加えられていないものが世界遺産に指定されています。リールのものは世界遺産ではありませんが、リールの近くの町アラス(Arras)にある要塞は世界遺産になっています。(私はArrasに行ったことはありません)

    アミアンについて
    この町の観光スポットは、アミアン大聖堂と旧市街ですね。
    アミアン大聖堂は、長さが145mという広大さで、外壁の柱と柱の間の空間の面をすべて精緻に作られたステンドグラスで埋めているのが素晴らしいです。
    ここのステンドグラスは、面ごとに基調となるカラーを少しずつ変えていて、赤でもやや朱色がかったった赤、やや赤紫がかった赤、オレンジでも赤みのオレンジ色だったり、黄色が強いオレンジ色だったり、青でも基調となる色が少しずつ異なる青色が使われていたりして、色のハーモニーが素晴らしいです。建物が大きいので、歩いても歩いてもステンドグラスが続いているのがいいです。
    例えば、パリのノートルダム大聖堂は建物の末端の方に行くと、単なる簡単な幾何模様になるのですが、アミアンのものは手を抜いた感じの箇所は全くなく、隅々まで宗教画で埋め尽くされているのがいいです。
    美しさでは、パリのノートルダム大聖堂をしのぐでしょう。

    アミアンの旧市街は少し歩きましたが、なかなかいい雰囲気でした。
    (私が行ったとき、途中で雨が強く降り出したので、少し見てホテルに引き上げたので、隅から隅まで見たわけではありません。)

    ランス(Lens)
    ここのルーブル美術館の分館は、ガラスを多用した光の取り入れ方を工夫した現代建築がすべてでしょう。展示物はルーブル美術館のものを定期的に入れ替えています。
    建物の設計は日本人のグループが担当したそうで、現代建築に興味がなければ、割愛してもいいいんじゃないかと思います。

    (この後、シーフードについて書こうと思ったのですが、文字数が多くなったので、別のレスを投稿します)


    良い旅を

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    23/04/23 16:58

    mamoru

    アミアン大聖堂のステンドグラスは見てみたくなりました。
    今はなきノートルダム寺院をしのぐとはすごいですね。
    どなたもアミアンをお勧めしてくださるので検討してみます。
    丁寧にご回答いただきありがとうございました。

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  • 23/04/21 13:01

    車なら融通かききますが

    通り道ならリールとアミアンかと思いますが、足を延ばしてルーアン、ランス、ジヴェルニー、エトルタとか。

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    23/04/23 16:52

    teslaさま

    ありがとうございます。
    ベルギー国内ではレンタカーで移動をしようと思っています。
    フランスでは運転したことがないので少し不安ですが、小さな町を転々と訪ねるのも楽しそうですので検討してみます。
    ありがとうございました。

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  • 退会ユーザ @*******
    23/04/21 12:06

    北フランスの都市

    nyan_p 様

    初めまして!

    ノルマンディー地方のルーアンはいかがですか?

    オレは以前ルーアンに長期滞在してました

    フランス語話します

    Bon voyage!

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    23/04/23 16:49

    Laurentさま

    ありがとうございます。
    ルーアンというところもいろいろ調べてみようと思います。
    フランス語は話せないので少し不安ですが。。。

  • アミアン大聖堂

    1 列車でコルトレイク経由リールへ。アミアン大聖堂を見てパリへ。

    2 ユニークな体験&コースとしてはオステンドに出て、北海の眺め抜群の市電で仏国境近くのデ。パンヌへ。バスに乗り換えダンケルク(仏)へ。列車でカレー経由、アミアン大聖堂。あとは1と同じ。

    どちらも1日でパリへ行けます。

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    23/04/23 16:46

    北海の眺め

    ありがとうございます。
    アミアン大聖堂は外せない感じですね。
    あと、北海の眺めが抜群の市電というのにも惹かれました。
    いろいろ調べてみようと思います。
    回答いただきありがとうございました。

  • 電車で

    単純にリールLille、ランスLens、アラスArras、パリ
    アラスからルートを変えてアミアンAmiens、パリとか。

    時間が有るので調べてみては!

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    23/04/23 16:42

    ありがとうございます

    アミアンは何人かの方からの回答にもありました。
    教えていただいた街をいろいろ調べてみようと思います。
    ありがとうございました。

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