それだけならば

行く場所がそれだけ、日程を決めたら動かさない（時間は自由に使える人のほうが
少数派でしょう）、納得できる割引料金が得られるという条件がそろえばです。

すべて鉄道でも、夜行や海峡越えをする、しかも寄り道はほとんどないという時点で、
パス利用は遠のき、さらに日程は一度決めたら動かさないという条件が加わると、
普通は使わないでしょう。

簡単な足し算なので、今晩じっくり考えてみてください。
逆に、安い運賃にあわせて日程や行程を調整するというのも、立派な手法でしょう。

LCCが台頭し、今や大手を上回る実績をあげている現状では、旧来型のパス絶対論に
拘泥する必要もないと思います。44ユーロで飛べる現状では、鉄道はむしろ贅沢品に
なっているのでしょう。パリからの夜行も、上のクラスに空きが少ない。また、
海峡越えは、ビジネス客に大人気で、空路にも負けていません。サービスも良いし。

結局のところは、考え方の柔軟性で、鉄道で通すもよし、空路を使うのもよしです。
半日も違うと取るか、半日しか違わない、空港に行って、検査の列に並んで、狭い
席に耐えて、また移動して・・・・は面倒で、避けでも飲んで寝ていれば着く方を
選ぶのもそれはそれで正しい選択でしょう。ただし、日中のパリからバルセロナは
乗り換えが多すぎて、しかも時間は掛かるし、TGVは揺れが激しく読書もできないので、
私は真っ先に避けますが。