レポート
  • 女性
  • 50代
  • 元県庁職員
  • 香川県
  • 英検2級、ロシア語教員免許、ドイツ語4級

信じられない光景 その5

公開日 : 2022年11月15日
最終更新 :

2008年1月のある日のことだ。
私は、バナラシのどこかのガートを歩いていた。
少し離れたところで、サリーを着た、裕福そうな、インド人と思われる女性が、立ち止まって、そばにいた物乞いに、施しを与えようとした。
次の瞬間、そこら中の物乞い、200人くらいの物乞いが、一斉に、その女性に向かって、突進した。
その女性は、
「きゃあ!」
と悲鳴を上げて、倒れ、私の視界から、消えた。
私は、
「インド人同士だから、なんとかするだろう」
と思って、静かに、その場を離れた。
インドのバナラシには、たくさんの物乞いがいる。
外国人も、たくさん、観光に来ている。
インドの物乞いは、目が、ぎらぎらしているので、
「カバンから、財布なんか、出したら、財布ごと、取れそうだ」
と思って、私は、一度も、施しをしたことがない。
ネパールの物乞いは、おとなしそうなので、何回か、施しをしたことがある。

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3件のコメント

  • 物乞いは、貧しいわけではなく、「カースト」です。

    インドでは、ヒンドゥー教の戒律のひとつの「カースト」で、職業が決まっています。
    先祖代々、同じ職業です。(日本の江戸時代と同じ)
    「物乞い」という職業です。
    「物乞い」は、アウトカーストでは、ありません。




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  • この女性は、私の歩いた道を、後から、歩いていました。

    「少し離れたところ」とは、「ふと、振り返ると」と、書き換えた方がよかった。

    私の方が、襲われなかった理由は、
    1,施しを与えようとしなかった。
    2,髪も短く切り(耳を出した髪型)、男物のズボンをはいていたので、遠くから見ると、男に見えた。
    と思われます。

    インド人女性は、全員、髪が長いです。
    後ろに垂らした、1本の三つ編みにしています。

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  • 被害に遭ったインド人女性は、35歳~40歳くらい。

    服装は、地元のインド人女性と、違っていた。
    マレーシアか、どこかから来た、インド人女性みたいだった。
    (サリーは、インド人女性以外着ない。マレーシアには、たくさんのインド人がいる)

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