意外な使い方

多分、通じていないと思いますが、
”1日券”と言っても0:00-24:00有効なのと、
使用開始から24時間有効のものがあります。
一概に、どちらが良いとは言い切れませんが、
大抵は後者のほうが便利。
宿のチェックインチェックアウトの関係も
ありますが、旅行者って、一泊なら午後に来て
午前中に離れる。24時間有効券なら一枚で済む。
しかし、1日限り券だと、翌日の移動は別途購入。
ナポリはこれで、ローマは24時間有効。

1日券の有効利用法。
滅多にはないことですが、長期休暇のまっただ中
などは、周囲の店が休みです。日曜も同じような
もの。水が欲しくなったが、売っていない。
そこで、中央駅まで水だけ買いに行く。
1日券などを持っていないとまずやらないでしょう。

ローマで実際にやったか否かはさだかではないのですが、
駅構内を通ることで、遠回りを回避できる。
いつもやるのは某東南アジアの市内鉄道。プリペイドが
基本ですが、1日券でもとが取れそうな日はパスを買います。
それでするのは構内通過。これが結構役立ちます。

あとは、料金気にしなくなるので、気が大きくなって、
行動範囲が拡がる。個別券（一回券）だと、夕食に
宿から離れたところに行くのを避けますが、1日券を
握っていれば多少遠くても気にしない。ただし、
タクシーでしか行けないような場所に無理にバスや
メトロで行こうとして、迷ったり、人通りの少ない
道を歩くのでは本末転倒。このあたりは、理性的に。

意外な盲点は、車内検札。これは突然やってきます。
午前中、駅まで行ってあとはおさらばとなると、
ただ乗りしたくなるのが、哀しいかな人間（日本人？）
のさが。こんなとき、登場しますね。こわいひとが・・。

先に書いたことですが、イタリア人の鉄則。切符は買えるときに
買っておけ、、です。
旅行者でも困ることが時々あります。

例えば、ローマの都市線。鈍行で市内（Terminiは通らず）
から空港まで通っている路線です。途中には会社なども
あり、時間帯によっては通勤客も多い。空港近くには
大きなショッピングセンターもあるし、主に団体用ですが、
中級ホテルもあります。これに途中から乗ろうとしたとき・・・。
なんと切符を売っているところが全くない。周囲に店なんかも
なく、一生懸命探したが結局見つからなかった。

ローマより少し北の食事の美味しい街。
宿を中心地から少し離れたところにとり、
しかも場所がわかりにくかったので、タクシーで
行きました。場所さえわかれば（まだ当時はGPSを
使って戻るという手段が使えなかった）バスで戻ることが
できます。イタリアの夕食なので、終わったら22時過ぎ。
店が悉く閉まっているのです・・・・。BarもTabacchiも。
上記イタリア人の言葉通り。何時も、一回券を財布に忍ばせておくこと。
これはイタリア人の鉄則。しかし、日本人観光客は別です。
ケースバーケース。