大体のことはわかりました

わかりました。アリタリア(JAL)での直行ですね。

一番簡単なのは、ローマ着、ローマからミラノへの移動、ミラノから
帰国です。一番時間のロスが少なくて済みます。ローマとミラノとは
ESで4.5時間。一時間に一本の割合で走っています。

ただ、ミラノは買い物と食事以外にはあまり楽しい街ではありません。
多数が持つイタリアのイメージとはかけ離れ、愛想はあまり良くなく、
真面目に良く働き、物事も比較的効率的に進行します。さらに物価がと
ても高く、高級なホテルは400ユーロ、中級でも150ユーロくらいします。
食事も真っ当なものを食べるには一人50ユーロ程度は覚悟しましょう。
私はペックに行ければ十分なので、ホテルさえクリアーできれば行って
もそれなりに楽しい街なのですが。

ミラノは帰りのフライトだけにすることも可能です。また、発着をミラノ
にして、ミラノを含む北イタリアという手もあります。ミラノ宿泊を省く
ことも可能ですが、その場合には最終日は列車で1-2時間程度の街にして
おくべきです。これに入るのがぎりぎりヴェネチアとボローニャやトリノ
です。ヴェネチアは観光で喰っている街なので問題はないのですが、それ
以外の都市は、初イタリアでは少し敷居が高いでしょう。

ローマ周辺はナポリを除いて大都市はないので、やはりフィレンツェが
候補地になるでしょう。ローマに入った日に、そのまま空路で繋ぎ、二泊
したのちに陸路ローマに戻ることにすれば、それなりに充実した旅が可能
でしょう。ナポリもお勧めですが、これも初イタリアでは敷居が高い街で
すすが、行く価値のある街です。北と南とでは、違う顔のイタリアに触れ
ることになります。濃いイタリアなら後者、洗練されたイタリアなら前者
でしょうか。

イタリアは大都市も田舎も良いところです。実は初めてミラノに行ったと
きに、それまでのイメージと全く違う街で好きになり、その後、一週間近
くミラノだけに泊まったことがあります。しかし、一度南に行くと、そこ
はイタリアの良さに満ちあふれていることに気がつきました。これに馴染
むと、ミラノは冷たい街で(冬は霧と雨です)、面白みに掛けると思うよ
うになります。

最近は、とりわけ物価が高く、ミラノやローマを避けるようになりました。
一方、田舎や中都市、大都市でも観光の洪水からは逃れている街は、物価
は高くなったと言っても、イタリアの良さを保っています。ただし、不便
なことが多いので短期、ましてや初めての旅には向きません。