あの緩さがたまらない 確かに30秒遅れただけで、謝りまくるJRに慣れてしまうと、 イタリアの時間感覚は信じられないものになります。 でも、実は真剣に人生に向かってはいるのだろうが、それを感じさせない 生き方に我々が心惹かれるのではないのでしょうか? とくに、イタリアでは食事は最重要課題。しかし、誰も(イタリアに嵌まって しまった人は違いますが)そのための時間を確保しようとしない。 食事は”最低”二時間だと思っています。しかも私の場合、事前調査にも時間を掛けるので、 それだけでは済みません。それにスローフードの国、幸いにもジャンクフードは他国ほど 市民権を得ていないようです。食事に時間を掛ける、店に来ている客を観察し、 できれば店の人と会話する。これも立派な観光で、何もガイドブックに書かれている 場所の確認作業だけが観光ではありません。 しかし、現実はイタリアにまで行ってスタンプラリーしたいの??と言うのが主流。 さすがに今のご時世、それはないだろうと思っても(小旗の元に同じ格好で集まって 旅する時代でもなかろうにと思うのですが)現実には、パッケージを踏襲する人は 少なくない。でも、それはパッケージだから、また、質は無視して短時間に詰め込むことで 集客しようとする主催者側の都合で成り立っていることであって、これを個人レベルで 実際にやれば間違いなく破綻します。例外は、土地勘があるとか、ある程度の意思疎通が 普通の現地人とできるという条件が揃っているとき。 最後に、 一年で信頼できるかたが次々と消えてしまい、とても寂しい思いです。 ぐら姐さんが居なくなったらイタリア版も荒廃するのは目に見えています。 辞めないでください。
アドヴァイスの基本姿勢は初心忘るべからずだと思います 多くの方がされている旅は決してスタンプラリーとは思いませんが、もしそれらの旅をスタンプラリーなら、あなたの旅もスタンプラリーと大差ないかと。 ローマ1日を、2日、2日を3日にのばすくらいのアドヴァイスしか拝見しませんから。 イタリア1週間前後の方にローマかフィレンツエ、かベネチアに1週間全部という旅程を提案されるなら、まだわかりますが、スタンプラリーの街の数を減らす程度のアドヴァイスしかされていませんよ。 2名は別として、去られた方にも原因があったかと思います。 特定回答者よりも自分のほうがその地域に経験もあり、詳しいと自負していたのに、質問者は特定回答者のアドヴァイスばかりに関心を示し、やる気がなくなったのではと推察します。 幸い、特定回答者は回答に専念し、あなたのいう信頼できる方のアドヴァイスに対して、少なくとも先に疑問やいいがかりをつけたりしたのは見たことがありません。 信頼できる方がライバル心を抱き、疑問やいいがかりをつけたことは多くありましたが。 非は特定回答者の方にあったとは思えません。 また、ご多分に漏れずここも高齢化し、回答者の大半は団塊の世代以上かそのすぐ下くらいのようですので、体を壊して海外に行かなくなり、投稿をしなくなったかたもいるでしょう。 なぜ、あなたが信頼できる方でなく、特定回答者にトピ主のアドヴァイスに共感を示し、2人だけのレス交換になりがちなのは、小学生に中学、高校レベルの勉強を勧めたからではないでしょうか。 ぐら姐さんがはからずも述べていますが、海外旅行を初めてしばらくの間は行けるときに、行きたい所にできるだけ行きたいと現在の初心者の定番的旅程のように原則1泊ずつで移動の旅をされていたようです。 他の多くの回答者も最初は同じだったでしょう。 段々、行き先を絞ってゆっくりじっくり観光に移行されています。 すべて、そうとは言えないまでも、多くの旅好きの方がその道を歩むとしたら、JORGEさんも、ぐら姐さんも「初心忘るべからず」で、最初の海外一人旅したときのペースでアドヴァイスされたらいかがでしょうか。 トピ主さんは初心者の方が多いので、きっと共感を示されることと存じます。 私が初心者のときの伊で訪れたのはギリシャからフェリーで伊に上陸し、最初の観光地がアルベロベッロ(つまり伊との出会いの街です)、その後、ナポリ、ポンペイ、カプリ、アマルフィ、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ドロミテ、ミラノ(その後スイス)でした。欧州4ヶ月強の旅で、伊は12泊でした。 10ヶ所で12泊ですから、今回のトピ主さんの1週間で5ヶ所は決して多過ぎる、忙しすぎるということにはなりません。 むしろ、これが初心者の場合の平均的ペースなのです。 旅のスタイルが変わった方に初心者のときのペースを思い出せというのも難しいかと存じますが、たくさん見たいときに いくつもカットを勧められると、テンションが下がってしまいますよ。 あなた様の場合は特に列車に長く乗るのが苦手、揺れるのが苦手と公言されていますので、学生など若い方移動に関してのアドヴァイスは受けないと思います。 伊はじめ欧州各地の識見は感心いたしておりますが、失礼ながら、列車での移動に関しては「誰でも普通にこなしているのに何故」の観を深く抱いております。 去られた方の原因の多くは、初心を忘れて、現在の旅のスキル、移動や滞在ペースでアドヴァイスされ、それがトピ主さんのニーズに合わないためと推察致します。
読解力 人の発言を部分的に取り上げて、ご自分に都合のよい解釈をなさるのは止めて頂きたいと思います。 私は、 「M3さんレベルの移動も含めた駆け足旅行をかつて行っていたことがあります。」 「まだインターネットで調べられる時代ではなく、 宿もほとんど予約せずに、スケジュールも大まかには決めても、 行った先での変更は自由自在、1箇所1~2泊で。 その頃は、同じ土地を2度訪れることはあるまいと思っていました。」 とは書きましたが、それを >海外旅行を始めて(初めてを、私が訂正いたしました)しばらくの間は >行けるときに、行きたい所にできるだけ行きたいと >現在の初心者の定番的旅程のように原則1泊ずつで移動の旅をされていたようです。 と書き換えられてしまうのは、不本意です。 原則1泊ずつなんて書いてもいませんし。 M3さんレベルの移動も「含めた」と書いたまでです。 それにその駆け足旅行(駆け足=原則1泊ではありません。念のため)をよかったとも思っていないことが 文章全体を読んでいただけると分かるかと思うのですが。 そして、インターネットでいろいろと調べられる今の時代であれば、 初心者であっても、当時のような旅行はしなかったかもしれません。 当時は当時で楽しめましたが、 それは情報がない中での現地に着いてのあれこれが とても新鮮だったからと言うこともあるからで、 今なら、初回はともかく2回目以降の海外旅行であれば、 その行き先が初めてであっても違ったプランを立てますよ。 GORGEさんが書いている「無理があると正直書くのがむしろ親切です」の考え方に大賛成です。 それぞれの今の考えで、トピ主さんの旅行がより充実したものになるように考えて書けばよいわけで、 選択はトピ主さんがすればよいことです。 M3さんとは違う考えの方を1つ1つ否定して、さもご自分が一番全うだと書くことはないのでは? 旅の初心者が、みな同じ考えではありません。 私の知り合いには、1ヶ所に1~2週間滞在して、 毎日同じ店でお茶を飲んで現地の雰囲気を楽しみたい初心者もいますし。 お断りしておきますが、私はM3さんを否定するものではありません。 M3さんのアドヴァイスがぴったり合う方もいらっしゃると思っています。 このトピ以外のこれまでの発言でも、もし読んでいただき、 正しく解釈していただいていれば、分かるはずです。 ただ、今回のトピとは別に、トピ主さんの意向を無視して、 だれにでもYHを薦めたり、 ナポリ・ソレントエリアならヴェスーヴィオ登山を シチリアに行かれる方にはエトナ登山を薦めたり、 私から見たら、もともとちょっと忙しいかなと思える旅行に さらにあちこち追加されることをお薦めたりするのはどうかと思っています。 まあ、それもトピ主さんが考えて決めることではありますが。 さらに、これだけまめにあちこちにコメントをつけていらっしゃるのに、 私の http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/677804/-/parent_contribution_id/408581/ こちらに対してコメントをいただけないのはどうしてなのでしょうか。 これは直接M3さんに直接書いているコメントなのですけれど。 あ、これに対しても、上記のコメント同様にレスは不要です。
イタリアの緩さ、人間らしさ GORGEさん、コメントありがとうございます。 私は、この掲示板から去っていった方々をそれほど多くは知りませんが、 何人かのかたと別サイトでも繋がっていて、 その方たちが歩き方サイトを去るにあたっては、連絡をくださいました。 寂しいことですね。 さて、私はM3さんレベルの移動も含めた駆け足旅行をかつて行っていたことがあります。 当時は、今より休暇が取り易く、3週間ぐらいまとめて出かけていました。 ヨーロッパや東南アジア、オセアニア、 まだインターネットで調べられる時代ではなく、 宿もほとんど予約せずに、スケジュールも大まかには決めても、 行った先での変更は自由自在、1箇所1~2泊で。 その頃は、同じ土地を2度訪れることはあるまいと思っていましたが、 意外にそうでもないことが分かり、 だんだんじっくり、楽しみたい気持ちが出てきました。 だから、駆け足旅行をしたい人の気持ちも分からないではないのです。 でも、結果的にそうしなかったときの方が、心に残っていることがたくさんあるのです。 駆け足旅行の場合は、こなしきったという達成感?のようなものはあっても、 残るのは確かに行ったと言う証拠写真だけのことが多く。 イタリアに嵌るきっかけは、イタリア人でした。 イタリア人を見ていて、なんて面白いんだろう、なんて人間的なんだろうと思ったのです。 よくも悪くもなんですけれど。 効率よりも人間らしさ、先のことよりも今のことと言う感じで、 今の自分達の目の前のことを楽しんでいるように見えて、 でも実はちゃんと自分達の地域の歴史をきちんと知り、それを守っていくことを大切にしているし、 自分だけでなく、自分の目の前にいる人々そこから繋がる人々を大切にしている。 イタリアを歩いていると、ほっとします。 気持ちよく微笑を交わし、挨拶を交わし、言葉を交わし。心も通うこともある。 そして地域に伝わる食文化を大切にし、食べることをとても大切にする。 美味しいものを食べることが人を幸せにすることだと分かっている。 そんなことを感じるからです。 私にとって、イタリアは見どころ満載で、 特にこの頃いろんな方面に興味が湧いてきたので、見に行きたいところが山ほどあるのですが、 実はそれらはついでであって、イタリアに行く本当の理由は、 イタリアのゆるい心地よさ、人間回復、というようなところにあるように思います。 今を楽しく生きること、今一緒にいる人を大切にすること、 自分の仕事に誇りをもつこと、自分の生活を大切にすること、 それを日々積み重ねていくことが、生きると言うことなのだと分かっている人々 それがイタリア人だと感じています。 そしてそんなイタリアのよさを短い旅行でも感じることはできないわけではないのに、 GORGEさん言うところの、「ガイドブックの確認作業」的旅行をするだけではもったいないと思うのです。 この冬の旅行で、私より後から来て、私より先に帰った、現地正味4日間の旅行をした友人がいます。 初イタリアで、どこを見てもきっと楽しいと思うから、スケジュールはお任せ!と彼女がいうので こちらのスケジュールに乗ってもらいつつ、1日ボローニャからフィレンツェへの日帰りを入れました。 リミニからサン・マリーノを見に行き、魚介料理を楽しみ、 ラヴェンナを1日見て、地元のエノテカで伝統料理とワインを楽しみ、 ボローニャで街歩きを楽しみ、エミリア・ロマーニャの食を楽しみ、 店の人たちとのやりとりを楽しみました。 フィレンツェ日帰りでは、たくさん歩いたし、美術館を2つ見たし、 食堂で肉やリボッリータを食べたし、 日帰りなのに欲張り観光をしたので、彼女は一番疲れたと言っていました。 きっとフィレンツェを入れなくても、彼女は十分楽しんだだろうなあと思いました。 来年度から忙しくなる彼女ですが、 機会があったら、また4日でも5日でもイタリアに行きたい!と言っています。 イタリアの美味しさ、人の楽しさを知ってもらえたようでとても嬉しく思いました。 この掲示板では、GORGEさんが本当に親切に調べて助言していらっしゃるので、 私の出番はそれほどないと思っていますが、 私は、夏とか年末年始のイタリアの楽しみ方についてはある程度経験があるし、 食いしん坊(しかも高級店にはそれほど行けない)でもありますので、 そんなことで何かコメントできることがあればこれからも書いて行こうと思っています。 どうぞこれからもよろしくお願いします。