大学や先生の過去

 いまどきマル経を正面切ってやるやつは、逆にむしろクリティカルなアスペクトだろうから、かえっておもしろそうだけど。

 問題は、大学や先生の過去。ふつうの学生にはまったく関係の無いことだが、たとえば、国立のH大、M大、私学のM大、WK大、KG大法学部、最近、まぬけな川柳裁判で話題になったOKKS大、など、いまだにいろいろ面倒なスタッフや変な古参学生が集まっちゃっていて、正直、ああいうところとは関わりあいたくないし、関わりあっているだけで、人脈を疑われても仕方ない。また、大学院生となると、微妙な立場で、スタッフ寄りと見られる。たとえば、あえて昔の話で例を挙げると、広松渉先生は、話もおもしろかったし、ゼミ生以外の聴講や見学でも歓迎してくれたし、とても学生の面倒見もよかったのだが、あるバカな知人が図に乗って、広松先生は、世間でも、ものすごく有名らしい、って、個人的に頼み込んで推薦状を書いてもらって、一般企業の就職活動をやって、バブルの最中なのに全滅撃沈。そりゃ、たしかに有名だが、有名にもいろいろ種類があるだろ、と、まわりは思った。同様の例は、いまでもある。

 たかが海外旅行、ヤワい心ではない、と言うけれど、べつに肩肘張ることもないんじゃないの? 旅先だと、人のちょっとした親切がとてもうれしかったり、逆に、うまく思いが伝えられなくて、もどかしくて、後々まで後悔したり。日常の無関心、無感動で凝り固まってしまっている心を、わざわざそういうヤワで繊細なものに直すために、旅に出るんじゃないのかな。それでへたれば病院でもなんでも、いいじゃん。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    13/05/26 05:34

    純丘先生は面白い

    純丘先生の仰るように今時マル経を学びたい、という学生がいたら
    尖っていて面白いですが、最近は開発経済のような流行りモノを学び
    たがる、ナンパ?な学生が多いですね。少なくても私の学部の母校の
    シラバスを見ても、マル経を教えられる先生は一人もいない。昔は
    いたのに。

    私は特別な才能はないので、地道に愚直にやるしかないですが、
    信じたものを追い求めるつもりです。

    才能がある人は羨ましい。年齢の行った私がアカデミックなフィールドでの
    活躍の場を見つけるには海外の超有名大学でPh.D取って、それなりの論文を
    書いて、指導教授に恵まれないと難しい。

    ましてや、純丘先生のようなマルチに活躍するのはキャラクター的に難しい。
    でも、頑張って、少なくとも40代後半までにそれなりの方向性と基盤を固め
    ないととんでもないことになりそうです。コメント有難うございました。

    • いいね! 0
    • コメント 0件