質と価格とは相関する

のは世の常ですが、特にイタリアは食品、調理品
（レストラン等での食べ物）、さらに靴も服も
鞄などもみなそうです。安いものを買うのではなく、
少し高いかな、でも質がよさそうで、価格に見合う
ものを買うのが適している国です。ですから、
レストランも決して安くなく、安さに慣れ親しんでしまった
日本人にはむしろ高いものばかりです。でも、
手間暇掛けて作ったものなので、やはり価格に合うだけの
ものが食べられます。と言うか、それだけ払うのだから、
変な店では食べたくないという拘りが生じるのです。

一食2時間以上が基本なのは確かなのですが、店の下調べや
メニュー（料理）の吟味などをすれば、半日は潰れるのです。

空港は街の価格を知らなければ、楽しく買い物はできます。
しかし、市場価格を知ってしまうと・・・。馬鹿らしくなるのでは？
同じ値段なら、ミラノの高級食材の店のほうが絶対良いはず。
しかもペックなら免税対象だし。

冷蔵庫には10キロのチーズは入らないだろうし、10キロ以上の重石
（恐らくそれ以上になるでしょう）を抱えての移動はきついので、
ミラノを買い出しに充てる。食材の宝庫（全国のものが集まる）
なので、私は、ほとんどこれを目的にミラノに立ち寄るのです。
できれば最後に。

土産のパルミジャーノなら（日持ちとか有名度を考えるとこれが
最適）、スーペルメルカートの小さなものを。また、調理用、
私はリゾット用に必要、には粉のパルミジャーノを、やはり
スーペルメルカートで。自分用ならペックで巨大なものを。
味のわかる人にもペックか専門店でなら外れはないでしょう。
ついでに言えば、パルミジャーノもスーペルメルカートでは
精々2年もの、しかし、本場なら5年ものもあり、ペックでも
4年ものならあります。やはり、専門店でしょう。

妥協点として、珍しいもの、食べてみたいものがあれば、市内で購入。
土産とかはスーペルメルカートで購入。最後に空港で買い足しは如何でしょうか？
市内で全く買わずに、空港で買えば良いやと思って、空港で買えば、恐らく
一生後悔するはずです。