う～ん、イタリアの夕食時間は知っていないと・・・

悲惨な目に遭います。
日本で毎日18-19時とかの、”健全”な時間帯に
とっているひとには、イタリア、スペイン、ポルトガル等の
夕食はキツいですよ。どんなに早くても19時半で、そのような
店に行くと、”しまった、この店人気ないんだ、不味いのだろうな・・”
と誤解してしまいます。その、時間帯には店員もお喋りして、やる気は
全く見られない。しかし、そのような日本人が食事を終える21時くらいに
なると、人が次々やってきます。

一般的な開店は20時が多いでしょう。19時半は最も早い店だと思ってください。
しかも、イタリア料理は、、、、ここの国と味では優劣付けがたいトルコ料理、
タイ料理などと違い、出てくるのが遅い（大抵は一気に全部出ます）。
現地では食事に最低2時間と言いますが、普段、そのような習慣のない
日本人でも、2-3時間はあっと言う間に過ぎます。ですから、
運良く、19時半開店の店（これも日本くらいでしょう、19時半には必ず
開くのは）が見つかり、食事をしても、終わるのは21時がぎりぎりで、
駅まで行って列車に乗るまでには30分は必要でしょうから、やはり難しい
ということになるのです。

食事の後も、Barで一杯（Caffèですが）という訳にいかず、
日帰りって、意外に辛いのです。泊まっていれば、ワインを飲んでも、
帰宅道だけクリアーすれば、後は眠るだけですが、イタリア車内で
居眠りは御法度。メトロでも同じで、日本にくる欧米観光客が
面白がるのが、酔っ払いが電車で居眠りしている姿。”治安が
良い”とみるか、”変な国民”とみるか。

まあ、イタリア旅行の目的は、食事とワインですので、それが
満足できる結果に終わるか否かは、人生の重大事なのです。
あくまで、私にとってのことですが。これが、私が日帰りを勧めない
最大の理由です。この点、近郊は問題ないのです。Milanoは高いので、
昼食にBergamo（本当にそれだけのために）に行く、Trevisoなんか、
Veneziaのような喧噪もないし、良い街ですよ。

ああ、言っておかねばならないこと。Veneziaは物価が超高いのみ
ならず、食事ですら売り手市場。リゾットは当然ですが、パスタですら
一人前は出さない店が少なくない。リゾットになると二名でも出さない
ところがあるのです。

ですから、極力荷物を減らして、往復しないほうが、結局時間の節約にも
なるし、夜を楽しめます。Veneziaの夜はお勧めで、街が落ち着きを取り戻し、
”この街もまんざら悪くないな”と思わせます。

慣れてくれば、先に書いたように、飛行機を使って、日帰りでマンゴかき氷を食べに
行くこともあるのですが、他は一切すて、しかも、空港は勿論、そこからの
ルートも含め、全て迷うことなく、一直線で行けることが前提なのです。

また、年によって年末年始が、日本人（宗教の関係もある）には辛い
ことがあります。今年は、当たり（要するに外れ）年でしょう。
まだ、時間があるので、日帰りに囚われず、一から見直すことをお勧めします。