17/06/16 01:21

Re. 日頃の行い・・

cokemomo さん
コメントありがとうございます。余り日頃の日頃のと言われてしまいますと、いやはやお恥ずかしい限りです。

下船してタクシーで駅前のホテルに荷物預けそのままベスビオ鉄道で向かいました。壮大な廃墟といった感じですかポンペイは。2000年前の全盛の往時はどんなだったでしょうか。その姿を思い浮かべるのは相当な想像力が必要です。

考古学博物館が地味と言ったのは、cokemomoさんのお好きなすばらしいモザイクは別にして、展示スペースの多くをローマ(一部ギリシャ)の彫刻が占めておりましたので、この種の彫刻は一般の多くの人(私を含めて)にはいささか退屈なのではなかろうかと思ったためです。和辻哲郎氏が絶賛しているビーナス像は氏の絶賛評価にも関わらず100年たっても博物館としての評価は余り高くないのか、やはり廊下の隅に地味に展示されておりました。しかし私は氏の評価をさすがだなと僭越ながら評価したいと思いました。

ナポリ駅の南辺りはアフリカやアラブ系の人たちが商品を並べたり確かに雑然、或いは騒然としていますね。私は基本的にそんなのは好きで、イスラム系の食品屋で水やオレンジなど買いましたが良心的対応でした。それからスパッカナポリの路地うろついて、ミゼルコルディアやサンセヴェーロに入りましたが中々結構インパクトなコレクションですね。

ピスタチオクレマがシチリアの名物だというのはcokemomoさんのレポートで知ったものです。家人にも大変好評で、お陰様を感謝しております。

今回シチリアはパレルモ、モンレアーレ、アグリジェントだけでした。元々2年前に計画したときは島をぐるっと回る予定でしたので次に行くとしたらそれら以外シラクサやラグーザ、エンナ或いは小さな村々に行きたいと思っていますがそうなると車ということになるのでしょうか。 次回を期待したいものです。

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1件のコメント

  • 和辻哲郎

    N.N.さん、こんばんは。
    だらだらと続けてもご迷惑かと思いつつ、、、です。

    >和辻哲郎氏が絶賛しているビーナス像
    これは氏の「イタリア古寺巡礼」に出ていたシヌエッサのヴィーナスのことですよね。
    前に読んでいたこの本のことをN.N.さんの一文で思い出し、本棚から引っ張り出してきました。
    そうしたら、その頁にしっかり折り目をつけていたのに、すっかり忘れていました。く〜〜っ、我ながら何たる鳥頭!

    氏は「美術館が今修繕中だという関係もあるかもしれないが」と書いておられますが、89年たった今でも隅に地味に置かれているのですね。
    89年前の訪伊だけあってムッソリーニのパレードに出くわした話などもありましたよね。
    古い紀行文でもちっとも古臭くなく、品のある日本語で、イタリアを通して感じられる氏ご本人の魅力や審美眼など、興味深く読みましたのに。どうして忘れていたのやら。
    次にイタリアに行く時に向けてゆっくり読み直そうと思います。

    思い出させてくださってありがとうございます。

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    17/06/16 23:10

    Assisi

    私の今回の旅行も和辻氏の本に大いに影響受けたものですがそうは言っても氏は知の巨人ですからその膨大な知識、感性、そして審美眼に至っては只々恐れ入るばかりです。

    ところでローマから約2時間、 同じく和辻氏が訪れたというアッシジにはいらっしたことありますか?旅行の最後に泊まりました。何人ものイタリアの先達が推薦なさっているように、ここは著名な観光地なんですがそれにも拘わらず品の良い落ち着いた町ですっかり好きになりました。現役の宗教都市でもありますからね。それでなんだかスペインのサンチャゴデコンポステーラと似ているかもと思って帰って調べてみると姉妹都市を結んでいるのでした。

    遅い夕刻、灯が点きはじめ暗くなった下の平野をバックに軽くライトアップされたフランチェスコ聖堂は、少し上から眺めると、何だか中空に浮かんでるように見えてちょっと幻想的です。それがとりわけ印象深い。(有名なフレスコ画はジョオットではないのではというのがこの頃の判断のようですね)

    アッシジもお勧めです。ではまた。N.N.

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