【6日目】 ローマぶらぶら観光・臨機応変が大事

今日はまた、歩く距離やルートの進み方がはっきりと決まっていないので、
いつ昼食にありつけるか検討がつかないので、朝食の際、お弁当を作らせてもらう^^
温かい飲み物は作ってくれる。カプチーノをふたつ。パンとペストリー、ハム・チーズ、シリアル、
ヨーグルト、妹が言うには三角チーズは美味しいらしい。でもジュースメーカーのジュースはマズ・・・

昨日買った1日券に刻印。テルミニからコロッセオ駅まで。
地下鉄を降り、道路を渡ってすぐ、剣闘士の格好の男ふたり「シャシ~ン、トリマスカ~」
無言で通り過ぎる。最近では1ユーロに統一しつつあるということだが、実際どうなのか。

コロッセオ・・・中に入るのは実はワタシも初めて。入場料ひとり8ユーロ。カードは使えない。
思えば、美術館や教会の入場料ってカード使えないなぁ、これって、けっこう痛いんだけど。
終盤になって、現金の手持ちがなくなってきているので、できればカード利用で乗り切りたい。

9時半で入り口に行列は出来ていないものの、チケットを買うときは3組くらい並んでいた。
それでも待ち時間はなしといっていいだろう。順調順調。
以前は、建物の1階中央部分に橋が掛けられていて、地下の様子がよく見学できたような旨が
少し前に出版されたガイドブックに乗っていたが、現在は周りから見るだけとなっているようだ。
行きの飛行機で、映画「グラディエーター」を見たので、ますます興味深く見学した。
むき出しになっているレンガなどは、本当に1500年近く前に建設された跡なんだろうかとか、
本当にここで殺し合いが行われていたんだろうかとか、妹と話しながらぐるりと歩いていると、
1匹の毛づやのよいネコ発見!!以前はコロッセオ周辺にはネコがたくさんいたのに、今回は
まったく遭遇しない、ローマどころか、イタリアに来てからはじめて会ったネコだった。
今回ワタシは、イタリアネコ達のために、日本から「ペット用にぼし」なるものを持ってきており
早速、あげてみた。ネコはビニールをがさがささせると、足取り軽く近寄ってきた。
しかし・・・あまり食べない。にぼしはお好みでないらしい。ちょっと舐めて噛んだりするが
パクパクとは食べてくれないのだ・・・う~~~ん。でも頭をこすりつけてきたりしてカワイイ♪

ネコにかまっていると、高校生くらいか、白人のお兄ちゃんが近寄ってきて、いきなり日本語で
「キノウ キミノ ママニ アッタヨ(昨日キミのママに会ったよ)」と言ってきた。ビックリしたけど、
笑いながら「うそでしょ??」と言ったら、向こうも笑ったので、「意味知ってるの?」と聞いたら、
ちゃんと「I saw your mama yesterday.」だって。どこで覚えたのやら・・・

コロッセオを出て、パラティーノの丘のほうからフォロ・ロマーノに抜けようと思ったら
チケットが必要なよう。後日知ったのだが、コロッセオと共通チケットだったようで失敗したのだが、
同じ事をしている日本人夫婦がいて(彼らも関西系)、「ダメなんですね~」なんて話してたら
ワタシ達のガイドブックを見て、「それ見せてもらえませんか?」ということで見せると、
どうも、ツアーのフリータイムにナポリに行きたいのだけど、オプショナルだと高いので自力で
行きたい、しかし、自分達が持ってきたガイドブックにナポリが載っていないということらしい。
ツアーの添乗員に聞いたら、自力で行くのは難しい、しかも、今日は国鉄がストだといわれた、
とのこと、「あれ??今日ストがあるなんて事前に調べたとき分からなかったなぁ」と思いながら
ナポリまでは電車で簡単に行けることなどを話し、向こうも旅慣れたカンジだったので心配ない
だろうと考える。もう使わないのであればガイドブックを譲ってもらいたいということだったが
まだワタシ達もそれぞれ2冊とも使うので、それはお断りした。
コンスタンティヌス帝の凱旋門まで4人で戻り、フォロ・ロマーノへ入ったところで
お互い旅の無事を祈りつつ、その夫婦とは別れた。


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  • 【6日目-2】 バスを乗り過ごしても無問題??!!

    フォロ・ロマーノを抜けて、カンピドーリオ広場、ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ記念堂を見て、
    そこからバスでアヴェンティーノの丘へ行くため、バスを探す。
    歩き方には逆方向だが94番と書いてあったので、94番のルートを確認しようと思ったのだけど、
    ヴェネツィア広場のバス発着が多くて、どこから出ているのか分からない。
    ウロウロしていると、またおじいさんが近寄ってきて、どこに行きたいんだ??と聞いてくる。
    「アヴェンティーノ」と言うと、175番のバスだ、といって、案内してくれる。どうもヴィットリオ・
    エマヌエーレⅡ記念堂の向こう側がバス停のよう。向かうまでに、これはヴェネツィア広場、
    これはヴィットリオ・エマヌエーレⅡ記念堂だ、とかいろいろ説明までしてくれている。
    昨夜パンテオンでのおじいさんの記憶が新しいので、これはたぶんリタイアして時間のある
    老人が親切でこういうことをしているのかもしれないね、と妹と話し、親切に甘んずる。
    バス停を説明してくれて、お礼を言うと、バッグはスリに気をつけなさい、とかなんちゃら言って
    最後は握手でチャオチャオ♪大都市でも良い人はいるものだ!!!

    ところが・・・
    175番のバスが来て、運ちゃんにも「アヴェンティーノで降りたい」と言って、乗り込む。
    バスはコロッセオを回り、チルコ・マッシモ駅を通り、アヴェンティーノの丘の入り口辺りを通り
    どのへんなのかなぁとのん気に座っているワタシ達をよそ目に、どんどん街なかに進んでいく。
    信号待ちの時に、運ちゃんが何か叫んでいる。乗客の女の子が何か話しかけてくれているが
    分からない。どうも通り過ぎたようだ。
    運ちゃんの所にいくと、なんやかんやと言っているが、全く分からないので地図を見せても
    彼はよくわからないようだ。最後にはまぁ座っていろ、という雰囲気になって、こちらも
    仕様が無いのであきらめて座った。最悪どこか終点に着いたら、折り返しとかになるのかな??
    と思っていると、地下鉄のマークが見えて、そこに停まるようなので、降りることに。
    次回からは絶対に「ここで降りたいので、着いたら教えてください」というイタリア語を覚える!!

    着いた地下鉄の駅はピラミデ。そうは遠くに行ってはいなかったんだな^^;
    バスは分かりづらいなぁ。朝テルミニから来るときに、バスターミナルの案内所で
    路線図がもらえると歩き方に書いてあったけど、行ってみたら、無いと言われるし、
    キオスクでマップを見たら、すごくわかりにくくて、買うのを断念。
    まぁお天気だし、チルコ・マッシモ駅まで地下鉄ひとつ乗って、そこから歩いていくことに。
    坂道もあり、20分ほど歩いて、やっとアヴェンティーノの丘、サヴェッロ公園に着き、
    あまりに気持ちの良い景色に、そこでお弁当を食べることにした(といってもサンドイッチだが)。
    平日の昼間からじゃれあう2組のカップルを横目にベンチに座り、ガサガサとやっていると
    どこからともなくネコたちが!!もう明日には日本へ帰るので、にぼしをあげる最後のチャンスと
    にぼしを大盤振る舞いするが、やはり好みでないらしい。
    サンドイッチのパンをちぎって与えると、それは喜んで食べる。
    なるほど・・・・・・日本のネコには日本式ににぼしなど、イタリアのネコにはイタリア式にパンやパスタ
    というふうに、きちんと味覚ができあがっているのだな、と姉妹でやっと理解する。
    ここにはたくさんネコがいて、しかも似たような模様で、家族のようだ。6匹はいたかな??
    景色も素晴らしかったが、ネコに囲まれて幸せなひとときだった。

    そこからすこしまた奥に進むと、マルタ騎士団広場に行き当たる。そこの十字軍騎士団団長の
    別荘の鍵穴はいちど見てみたいスポットではあった。わくわくして覗いてみると、
    確かにサン・ピエトロ寺院の姿がくっきりと見える。すご~~~い!!!
    妹いわく「アルハンブラ宮殿の庭園みたいなカンジ」。ワタシはスペイン未踏なので感嘆のみ。

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    【6日目-3】 バチカン博物館、冬季はなぜ閉まるの早い??

    広場をあとにし、坂道を下ると、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会。真実の口だ。
    お決まりではあるが、口に手を入れて写真を撮る。「写真を撮ったら寄付を」との箱があったので
    少ないがコインを入れてきた。教会自体はかなり小さいが、真実の口は存続して欲しい。

    サヴェッロ公園で、ガイドブックを細かく見たら、バチカン博物館は冬季は入館がお昼まで、と。
    ありゃりゃ、これまた予習が足りなかった^^;午後から行こうと思ってたのに。
    これは明日の午前中に行かなければ。ただ、午後には帰国の飛行機に乗らなければならないので
    ちょっとせわしい日程になるけど、最終日だから全身の体力を振り絞って頑張らなくては。

    またしばらく歩き、チルコ・マッシモ駅まで戻る。
    駅構内の有料トイレに入り、イタリアでは見たことのないくらいハイテクな有料トイレにビビる。
    入ってドアを閉めると、イタリア語と英語の音声案内が流れ、トイレットペーパーはボタンを押すと
    決まった長さで出てくる、15分経つとどうのこうの・・・閉じ込められてしまうのか???

    テルミニ駅まで戻り、今度は40番急行バスでバチカンまで行くことに。
    またまたグラツィアさんオススメの店であるが、ポルケッタ屋さん、以前にワタシも食べて、
    あのチャーシュー風味の味が忘れられなくて、食べたくなったので、おやつにパニーノを買いに。
    ふたつ買って4ユーロ。相変わらずお店は満席。豚の剥製は出ていなかった。
    かじりながら、ちょうど来たバスを追いかける形で乗り込む。
    ヨーロッパのバスは、大体が飲食禁止らしいよ、と妹が教えてくれたので、しばしパニーノをしまう。
    右手ばかり見ていたら、いつのまにか終点を越えて、始発のピア広場まで乗っていってしまう。
    降りたついでに、サンタンジェロ城も眺め、またポルケッタのパニーノをかじりながら、
    サン・ピエトロ広場にむかって歩く。広場に着いて見ると、まだプレゼーピオが飾られたままに
    なっていて、いちどどんなものか見てみたかったワタシには感激だった。

    荷物検査を受けて、サン・ピエトロ寺院に入る。まず最初に屋上にいくべく、エレベーターに乗る。
    ひとり6ユーロだったかな??エレベーターに乗ったのはワタシ達ふたりだけで、エレベーターに
    乗っていたスタッフ(若い男)が、英語や日本語で「若いね」「かわいいね」とかずーっと言っていて
    ワタシ達は目を伏せて苦笑いすることしかできなかった。
    降りてからも少々階段を登る。ワタシはさすがに旅の疲れが出てきていているものの、妹は
    スタスタと登っていく。あ~5歳も若いとこれほど違うものかしら^^;先に行っててもらい、
    ゆっくりと後から登っていく。登りきれば、素敵な景色が待っているのだから登らずにはいられない。
    個人的にはココからの景色が、フィレンツェのミケランジェロ広場と並ぶ絶景だと思っている。
    ただ、ここからだとコロッセオなどが見えないので、やはり次に来た時は、
    カンピドーリオ広場周辺にでも素敵な景色の見えるポイントを探したいな~。

    疲れを取るために、妹がトイレに行っている間にパルマの「イル・トロヴァトーレ」でもらってきた
    小さな板チョコをほおばる。昔、駄菓子屋で食べたチョコレートのような味。

    下まで降りて、寺院の中に入り、色々みてまわり、外に出るとだんだん暗くなりかけている。
    明日、お土産を買っている時間がなくなってしまったので、今日中に見ておきたい。
    それと、ガイドブックの開館時間などが当てにならないことが解ってきたので、博物館に直接
    行ってみて、確認することに。てくてく歩いていって確認した所、8:45開館。