NHKのクローズアップ現代 EAVOさま、今晩は。 ちょうど今晩のクローズアップ現代で特集をしているのを、たまたま見ました。 気温は10℃をはるかに下回る中、暴風雨の中を強行軍。あふれた川を泳ぐように渡渉。しかも、このルートにはエスケープルートもショートカットも無い。こんな行動を取れば低体温症になるのは当たり前です。 亡くなられた方に申し訳ありませんが、防寒着以前に、こんな無理だらけのガイドにノーと言えなかったことが、参加者最大の問題のように思えますが。 ツアーに参加中でも、自分の命はいつでも自分で守るしかないなと、考えさせられた事件でした。
百名山の功罪 事故がおきてしまったあとで今更いうのは気がとがめますが、あえて一言書かせてください。 この悲劇の背後には 今の中高年登山ブームとその中でいつのまにか書き手の思惑から外れて一人歩きしている「百名山」塗りつぶしゲームがあるような気がしてなりません。 すぐれた登山家でありエッセイストだった深田久弥氏が晩年、自分が好きだと思う登った山を百山独自の選考基準で選んでまとめた本であることはいまさらいうまでも有りませんし、この本が悪いわけでももちろんないのですが、すぐれた登山家!が選んだ山ですから当然難易度に天と地の開きがあっても不思議ではありません。 もし深田久弥氏がご存命ならば当の昔に百名山難易度ランク付けを発表していたことでしょう。 難易度が高いから ツアー登山が入り込む余地があり、その中でのたまたまあった瑕疵に自然の怖さが襲い掛かった不幸な事故だと思われます。 誰でも簡単にいけるわけではないから素晴しい・・のが山の一つの魅力ゆえに、そこにある落とし穴をどうしても見落とし勝ちになる私たちの甘さ。 何事につけ人の決めた基準ではなく己の基準をしっかり持っていたいものと改めて思った次第です。 亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
引き返す勇気 自己責任もあるといいましたが、ガイドに責任があるのはもちろんです。 私は若いときには山岳会に入って基礎から岩登りや冬季登山など積み重ねてきました。 天気図の見方も平行して習いました。中高年になって暇になったから平地を歩くような安易さで行く人も多いようです。 今回も日本海に発達中の低気圧があり東北北部から北海道に向かっていたので天気図を見れば勝手にガイドが天気が良くなるだろうとは判断しなかったと思いました。 私は今は平地専門で無理に登山はしません。しかしそのときの訓練が今の冬季の極地でも行ける元になっています。 私は北穂高の南稜を一人で登っていた時に小雨が振り出し間違えて滝谷側へ入り込んでしまい間違いに気がつき戻り上りなおした経験が1度あります。 雨が降り出すと知っている岩場でも足跡などは消えてしまいます。 今回も山で何とかなるという気持ちがガイドになかったといえばうそになるかもしれません。 暇のある中高年ですからそれほど急がなくても良かったと思うのですが若いガイドが急いだのかなと思います。 この掲示板でもかなり詰め込んだスケジュールを薦めている常連も見かけますが、自分の力がわかっていれば他人の立てたスケジュールなどは余りあてにできません。 私も年の割合にはかなり忙しい旅行をしていますが、他人に勧めるものではありません。
Re: テレビは見てないが3日の行程で3日の朝までは何でもなかった。死んじまったんだから軽装だったんだろうというマスコミネタを鵜呑みにするのはどうかな。避難小屋から出るのはイヤと言ったツアー客を無視して登山、経験は多くても天気の悪い日は留まっていた人も“プロのガイドが出発するというなら心配いらないだろう”と考えるのが「参加者最大の問題」なんですかね?矛盾していると気付きませんか、ノーと言って避難小屋に留まっても自力で下山できる手配はないんですよ。途中遭難状態になっても連絡もせずツアー客を蹴散らしてメールで会社に詫びを入れて下山する、ガイドをクビにならないだけを考えたかな。 君たちの感覚にはがっかりだね。