今日は北方領土の日、７０年代から８０年代にかけて１２年間北海道で勤務してました。同僚に国後島出身者もいて島の話をよくしていたのを思い出します、彼がつくづく語っていたのは外交のみでは返還されないと!相手がソヴィエトでは難しいとのこと。私の考えも同感です、ただ四島までで収まったのは不幸中の幸いと思っています。全道或いは釧路留萌ラインより北半分ソヴィエトによる分割統治に成っていたら、韓半島やドイツのように成っていたかも?ソヴィエトの野望から救った人物として、オトポール事件で名をはせた樋口李一郎を思い出します。ベルリンの壁崩壊の3年前西ベルリンを訪れました、西ドイツから高速バスで東ドイツ領内を通過西ベルリンへ入りました。壁は境界線より東側に数メートル下った場所に立ち塞がれ落書きだらけだったのを覚えています。この先何年もこの状態が続くのか当時は見当もつきませんでしたが、ソヴィエト崩壊により１９８９年壁は崩れ、数多くの国が独立を果しました。北方領土問題も当時またとないチャンスではなかったかと今でも思っています。
