極めて計画的な停電ではないですか 震災から一週間後に首都圏大規模停電危機が伝えられた際に、東電は一度だけ明言しています「大規模停電が起きても、東京23区は大丈夫です」と。 これまで、欧米とはケタ違いの停電の少なさがあって実態を知ることはありませんでしたが、東電の配電網は、ここまで地方と貧乏区を切り捨て、帝都を死守するものだったのだと、本当にすごいと驚かされます。 自分の発電所が長期停止することを停電の主要因としてはいないわけで、一義的には断線または一時的な需給バランスの崩れから大規模停電が生じても、帝都は大丈夫という配電設計なのでしょう。 小海線や吾妻線あるいは相模線についての意思決定は、東電なのかJR東日本なのか、両者なのか、地元行政あるいは政治家はどうしたんだと興味が湧きますね(笑) それにしても、足立区ですが、社会保険料や給食費の未納率が4割前後と、東京23区でダントツのワーストぶりですから、電気料金も推して測るべしなのかもしれません。東電的には「料金払ってから、言いやがれ、この貧乏人ども」ということかもしれませんね。 それにしても、ここまで特定の区を差別していたとは、今回の停電がなければ、ずっと分からなかったことなので、暗くなって明るみに出るものもあるのだというアイロニーが笑えます。 東京と隣接県には原発をつくらず、その原発が壊れた故の計画停電のツケは東京23区以外の首都圏が払い、壊れた原発のツケは東京に隣接しない関東3県に回ってくる。 こんなに差別的だったのですね。
確かに 23区は問題は、本音が出ていて、むしろすっきりしています。 停電するなら、必ずしろ。何故、直前に決まるのか。高齢者に限らず、ネットを 必要としない、やりたくてもできない人は当たり前に居ます。普通の生活を しているのです。これに対し、詳細な情報はネットでというスタンス。 誰もが考える一週間単位の計画停電はできなかったのか。どうみても、泥縄式の 計画でしょう。人間、とっさのさいには本音が出る。まともな政治家が居れば、 おかしいと行って怒鳴り込んで止めさせるのでしょうが、今の総理の次が居ない という理由だけで居残っているような国になってしまったので無理なのでしょう。 関東での巨大地震、もっと恐い浜岡原発など、関東が壊滅したときでも、恐らく 強度な耐震、免震構造の建物は残るでしょう。そのような所、また復旧のためにも 富士川以西からの電力供給は国家の存亡に関わることのはず。これを放置してきた 政治、行政には大いなる責任があると思います。 何時停電になるかわからないと、動きたくても動けない。これって社会を著しく 逼迫させるはずなのですが。 今回の不手際は枚挙に暇がないので、これを言い出すと切りがない。しかし、 本当にこのままで良いの?と言いたい。