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東京—新潟間の夜行バス(キラキラ号)の乗車レビュー

公開日 : 2025年04月25日
最終更新 :

新潟まで夜行バスに乗車したので、そのレビューをします。大型連休などでバス移動を検討されている方の参考になればと思います。

ご存じの方が多いと思いますが、東京―新潟間で最もメジャーな移動手段は新幹線です。新幹線は早くて快適です。一方、夜行バスは遅くて快適ではありません。私がなぜそんな不利益のある乗り物を利用したかというと、①交通費が安く済む、②寝ている間に移動出来たら時間的に節約になる、③宿泊代が浮く、の3点です。最後の結論にてこの目論見が実現したか検証します。

私が選択したバスは「キラキラ号」という4列シートの夜行バスで、片道4,000円ほどです。新幹線で行くと片道10,000円強ですから、夜行バスは安さにおいては強みがあります。ただし、この点はコストパフォーマンスという点で本当に価値があるのかという点では後述します。
※同じ「キラキラ号」という名前でも、路線によって設備は大きく違う点をご了解ください。

東京―新潟間のキラキラ号は4列シートですから、一人旅の場合は隣に知らない人(同性のことが多い)が座ります。乗車が早い場所(下りだと海老名→横浜→新宿)または降車が遅い場所から窓側に割り振られます。トイレはありません。代わりにサービスエリアで4回休憩があります。窓側席はコンセントがあり、走行中は携帯電話等の充電が可能です。WIFIはありません。

座席の広さは、私には許容範囲でした。飛行機のエコノミーと同程度です。大柄の方には厳しいかもしれません。

寝心地は、かなり悪かったです。私はかつて3列シートの夜行バスを利用したことがありますが、それと比べると糞みたいな乗り心地でした。夜行バス特有の振動は仕方ないと思いますが、座面が固く尻が痛くて何度も悲鳴を上げそうになりました。リクライニングできる角度はかなり浅かったです。

サービスエリアにて4回休憩がありました。あやふやですが、アナウンスはなかったと思います。少し電気が明るくなって、人が何人か降りていきました。結構長い間、バスは止まっていたと感じました。休憩しているかどうかは、アイマスクをしていたり、熟睡したりしている人なら気づかないと思います。また、窓側の座席に座っている人は通路側の人が眠っていると、休憩中もトイレに行きづらいです。現に私は諦めました。

眠れるかという問題ですが、アイマスクとノイズキャンセリング機能搭載のイヤフォンをして、1~2時間の眠りを数回繰り返すことは可能でした。ただ、尻が痛くて目が覚めてしまいます。体の向きを少し変えることによって、何とか耐えることができました。

バスの気温についてです。往路(東京→新潟)はやや肌寒い程度でしたが、復路(新潟→東京)はかなり寒かったです。寒さでも目が覚めました。念のためブランケットを携帯すればよかったです。

結果として睡眠が十分とれず、移動翌日は精彩を欠いた活動しかできませんでした。時は金なりと言いますから、移動翌日に疲れてしまうようならコストパフォーマンスが本当に良いかという点には価値観によるでしょう。

平日だったからか、バスは定時に出発して定時より10分早い時間に到着しました。移動時間については満足しています。

キラキラ号は入浴セットのオプションもあります。私はそれを利用せず、新潟では駅近の銭湯で汗を流しました。

大きな荷物はトランクに預けることができます。ただし、自転車やスキーなどは持ち込み禁止でした。小さな荷物は、座席に持っていけます。座席の足元と頭上の網棚に収納できます。手荷物を広げるスペースがないことを考えると、携行品は厳選すべきでしょう。私はモバイルバッテリーと水と洗面用品だけ携行しました。尻の痛さや寒さを考えると、座布団とブランケットを用意すればよかったかなと反省しております。水は持っていましたが、トイレ休憩が限られているため飲むことに躊躇いを感じました。

夜行バス内にいる方は、女性は化粧を落としマスクをしていました。男女問わず、ラフな格好をしていました。

それでは、夜行バスを利用したメリットが享受できたか、結論を書きます。
①「交通費が安く済む」は、翌日のパフォーマンスが落ちたのでイマイチでした。
②「寝ている間に移動出来たら時間的に節約になる」は、正解です。
③「宿泊代が浮く」も、正解です。

持ち物は①水、②モバイルバッテリー、③ノイズキャンセリング機能搭載イヤフォン、④アイマスクを持ち込みました。あれば良かったのにと思うものは⑤座布団、⑥ブランケットです。

これを読んだ方が素敵な旅ができますように。

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